その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | ||||||||||||||
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2006年のビデオカードにおける注目トレンドとしては、「NVIDIA SLI」や「ATI CrossFire」といった、複数のビデオカードを連動させて3D描画速度の向上を狙うシステムも挙げられるだろう。最近まではハイエンドゲームマシン専用といった印象のあったこれらのシステムだが、最近では1万円以下の低価格カードでも対応するようになり、対応マザーボードの低価格化も進んだことから、かなり敷居が下がっている。とくにSLIでは、低価格ながらGDDR3 SDRAMを搭載したオーバークロック版を使うことで、価格以上の性能を発揮させることも可能だ。 また、対抗するCrossFireも、ドライバアップデートによりIntel P965チップセット搭載マザーでの動作が可能になる(ただし、PCI Express x16スロットを2基備える製品に限る)など、対応製品を増加させつつある。さらにビデオカード側でも改良が進んでおり、最新GPUであるRadeon X1950 PROからは内部コネクタを使う新接続方式が採用され、従来必須だった「CrossFire Edition」と呼ばれる専用カードを廃し、同じカードを2枚使用してのCrossFireが可能になった。 |
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CrossFireの新コネクタ Radeon X1950 PROで採用された2基の内部コネクタ。カードに付属する専用ケーブルを接続して使う |
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【環境】 CPU:AMD Athlon 64 X2 5000+(2.6GHz) マザーボード:ASUSTeK M2N32-SLI Deluxe(NVIDIA nForce 590 SLI) メモリ:Corsair CM2X512-8500C5(PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB)×2 HDD:Maxtor MaXLineIII 7B250S0(Serial ATA、7,200rpm、250GB) OS:Windows XP Professional SP2 |
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玄人志向 | ||||||||||||||
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実売価格:11,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:なし URL:http://www.kuroutoshikou.com/ |
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一部のショップでは1万円を切る価格ながら、GDDR3 SDRAMの1,200MHz駆動により高い性能を発揮するカードだ。Windows Vista RC1のデスクトップパフォーマンス評価も5.9をマークし、軽い3Dゲームであればなんなく動く。さらにSLIによるアップグレードも可能だ | ||||||||||||||
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PCI Express(PCI-E)全盛の昨今にあっても、根強い人気を持つのがAGP版のカードだ。とくにミドルレンジ以上の高速な製品は、新製品が登場するたびに秋葉原ではかなりの売れ筋となる。現在のAGPカードで人気が高いのは、NVIDIAのGeForce 7600 GS/GT搭載カード、続いて先行したATIのRadeon X1600 PRO搭載カードといった順だ。 トピックとなっているのは、PCI-E版カードとの性能差が解消された点だ。実は昨年のNVIDIA製GPUは、AGP版はPCI-E版よりメモリクロックが低い、一部演算ユニットが少ないといった性能差が付けられていたが、7600 GT/GSではPCI-E版と同性能となった。ベンチマーク結果(下記)でも、完全に同程度と言ってよい結果である。 ただし、PCI-E版との差が完全に埋められたかと言うと、そうでもない。製品ラインナップの多さや価格ではPCI-E版との差が開いており、AGP版は限られたラインナップのみである。とくに低価格製品のAGP版は新製品がなかなか登場しないため、コストパフォーマンスでは大きく差が付いている。 |
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本誌の調査によればAGPユーザーは全体の半数近くを占めており、まだまだ需要は多い | ||||||||||||||
【環境】 CPU:Pentium 4 530J(3GHz) マザーボード:ASUSTeK P5LD2 Deluxe(Intel 945P、PCI Express x16)/ASRock ConRoe865PE(Intel 865PE、AGP 8X) メモリ:Micron PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2/ノーブランド PC3200 DDR SDRAM 256MB×4 HDD:Maxtor MaXLineIII 7B250S0(Serial ATA、7,200rpm、250GB) OS:Windows XP Professional SP2 |
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エルザジャパン | ||||||||||||||
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実売価格:29,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:sales-jp@elsa-jp.co.jp URL:http://www.elsa-jp.co.jp/ |
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AGP版カードでは事実上最高性能となる、GeForce 7600 GT搭載製品。三洋電機製高品質コンデンサ「OS-CON」やセラミックベアリングファンを搭載した独自設計の静音クーラーなど、安定動作や信頼性を重視したパーツが投入されている | ||||||||||||||
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昨年から大きく注目されるようになってきたのが、NVIDIAの「PureVideo」とATIの「AVIVO」に代表される、動画再生支援機能だ。 これは、DVDや各種のビデオファイルなどを再生する際、液晶テレビや専用DVDプレイヤーなどで使われている高画質化処理(ノイズリダクションやプログレッシブ変換、高精度解像度変換など)をGPUによって行なうことで、より高画質な再生を可能にするというものだ。また、Blu-ray DiscやHD DVDといった高解像度動画のデコード処理をGPU側で一部負担し、CPU負荷を下げる機能も含まれる。「より美しく、よりシステム負荷を下げて動画を見るための機能」と言えるだろう。 現在は主に高画質化が焦点となっているが、これは両社とも高いレベルに到達しつつある。画質処理を目視で確認できる、画質評価ディスク「HQV Benchmark DVD」などを使うと、ノイズリダクション性能でAVIVOのほうが若干有利なものの、そのほかではドライバのバージョンによっては拮抗する状態だ。 今後は、PCへのBlu-ray/HD DVDドライブの普及に従い、HD解像度の動作再生時のデコード支援処理(CPU負荷の軽減)の改良に焦点が移りつつある。 |
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ASUSTeK | ||||||||||||||
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実売価格:9,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ コーポレーション) URL:http://asus.co.jp/ |
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実売価格で1万円を切る手頃な製品ながら、AVIVOの機能をすべて搭載するRadeon X1300搭載カード。PCで本格的に動画を見たい、といった用途には非常に適した製品だ。ファン付きながら比較的発熱が小さく、さらにLow Profile形状なので、小型PCのアップグレード用途などにも向く | ||||||||||||||
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ビデオカードに関する最新トレンドが、この二つのキーワードだ。これは両方とも、デジタルディスプレイ出力端子に関連したものである。 「HDMI」とは、デジタルAV出力端子の規格だ。大型テレビなどで普及が進んでおり、映像だけでなくデジタル音声も伝送できるのが特徴だ(そのため、HDMI端子搭載ビデオカードにはデジタル音声入力端子が搭載されるのが一般的)。PCで一般的なDVIとは大きく形状が異なるのだが、実は映像部の信号仕様などは同じで、変換ケーブルやアダプタを介しての相互接続も可能だ(ただしDVI-Iの場合、デジタル接続部のみ)。 「HDCP」とは、デジタルディスプレイ用の著作権保護規格のこと。地上デジタル放送、Blu-ray DiscやHD DVDをデジタル接続で見るには、ビデオカード側とディスプレイ側の双方の対応が必須で、非対応機器で見ようとするとプレイヤーが強制停止され、見ることができない。 こうした事情から、PC用Blu-ray/HD DVDドライブの登場に合わせ、最新ビデオカードでは高級製品を中心にHDCPへの対応が急速に進んでいる。対応版が存在する場合はぜひともそちらを選びたい。なお、HDMI端子は事実上HDCPへの対応が必須となっているため、判別する必要はない。 |
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ディスプレイも対応品が必要 Blu-ray/HD DVDの視聴には、ディスプレイもHDCP対応製品が必要。現在はデルの2407WFP(写真)が代表機種だ |
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HDMIは音声も出力可能 HDMIは小型ながら、マルチチャンネルデジタル音声も1本のケーブルで出力可能。対応テレビなどとの接続が非常にシンプルになる |
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Sapphire | ||||||||||||||
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実売価格:21,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク) URL:http://www.sapphiretech.com/jn/ |
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世界で初めて単体発売されたHDMI端子搭載ビデオカード。2006年7月に登場以降、静かなヒット商品となっている。動作クロックは一般的なRadeon X1600 PROカードと変わらないものの、GDDR3メモリを搭載することで発熱の減少を図っているのが特徴だ。Low Profileスロットにも対応する | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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