その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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ベンチマークテストのスコアから製品の価値を判断するにはベンチマークテストに使うテストプログラムについての知識も必要になってくる。ここでは代表的なテストプログラムを解説する。 | ||||||||||||||
ベンチマークテストのスコアを判断するには「数字が大きいほうがよいか小さいほうがよいか」が分かればよい。だが、そのテストプログラムが何の性能や機能を見ているかが分かれば、自分にとっての重要度がより判断しやすい。ここでは本特集で利用しているものも含めて、代表的なテストプログラムの概要と目的を解説する。 それぞれの具体的な解説の前にベンチマークテストの役割について少し解説しよう。ベンチマークテストには、大きく分けて、二つの種類がある。CPUやメモリ、HDDなどそれぞれのパーツの演算性能や転送速度の計測を目的としたコンポーネント別のベンチマークテストと、アプリケーションを実行してその結果からスコアを算出し、快適度の指標とするアプリケーションレベルのテストだ。前者の代表がSandra、後者にはPCMark05やエンコード、ゲームのフレームレートを見るようなテストが当てはまる。 コンポーネント別のテストは基本的にハードウェアに合わせて設計されるため、それぞれのポテンシャルは分かっても、実際にわれわれが利用するアプリケーションの実行性能にそれがどの程度反映されるのかは分からない。一方、アプリケーションレベルのテストはその結果が直接優劣を判断する材料として分かりやすいが、一つの具体例でしかなく、公平性を欠く可能性も高い。コンポーネント別テストで製品の特徴的な機能などを確認した上で、複数のアプリケーションテストで具体的な効果を見て、コンポーネント別の結果と突き合わせて因果関係を探る……というのが検証の基本である。 |
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シェアウェア :149.99米ドル(機能を限定したフリー版もあり) 開発元:SiSoftware |
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URL:http://www.sisoftware.co.uk/ 対応OS:Windows Vista/XP/2000 |
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Sandraは、PCシステム詳細情報の表示および分析ツール。ベンチマークテストとしては、CPUやメモリ、HDDなど、それぞれのコンポーネントの性能を計測するテストが多数用意されている。もともとはハードウェア情報表示機能がメインだったが、テクノロジの進化に合わせて積極的に拡張を続けるうちに、ベンチマークテストとしての比重が高くなり、現在では定番ベンチマークテストとしての地位を確立している。最新バージョンでは多数のテストが追加されているが、CPUの整数演算/浮動小数点演算性能を測定する「Processor Arithmetic」、SIMD系拡張命令の演算性能を見る「Processor Multi-Media」、ブロックサイズ別のメモリ転送速度からキャッシュ性能を見る「Cache and Memory」、メモリの帯域幅を計測する「Memory Bandwidth」、HDDのファイルシステムベースの転送速度を計測する「File Systems」などが定番的存在だ。 | ||||||||||||||
マンデルブロー集合の演算からSIMD系拡張命令の性能を見ることができる「Processor Multi-Media」。SSEの新バージョンをサポートした場合などのチェックに利用する | ||||||||||||||
メモリ帯域幅を測定する「Memory Bandwidth」は、メモリの新規格が登場したり、システムバスが拡張されたりした際などに用いられる | ||||||||||||||
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シェアウェア :19.95米ドル(フリーのPCMark05 BASICもあり) 開発元:Futuremark |
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URL:http://www.futuremark.com/ 対応OS:Windows Vista/XP |
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アプリケーションベースの代表的なベンチマークテスト。実際のアプリケーションを使い、PCで日常的に使われる作業をシミュレートしてPCの性能を測定する。具体的には、OSの起動シミュレートにはじまって、ファイルの圧縮/展開、Webサイト表示(JPEG画像レンダリング含む)、テキスト編集、ウイルススキャン、ビデオ/オーディオのエンコードなどといった作業を実行し、その結果からスコアを算出する。 総合スコアの「PCMark」は、システム全体のパフォーマンスを測定するために、複数の小テスト(System Test Suite)の総合によって求められる。CPU、メモリ、ビデオカード、HDDなど各種コンポーネント単位のテストも別途用意されているが、それぞれについてより詳細な性能を測定するものとなっており、それらも実際の作業をシミュレートするような小テストで構成されている。 |
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総合テスト、およびCPU性能を見るCPU Test Suiteには、最大四つのテストを同時に実行するマルチタスクテストも含まれている | ||||||||||||||
システム情報を含めたスコアは独自形式またはExcel形式で出力可能。独自形式で保存した結果ファイルもExcelに展開することができる | ||||||||||||||
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シェアウェア :19.95米ドル(機能を限定したフリー版もあり) 開発元:Futuremark |
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URL:http://www.futuremark.com/ 対応OS:Windows Vista/XP |
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総合的な3D描画性能を計測するためのベンチマークテスト。劇的な速さで進化するGPUおよびDirectXの最新機能に常にいち早く対応し、クオリティの高いグラフィックスにより最新GPUの実力を体感できるプログラムとしてほかの追随を許さない存在となっている。この最新バージョンではDirectX 9.0cのShader Model 3.0(SM3.0)やデュアルコアCPUへの対応がテーマ。SM3.0/SM2.0を利用したゲームシーンを描画してそのフレームレートからスコアを出す「Game Test 1/2」と「HDR/SM 3.0 Test 1/2」、ゲームロジック、AIと物理演算をマルチスレッドで行なう「CPU Test 1/2」の合計六つのテストが含まれ、これらをすべて総合した値が総合スコア(3DMarks)として算出される。テクスチャの転送速度やシェーダーユニットの処理性能など、GPUの基本性能を測定する「Feature Test」も用意されている。 | ||||||||||||||
「HDR/SM3.0 Test 2 - Deep Freeze」では、南極の太陽光の下に広がる銀世界をハイダイナミックレンジレンダリングで美しく表現している | ||||||||||||||
「CPU Test - Red Valley」では峡谷の周囲を多数のゲームユニットが動き回る。ゲームロジック、AI、ユニットの進路計算を同時に実行している | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
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発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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