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Vista対応パーツ100製品 ベンチマーク決戦
TEXT:橋本新義
メモリ編
Core 2 Duo人気で、DDR2-800が普及へ
imageVistaの登場に合わせて大容量化の進むメモリ。自作PCの世界ではDDR2-800が主流になりつつあるが、さらに高速なオーバークロックメモリもしだいに人気を集めてきている。
SPDチップがクロックを自動設定
 Core 2 Duoの人気に伴い、名実ともに主流となったDDR2メモリだが、その高速性を活かすには、本来DDR以上の細かな設定が必要とされる。しかしDDR2 DIMMではメモリ設定を自動で行なう「SPD」が大半の製品に搭載されるようになったため、一般的なユーザーがメモリ設定を行なう必要はなくなっている。

 SPDは、DIMM上に搭載されたROMの「SPDチップ」に、メモリ側が要求する動作クロックやアクセスタイミングのデータを記録しておき、BIOS側での自動設定を可能にするというシステムだ。

 また、メモリチップ側の定格動作以上の速度に対応する、いわゆるオーバークロックメモリでは、「EPP」という仕様に対応した製品が多い。これはSPDの情報を拡張し、細かなアクセスタイミングや動作電圧までも記録したものだ。使用するにはBIOS側の対応も必要になるが、複雑なタイミング設定などを自動化でき、より手軽にメモリの性能を引き出すことが可能だ。
imageDIMMに搭載されたSPDチップ。この中にクロックやタイミングなどのデータが格納されている
デュアルチャンネルを有効化して性能アップ
 現在の自作PC向けのマザーボードは、その多くがデュアルチャンネル動作に対応している。これは2枚のメモリを1セットとして扱い、両方のメモリに対して同時にデータアクセスを可能にすることで、データ転送速度を向上させるという技術である。速度が劇的に変化するわけではないが、無視できない効果があり、右のグラフのように、シングルチャンネル時と比較して確実にデータ転送速度が高速化されていることが分かる。

 ただし、実はいくつかデメリットもある。もっとも大きな問題となるのが、いわゆる相性問題が発生しやすくなること。これは原理上、1セットになっているメモリ間でのデータの転送タイミングを合わせる必要があるからで、「デュアルチャンネルを使うには同じメーカーの同じ型番のメモリを揃えるのが基本」と言われるのは、タイミングの不整合でマシンが起動しなくなるなどの不具合を避けるためだ。

 最近ではデュアルチャンネル用に2枚セットになったメモリが販売されているが、これは同時使用時の動作テストなどを行なった製品だ。可能な限りこうしたセット製品の購入をお勧めしたい。
imageデュアルチャンネルが一般的になったため、2枚セット製品は急速に増加してきている
imageデュアルチャンネル動作を確認するには「CPU-Z」を使うのが分かりやすい。確認方法は、CPU-Z起動後に「Memory」タブ画面の「Channels」項目が、「Dual」と表示されていればOKだ
image
ベンチマーク決戦 01 エクスペリエンスインデックス
容量別比較
 まずは、エクスペリエンスインデックスの「メモリ」項目の値の傾向について紹介しておきたい。

 結論から言えば、結果に大きな影響を与えるのは、速度ではなく「容量」だ。右はDDR2-800メモリを使って容量を変えた場合の結果だが、512MBと1GB、2GBと容量を増加させると大きく値が変動することが分かる。ただし、32bit版OSのメモリ容量制限によるものなのか、2GB以上では変化は起きないようだ。
512MB
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512MB×2
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1GB
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1GB×2
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1GB×3
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1GB×4
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オーバークロックメモリ
 では、メモリの速度の違いで、エクスペリエンスインデックスの値は変わらないのだろうか? 実はそうではない。実際に原稿執筆時点で現状の最高点である5.9を達成するには、DDR2-800よりも速度に動作する、いわゆるオーバークロックメモリを使う必要がある

 ただし、現在一般的なマザーボードでオーバークロックメモリを使うには、システムバスもオーバークロックし(nForce 680i SLI搭載製品などは除く)、さらにメモリ電圧などを手動で設定する必要がある。BIOSセットアップ上で、右図のような手順で設定しよう。

 今回はカタログに掲載されているすべてのオーバークロックメモリを使ってテストを実行したが、1,066MHzデュアルチャンネル、2GB時では800MHz時より0.1アップした「5.7」に、1,142MHz以上のデュアルチャンネルで最高点の「5.9」という結果となっている。
AMD系のプラットフォームの場合、メモリコントローラをCPUに内蔵している関係から、たとえオーバークロックメモリを使っていなくても、エクスペリエンスインデックスで「5.9」が出る場合がある
image
めずらしいメモリでの最高値「5.9」。今回は高速メモリ2種を2GB搭載し、やっと到達。現状では意外と厳しい条件である
オーバークロック手順
FSBクロックアップ
image 多くのマザーボードでは、メモリクロックをFSBクロック以上に設定できないため、まずはFSBを上昇させる。DDR2-1200であればFSBは300MHzといったように、FSBとメモリクロックを一致させるのが基本だ
メモリのクロックアップ
image 次にメモリクロック(実際には、FSBに対するメモリのクロック比率)を適切なものに変更しよう。EPP仕様に対応したマザー以外ではアクセスタイミングが遅く設定されてしまうため合わせて設定する
電圧クロックアップ
image 忘れてはいけないのがメモリの電圧設定。オーバークロックメモリの場合は、定格電圧が高く設定されている(DDR2では2.2V前後が多い)ため、これを忘れると安定動作は難しくなる
Windowsメモリ診断でメモリをテスト
 Windows Vistaでは従来に比べてトラブルシューティングツールが充実しているが、メモリのエラーをテストするためのツールも搭載している。それが、「Windowsメモリ診断」だ。

 これは、いくつかの特定条件(メモリチップにとってエラーの発生しやすい条件が中心)でメモリのデータを読み書きし、データのエラーが発生していないかをテストするというツールだ。

 検査はほかのプログラムが動作していない状態で実行する必要があるため、一旦PCを再起動してから実行する必要がある。実行方法はいくつかあるが、Windows VistaのインストールDVDから起動した際に表示されるメニューから「Windowsの修復」を選択して実行すると、VistaがインストールされていないPCに対してもテストが実行できる。
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スタートメニューの検索欄から「メモリ」で検索しても実行できる。ただしWindowsの再起動が必要だ
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