その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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ここでは、現在単体で流通している主な3.5インチHDDのベンチマークテスト結果を掲載している。テストプログラムは、エクスペリエンスインデックスに加えて、Sandra Professional XI、PCMark05の3種類を利用している。旧世代製品との比較用として約5年前に発売されたSeagateのBarracuda 7200.7のスコアも掲載している。 | ||||||||||||||
比較用の旧型製品として掲載したSeagateのBarracuda 7200.7。5年ほど前に発売されたモデルながら、エクスペリエンスインデックスでは5.2という高スコアをマークしている | ||||||||||||||
まずはVista標準のエクスペリエンスインデックスのスコアから見てみよう。トップは、唯一の10,000rpmモデルであるWestern DigitalのWD Raptor。エクスペリエンスインデックスの現時点での最高スコアをあっさりとマークした。もっとも、7,200rpmモデルのスコアも軒並み高い。メーカーを問わずプラッタ容量で160GBの最新世代の製品は5.6、5.7と非常に高いスコアで、プラッタ容量125GBクラスのDeskstar T7K250で5.4、80GBプラッタの旧製品Barracuda 7200.7でも5.2と、十分に高いスコアとなっている。 | ||||||||||||||
Sandra XI File Systemsからは、シーケンシャルリード/シーケンシャルライトの項目を抜粋して掲載した。これは連続したデータの読み出し/書き込みの速度をファイルシステムベースで計測するもので、大容量データのコピーやバックアップのスピードの目安になる。ライトとリードでは重要なのはリード。ライトの場合、データがキャッシュに書き込まれた時点で確定する(HDDはキャッシュに書き込まれた時点で終了ステータスを返す)ため、キャッシュアルゴリズムとの相性に左右され、ライトについて細かく分析する意味は薄い。結果については、ここでもWD Raptorがリードで85MB/sと頭一つ抜けたスコアをマークした。7,200rpmのモデルでは、160GBプラッタを採用するモデルは75MB/s前後で、125GBプラッタのDeskstar T7K250では64MB/s、80GBのBarracuda 7200.7は54MB/sと、プラッタ容量の差ではっきりと結果が分かれている。 | ||||||||||||||
PCMark05からは、XP Startup(リード90%、ライト10%)、Application Loading(リード83%、ライト17%)、General Usage(リード60%、ライト40%)の3項目を抜粋して掲載している。どれも実作業をシミュレートする内容だが、Windows XPの起動をシミュレートするXP Startupはシーケンシャルリード性能の比重が高い傾向がある。6種類のアプリケーションの起動シミュレートとなるApplicationも基本はシーケンシャルリードだが、ブロックサイズが小さいためにランダムアクセスタイムの比重も大きい。そして、Webブラウズなどの一般用途をシミュレートするGeneral Usageはリード/ライトが複雑に混在する処理内容となっており、ディスクアクセスのレスポンスの目安としてもっとも適していると考えている。ここでもやはりWD Raptorが優秀な成績を収めている。それに続くのは、日立グローバルストレージテクノロジーズのDeskstar T7K500で、とくにGeneral Usageでよい成績を出している。続いて、Deskstar T7K250、SpinPoint T166、WD Caviar SE16とプラッタ容量だけではなく、ランダムアクセス性能の差も反映されている。 | ||||||||||||||
3種類のベンチマークテストの結果を総合してみると、エクスペリエンスインデックスのスコアは、シーケンシャルリード/ライトの比重が高いように感じられる。また、数世代前の製品でもあまり見劣りしないスコアとなっているように、HDD自体へのスピード要求が低いとも取れる。冒頭でも述べたように、Vistaではディスクアクセス(を含めたI/Oアクセス)を極力避けるようなアプローチが採られていることを考えれば、納得できないスコアでもない。 主観的な印象でしかないが、HDDの性能がシステム全体の快適度に影響する度合いは確かに減っているように感じる。また、Windows XP時代はランダムアクセス性能とシーケンシャルアクセス性能が「4:1」くらいで快適度に影響していたところを、Vistaでは「2:1」くらいにはなっているかもしれない。まだ結論は出せないというのが正直なところだが、いずれにせよ、VistaにおけるHDD性能と快適度の関係は、Windows XP時代とは違う視点で考える必要がありそうだ。 |
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スーパーフェッチでは、ユーザーのアプリケーション利用状況を解析し、高頻度のものはあらかじめメモリに読み込んでおく。状況によっては起動時にディスクアクセスが発生しない場合も…… | ||||||||||||||
10,000rpmのWD Raptorは、シーケンシャルでもランダムでも強い。エクスペリエンスインデックスでも唯一5.9をマークし、Windows Vista環境でもやはり最強を証明した | ||||||||||||||
Sandra XI/File Systems。シーケンシャルリード/ライト、ランダムリード/ライトといったデータ転送の種類別にHDDのスループットをファイルシステムベースで計測する | ||||||||||||||
【ベンチマーク環境】 CPU:Intel Core 2 Duo E6700(2.66GHz) マザーボード:GIGABYTE GA-965P-DQ6 Rev2.0(Intel P965+ICH8R) メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2 ビデオカード:ASUSTeK EAX1650PRO SILENT GE/HTD/256M(ATI Radeon X1650 PRO) OS:Windows Vista Ultimate |
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