その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Core 2 DuoとWindows VistaでPCが変わる | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Core 2 DuoとWindows Vista、この二つが現在の自作PC市場の2大キーワードだ。2006年7月に衝撃のデビューを果たしたCore 2 Duoは、それまでの最高性能モデルを軽く超える演算能力と、モバイル向けCPUに迫る低消費電力を完璧に両立。「性能と消費電力はある程度トレードオフの関係にある」という従来の常識を覆しただけでなく、ごく一般的な価格で買えるレギュラーモデルのCPUとしてリリースされたため、市場全体のパワーバランスを狂わせた。それまでの主力CPUであったPentium Dをすべてローエンドへと追いやり、AMDのAthlon 64 X2が持っていた性能面の優位も奪取するなど、CPUの勢力地図を一気に塗り換え、あっという間に市場の中心的存在に君臨した。 Core 2 Duoがもたらした衝撃の余波は自作PC市場のトレンドにも大きな影響を与えている。130Wクラスに達していたデュアルコアCPUの消費電力は、今やCore 2 Duoの65Wが標準。一気に半分、実に5年前の水準にまで下がったことになる。それほど創意工夫を凝らさずともCPUの静音化が容易となったことで静音ブームも一段落するかと思われたが、むしろ逆で、CPU以外のパーツの静音化へと波及している。さらなる静粛な環境を求めて、静音・省電力のニーズに拍車がかかっている感もあり、どのパーツにおいても、「静音」は有力なキーワードとなっている。 そして、これまでのCPUより格段に高性能で、低消費電力で、かつ価格も比較的リーズナブルだということになれば、誰でも欲しくなるのは当然だ。Core 2 Duoの導入の際にはマザーボードの買い換えが必須で、システム構成によっては、ビデオカードやHDDなども最新規格に合致したものに買い換えることになるかもしれない。しかし、Core 2 Duoは、それもよい機会だと思わせるに十分な魅力を備えている。つまり、Core 2 Duoの普及は、ほかの最新パーツの買い換えを促すきっかけにもなっていると言える。 |
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静音、省電力が重要なファクターに | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
冷却に以前ほどシビアになる必要がなくなった分、求められる静音性のレベルはさらに高まっている | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
CPU以外のパーツでも静音性は有力なキーワード。なかでも電源ユニットはさまざまなバリエーションの製品が存在する | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PCケースに求められる冷却性能と静音性のバランスも微妙に変化。騒音を外部に漏らさない遮音性の高い製品も人気だ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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そして、Windows Vista。市場の大きな期待を背負ったMicrosoftのこの次世代OSは、正式リリースを来年初頭に控えて一般ユーザーを対象にした評価版が公開されるなど、いよいよその存在が現実感のあるものとなってきている。Windows Aeroと呼ばれる3DCGエフェクトを利用した新しいユーザーインターフェースの導入や使い勝手の向上のほかにも、記録型DVDメディアへの書き込みやSerial ATAネイティブインターフェース(AHCI)の標準サポートなど、最新ハードウェアを活かす仕様も多数盛り込まれており、Vistaのリリースは最新のハードウェアに切り換えるタイミングとしてはこの上ない機会でもある。これからPCパーツを選ぶ上では、当然Vistaの新機能への意識は欠かせないところだ。 本特集では、Core 2 Duo、Windows Vista、これら2大キーワードから派生するPC自作市場全体のトレンドを踏まえた上で、さらに各主要パーツ固有の技術/マーケット動向などをまとめて、それぞれのパーツごとに解説していく。これから年末に向けてますますの盛り上がりが予想される市場において、製品選びの参考となれば幸いである。 |
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自作ならではの独自性が強く求められる時代に | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マザーボードにおいても静音は大きなトレンド。発熱の高いチップセットの排熱処理に工夫を凝らした製品は多い | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NVIDIA SLIやATI CrossFireなど、デュアルGPU技術もかなり熟成されてきた。導入の敷居も下がってきている | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PCケースの機能不足を補ったり使い勝手を向上させたりするアクセサリパーツはビジュアル効果の面でも楽しい製品だ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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