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Vista対応パーツ100製品 ベンチマーク決戦
本当に速いパーツ 本当にお買い得なパーツは どれだ!?
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TEXT:鈴木雅暢
本当に
速いパーツ
本当に
お買い得なパーツは
どれだ!?
Vista世代の主要製品を一斉検証
■
Windows Vistaで変わったPCパーツの重要度
Windows Vistaの一般発売が開始されてから2カ月が経過したが、ユーザーの反応は上々で、OSとの相乗効果でPCパーツの需要も高まっている。
Windows Vistaは、美しく表現力の高いユーザーインターフェース「Windows Aero」や読みやすさを追求した美しい日本語ClearTypeフォント「メイリオ」をはじめ、安全性や検索効率、レスポンスなどの面を改良し、ユーザーにとってより使いやすいOSとなっている。内部的に見るとWindows XPからドライバモデルなどの仕様が大幅に改変されており、ハードウェアの扱い方が変わったり、これまでとは異なる特定の機能や性能が要求されたりするようになっている。
たとえば、Windows Aeroの美しいグラフィックスは、これまで主にゲームでしか利用されてこなかったDirectXを介したGPUのハードウェアアクセラレーションを活用しており、これを実現するためにドライバモデルから一新されている。その結果、それまでゲーム以外にはほとんど利用価値のなかったビデオカードの性能や機能に大きな注目が集まるようになった。
また、Windows Vistaでは、常時接続環境に対応したセキュリティ対策として、ウイルスやスパイウェアの侵入を監視する「Windows Defender」、ファイルの検索を効率化するためのインデックス作成、アプリケーションの利用頻度などを解析しディスクキャッシュを最適化する「スーパーフェッチ」といった新機能が盛り込まれているが、これらは基本的にユーザーが操作しているフォアグラウンドのアプリケーションのバックグラウンドで動作する。Vistaではこのように複数のアプリケーションが同時に動作する「マルチタスク」環境がごく普通の環境になった。一つのCPU内部に「コア」(プログラムを解釈し、実行する部分)を複数内蔵したデュアルコア、クアッドコアCPUの利点がよりクローズアップされるようになってきている。
Vistaの性能指標はこれまでのベンチマークとは違う?
Windows Vistaではデスクトップの描画の仕組が大きく変わり、ビデオカードの重要性が飛躍的に上昇した。同時にグラフィックス機能内蔵型チップセットも大きく性能を上げている
エクスペリエンスインデックスは、標準で用意された「Vistaの快適さの指標」。これを見るとローエンドビデオカードのGeForce 7300 GS搭載ビデオカードとG965チップセットの性能は同程度
一方、3DMark06は3D描画性能を測定する定番プログラムだが、ゲームシーンの描画がベース。そのスコアの傾向は必ずしもエクペリエンスインデックスと一致しない
Windows Vistaでマシンの快適さを決める五つの基本パーツ
CPU
Vistaでは複数のアプリケーションが同時に走るマルチタスク環境がごく普通。複数のコアを内蔵して処理を分散できるマルチコアCPUのメリットは、XP時代よりもさらに大きなものとなっている
マザーボード
性能面に影響する割合は小さいが、各種パーツを接続する中心部だけに重要度は高い。ビデオカードの重要性に連動し、チップセットが内蔵するグラフィックスコアの性能にも注目が集まる
ビデオカード
DWMという新しい描画システムにより実現されるWindows Aeroはビジュアル面だけでなく、描画の快適さも大きく向上させる。ビデオカードはVista時代の最重要パーツと言っても過言ではない
メモリ
スーパーフェッチなどの機能はレスポンスを改善させるが、メモリには負担が大きい。バックグラウンドアプリケーションの増加もあり、快適な動作に必要なメモリ容量は増加している
HDD
VistaではSerial ATAのネイティブインターフェースであるAHCIのサポートのほか、ディスクアクセスによる処理の待ち時間を減らす機能が多く導入されており、全体的にレスポンスの向上が期待できる
■
Vistaが要求する性能はベンチマークテストとは異なる?
もっとも、上記のような理屈的な部分は以前からある程度知られていたことだ。しかし、発売後、実際にさまざまなハードやソフトがWindows Vista上で利用されるようになったことで、発売前には見落とされがちだった要素や注意点も浮上してきている。
たとえば、ビデオメモリの容量。高度なFSAA(Full Scene Anti-Aliasing)や高解像度でのプレイに必要だったとはいえ、ヘビーゲーマー向けの超ハイエンドの製品以外、これまでのゲーム用途ではあまり重要視されることがなかった。しかし、Windowsのデスクトップとなれば、通常のゲームより、高解像度で利用される機会はずっと多くなる。このところ、1,920×1,200ドットといった高解像度の液晶ディスプレイが10万円を切る価格で数多く登場してきているが、こうした解像度でAeroを使う際には、256MB以上のビデオメモリが必要となってくる。特別にハイエンド志向のユーザーでなくとも、ビデオメモリの容量を意識する必要が出てきているのだ。
また、性能そのものも、これまでのゲームが要求する描画性能と、Windows Vistaが要求する性能とは若干異なっている。3D描画性能の基準としては標準ベンチマークテストとして3DMark06が使われることが多いが、マイクロソフトがVistaに標準で用意した「Windowsエクスペリエンスインデックス」では、3DMark06のスコアと矛盾するような結果が出ることもめずらしくない。詳細なことは各パーツのページに譲るが、Windows Vista(Aero)が利用するGPUのハードウェアアクセラレーションは限定的なものとなるだけに、より広範囲なグラフィックス機能を評価するゲーム用ベンチマークテストのスコアではVistaの快適度を表わすのに適切ではないということも考えられる。
そういった面を明らかにする目的もあって、本特集では、パーツのジャンルごとにWindows Vista時代にふさわしいと判断した製品を厳選して掲載するとともに、すべての製品についてベンチマークテストを行なっている。それぞれWindowsエクスペリエンスインデックスの数値もあわせて測定し、性能、およびWindows Vistaでの快適度を検証している。製品を選ぶ上での参考にしてもらいたい。
要注意! 見落としがちなポイント
解像度とビデオメモリ
高解像度環境での利用時に重要な意味を持ってくるのがビデオメモリ。1,920×1,200ドット以上の解像度では256MBのビデオメモリが必要とされるが、できればもっと余裕を見たいところだ
HDD容量へのニーズの高まり
ファイルの履歴を保存し、復元を可能にする「ボリュームシャドウコピー」は予想以上にHDD容量を圧迫する印象だ。ビジネス用途でも大容量HDDのニーズが高まるかもしれない
フラッシュメモリの重要度
USBメモリやメモリカードをキャッシュの延長として使うことで快適度をアップさせる「Windows ReadyBoost」の採用により注目度が断然アップ。容量に加えて、速度も重要なポイントだ
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