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Vista対応パーツ100製品 ベンチマーク決戦
TEXT:鈴木雅暢
CPU編
デュアルコアからクアッドコアへ
imageデュアルコアCPUであり、非常に高速でありながら低消費電力なCPU「Core 2 Duo」の登場に沸いたCPU市場も、最近は安定期に入っている印象もある。AMDから新製品が登場してきているが、やはりCore 2 Duoの壁は厚いようだ。
Windows Vistaの登場でマルチコアのメリットが顕著に
 CPUは、プログラムを解釈し、計算を行なう役割を持つPCシステムにおける頭脳的存在だ。OSがWindows Vistaに変わっても、その重要性は変わらず、PCの処理能力を左右するパーツだ。

 近年のCPUは一つのCPUにコア(プログラムを実行する部分)を複数内蔵するマルチコアCPUが標準となっている。それぞれのコアは独立して同時に命令を処理できるため、同時処理を想定して作られた「マルチスレッド」対応アプリケーションで劇的な高速化が得られるほか、複数アプリケーションが同時に走る「マルチタスク」の環境でも負荷を分散できるため「遅くなりにくい」という強みがある。Windows Vistaの登場で、とくに後者のマルチタスク面のメリットがより活きてくるようになってきた。

 Windows Vistaでは、検索用のインデックスの作成、「Windows Defender」というスパイウェアを監視する機能など、バックグラウンドで動作するサービスが多く追加されている上、ガジェットと呼ばれるミニアプリケーションをいくつもサイドバーに常駐させられるようにもなっている。また、WDDMドライバ環境ではGDI(従来Windowsが利用していた汎用的な描画命令。従来はGPUが担当していた)の描画もCPUが担当するなど、XP時代に比べてCPUが同時にこなすべき処理が格段に増えている。

 実際の導入例ではさらにそれが顕著な傾向もある。とくにWindows Vistaの特徴として、ワイド画面との相性のよさがよく取り上げられるが、ワイド環境では、複数のウィンドウを開いてもメインアプリケーションの作業性を損なわないため、複数のアプリケーションを同時に起動する機会が自然と増える傾向にある。テレビやビデオの画面やWebブラウザを常に横に置いているという使い方をしているユーザーも少なくないだろう。
Core 2 Duoが完全に定番化し市場としては落ち着いた状態
 CPUの市場動向としては、最近は比較的落ち着いた状態にある。2006年半ばに登場したCore 2 Duoは、それまでにない高性能と低消費電力を両立したデュアルコアCPUとして絶大な支持を獲得し、実売価格も高値安定傾向で推移している。

 Core 2 Duoの後にはCore 2 QuadなどクアッドコアCPUが登場しているが、4コアを同時に利用できるマルチスレッドアプリケーションがほとんどない上、前述したようなマルチタスク環境でもデュアルコアに対するアドバンテージが明確ではなく、さらに消費電力もコアの分だけ増大してしまっている。非常に高価であることもあって、市場での存在感は薄いままだ。

 IntelのライバルであるAMDからもCore 2 Duo対抗として、Athlon 64 X2 6000+などを筆頭にさまざまな製品がリリースされており、性能面では健闘も見せてはいるが、こちらもやはり市場動向に大きな影響を与えるような存在感を示せていない。完全に定番化したCore 2 Duoのネームバリューの壁が厚い印象である。
imageMedia Centerの標準装備により、Vistaでは手軽にマルチメディアコンテンツにアクセス可能となった。10フィートUIのイメージが強いMedia Centerだが、ウィンドウ表示でも快適な鑑賞が可能だ
imageサイドバー、DPIスケーリングなどの機能を持つWindows Vistaと高解像度のワイド液晶ディスプレイとの相性は抜群。ワイド環境では同時起動するタスクは自然と増える傾向がある
imageマイクロソフトが無償配布している「Virtual PC 2007」はソフトの互換性問題の解決に非常に有用。CPUの持つ仮想化技術にも対応し、手軽に仮想マシン環境を構築できるメリットは大きい
ベンチマーク決戦 Sandra XI、PCMark05、CINEBENCH、エクスペリエンスインデックス
CPU性能の把握は選択の最重要ポイント
 外観や使い勝手などといった要素がないCPU選びの最大のポイントはやはり性能。とくにアーキテクチャやブランドの異なるCPUの力関係を把握しておくことがよいCPUを選ぶ近道と言える。ここでは現在入手できるCPUをできるだけ多く用意し、ベンチマークスコアを掲載している。CPUに依存する環境以外はすべて統一し、CPUのみの性能を比較できるようになっている。Socket AM2はCPUによってサポートするメモリの速度のグレードが異なるため、それぞれのサポートメモリの上限を利用している。

 Sandra XIはCPUの基本的な演算性能を計測する「Processor Architech」とSSEなどSIMD系拡張命令の性能を見る「Processor Multi-Media」の項目をまとめて掲載した。「Integer」、「Float」については、搭載された拡張命令の種類によって大きな差が現われる。CoreマイクロアーキテクチャのCPUのみが実装するSSSE3(Supplemental Streaming SIMD Extensions 3)の効果が顕著に出ている。また、FloatでもCore 2シリーズはAMD CPUやほかのIntel CPUと比べて成績がよく、SSE系命令の実行性能でアドバンテージがあるようだ。クアッドコアのスコアは爆発的だが、プログラムがそのように設計されているためであり、あくまでもベストケースの結果である。

 次にPCMark05は、総合スコア(PCMark)と、CPUスコアを掲載している。前者にはHDDやGPUが影響するようなテストも含まれており、後者では逆にCPUの性能にほぼ依存するテストが多く含まれる。またCPUへの負荷が高い内容にもなっており、2~4のタスクを同時に走らせるテストも含まれる。ここでは基本的にCPUスコアを基準に話を進める。

 全体的に、Core 2 Duo系、とくに2次キャッシュ4MB以上のモデルの強さが目立つ。3GHzクラスのCPU同士で比較すると、Core 2 Extreme X6800がAthlon 64 X2 6000+に約22%の差を付けている。同一価格帯のCore 2 Duo E6600とAthlon 64 X2 5600+で比べてもやはり前者が有利だ。ただ、Core 2 Duo E6400対Athlon 64 X2 5000+までグレードを下げて比較すると、Athlon 64 X2が逆転する。同一クロックのクアッドコアとデュアルコアの差は24~26%といったところ。

 マルチスレッドに最適化されているCINEBENCH 9.5では、さすがにクアッドコアが強い。Core 2 Extreme QX6700、Athlon 64 FX-74ともに、同クロックのデュアルコアCPUに比べて70%以上もよいスコアをマークしている。また、PCMark05に比べると、Athlon 64 X2系がCore 2 Duo系よりも若干優位な傾向も見て取れる。これはCore 2 Duoの武器である2次キャッシュの優位性による恩恵があまりない処理内容のためだと思われる。
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【ベンチマーク環境】

マザーボード:
[LGA775環境]GIGABYTE GA-965P-DQ6 Rev2.0(Intel P965+ICH8R)
[Socket AM2環境]GIGABYTE M59SLI-DSS5(NVIDIA nForce 590 SLI)
[Socket F環境]ASUSTeK L1N64-SLI WS(NVIDIA nForce 680a ALI)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:ASUSTeK EAX1650PRO SILENT GE/HTD/256M(ATI Radeon X1650 PRO)
HDD:Seagate Barracuda 7200.9 ST3160811AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、160GB)
OS:Windows Vista Ultimate
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