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本当に速いパーツ本当にお買い得なパーツはどれだ!?

その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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メモリ編

TEXT：橋本新義

ベンチマーク決戦　02

PCMark05 Build 120

　今回はエクスペリエンスインデックスに加え、システム全体のベンチマークとしては定番となるPCMark05とSandra XIのメモリ関連項目を測定している。

　PCMark05のメモリテストは、容量を4KB～16MBまでの4段階に変更してのデータリード／ライト／コピー操作などを実行し、速度を計測。特定のテスト結果を集計した総合値として集計され、独自の単位「PCMark」としてまとめられる（単一テストの結果を見ることも可能）。今回はこの値を使用した。ただし、無料で使えるBasic版ではメモリ関係のテストは実行できないため、Futuremarkからのライセンス購入が必要となる。

　実際の結果としては下のグラフのようになる。測定誤差と思われる細かな値の増減はあるものの、基本的にはクロックと結果が比例する、理論どおりの結果だ。

ベンチマーク決戦　03

Sandra Professional XI SP1a

　Sandra XIでは、「ベンチマーク」タブに収録された「メモリの帯域幅」というテストで計測を行なった。基本的なテストの考え方は「データ転送はCPUとメモリ間で行なわれる」という事実を踏まえたもので、CPUの整数演算時（Intと表示される）と浮動小数点演算時（Float）のデータを分けて集計するという特徴を持つ（単位は「MB/s」なので分かりやすい）。また、CPUにSSEなどの拡張命令が搭載されていると、標準ではそれらを使って測定を実行する。こうした計測方針から、CPUが変わると同じマザーボードとメモリでも値が変わる点に注意。

　実際の結果としては、基本的にはPCMarkと同様、クロックに比例したものとなった。少なくともベンチマークレベルでは、オーバークロックメモリの効果は高いと考えてよいようだ。

【ベンチマーク環境】

CPU：Core 2 Extreme X6800（2.93GHz）
マザーボード：ASUSTeK P5B Deluxe（Intel P965＋ICH8R）
ビデオカード：玄人志向 GF7300LE-LE128H（NVIDIA GeForce 7300 LE）
HDD：Maxtor DiamondMax 10 6L250S0（Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB）
OS：Windows Vista Ultimate

メモリカタログ

CFD販売

CFD ELIXIR W2U800CQ-1GLZJ

URL：http://www.cfd.co.jp/
問い合わせ先：052-619-1560

低価格ながら高信頼性のElixir製メモリ
低価格メモリ市場で大きなシェアを持つNANYAの子会社でメモリモジュールを製造しているElixirが特別に選別した製品。低価格ながらJEDEC準拠の6層基板の採用や、デュアルチャンネル用にセット動作を確認するなど、安定動作を狙ったもの。

メモリタイプ：PC2-6400 DDR2 SDRAM
メモリクロック：800MHz、CL＝5
電源電圧定格：1.8V
JEDEC準拠：○

製品名	容量	実売価格
W2U800CQ-1GLZJ	1GB×2	21,000円前後
D2U800CQ-1GLZJ	1GB	11,000円前後
D2U800CQ-S512LZJ	512MB	5,800円前後

Corsair Memory

TWIN2X2048-8500C5

URL：http://www.corsairmemory.com/
問い合わせ先：info@synnex.co.jp（シネックス）

Core 2 Duo環境で便利な1,066MHz動作メモリ
1,066MHz動作を実現するオーバークロックメモリだ。アクセスタイミングが5-5-5-15と高速。またCore 2 Duoなどシステムバス1,066MHzのCPUと組み合わせた場合、CPUをオーバークロックせずに性能を発揮できる。

メモリタイプ：PC2-9600 DDR2 SDRAM
メモリクロック：1,066MHz、CL＝5
電源電圧定格：2.3V
JEDEC準拠：×