特集
最新PC自作トレンドを総括
CPU編 1/3
CPU編 2/3
CPU編 3/3
マザーボード編 1/4
マザーボード編 2/4
マザーボード編 3/4
マザーボード編 4/4
メモリ編
ビデオカード編 1/3
ビデオカード編 2/3
ビデオカード編 3/3
電源編 1/2
電源編 2/2
光学ドライブ編 1/2
光学ドライブ編 2/2
冷却・静音パーツ編 1/2
冷却・静音パーツ編 2/2
PCケース編 1/2
PCケース編 2/2
そのほかのパーツのトレンド 1/2
そのほかのパーツのトレンド 2/2
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
PC自作大全 2006
TEXT:橋本新義
ビデオカード編
imageWindows Vistaを目前に控えコストパフォーマンスに優れる製品が続々登場
価格性能比が大きく向上 ミドルレンジの最新製品に注目
 ビデオカードは、従来は用途が限られていた3D効果をデスクトップでも要求するWindows Vistaの登場により、今後重要度がさらに増すパーツである。

 最新ビデオカードのトレンドは、そうした情勢に応えるかのように、コストパフォーマンスが急激に向上しつつある。

 とくにここ2、3年は、秋頃になると、店頭実売価格が2万円前後のミドルレンジ製品(これはヘビーな自作ユーザーに人気の高い価格帯である)に新しいグラフィックスチップ(GPU)を搭載した製品が加わり、製品全体のコストパフォーマンスが大きく向上するというパターンが一般化している。

 そして今年は、NVIDIAの「GeForce 7900 GS」とATI Technologiesの「Radeon X1950 PRO」という新GPUが登場し、従来のハイエンドクラスの性能を3万円以下で入手できるようになった。

 現在、代表的なGPUを搭載したカードの3D性能を右のグラフに記したが、これらの新GPUを搭載した製品は、ハイエンドGPUのGeForce 7950 GTに迫る性能を持ちつつ、価格はミドルレンジの範囲内である2万円台後半と、非常に高いコストパフォーマンスを誇っている。そのため、ユーザーにとっては大きな魅力のある製品となるのだ。

 また、もう一つ注目したいのが、GPUメーカーのリファレンス設計をそのまま使うのではなく、カードメーカーが独自に設計したタイプのビデオカードが増加している点。これはとくに1万~4万円の価格帯で顕著なトレンドだ。具体的には、リファレンス仕様に対してより高速なメモリを搭載してカードメーカー側でオーバークロックを施したり、より高性能なヒートシンクや大型ファンを搭載して、静音化を施したりする製品などが挙げられる。オーバークロック製品では、1万円台前半のものがとくにコストパフォーマンスに優れている。
image
【環境】
CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe(Intel P965)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB×2
HDD:Western Digital WD Raptor WD740GD(Serial ATA、10,000rpm、74GB)
OS:Windows XP Professional SP2
ビデオドライバ:MSI NX7950GT-VT2D512E-HDとATI製GPU搭載製品は製品付属ドライバ、ほかの製品はForceWare 91.47を使用
注目のグラフィックスチップ
GeForce 7900 GS Radeon X1950 PRO
image image
9月に投入されたNVIDIAの最新GPU。ハイエンドの従来製品「GeForce 7900 GT」に肉薄する高い性能を備えつつ、搭載製品の実売価格は2万5,000円前後に抑えられており、コストパフォーマンスが非常に高い。ショップでは早くも定番化しつつある人気のGPUだ 10月に登場したばかりの、ATIの新GPU。5月に登場した「X1900 GT」とほぼ同等の性能を持ちつつ、搭載製品は1万円ほど安価となった。最新の80nm製造プロセスで製造されているため、このクラスの製品としては消費電力と発熱が抑えられている
トレンド1 Windows Vistaを見据える
Windows Vista環境には現行製品の性能で十分
 2006年末というタイミングでビデオカードの購入を考える際、避けて通れないのがWindows Vistaへの対応だろう。

 しかし、これからビデオカードを購入するのであれば、正直なところVistaを意識する必要はあまりないのが実情だ(ただし、Vista専用版として登場予定のヘビーな3Dゲームをプレイしよう、と考えている場合は話が別で、今後登場予定のDirectX 10対応製品を待つことになる)。

 現行製品であれば、ごく一部の最低価格帯の製品を除き、Windows Aero(Vistaの3D表示デスクトップ)を利用するのにはほぼ十分な性能が確保されているからだ。

 たとえばNVIDIA製GPUを搭載したカードの場合、3年前に登場したGeForce FXシリーズでも、MicrosoftからVistaが十分に動作することを認定する「Certified for Windows Vista」ロゴを得ているほどである。

 また、Windows Vista RC1では、「パフォーマンスの情報とツール」と呼ばれるプログラムによって、Vistaが要求する性能をPCがどの程度満たしているか、独自の指標で測定できる。ビデオカードに関係する評価は、デスクトップグラフィックスと、ゲーム向けグラフィックスの2種類だが、Windows Aero(=デスクトップ環境)では、前者の評価が重要になる。

 Microsoft側では、意図した動作を十分に果たす性能は5以上としており、最大値は5.9だ。この評価ツールで、現行のビデオカードを測定すると、1万円台後半以上の製品であれば、ほぼすべてが5以上となり、低価格製品でも4(意図した動作をほぼ満たすレベル)を超える。こうした点からも、現行製品であれば性能不足はほとんどないと言えるだろう。
imageVistaではタスク切り換えを3D表示で行なう「フリップ3D」や精細なアニメーションなど、GPUの持つ3D機能を活かした画面表示が可能だ
パフォーマンスの情報とツール
image
本文で紹介した「パフォーマンスの情報とツール」は、コントロールパネルなどから呼び出せるユーティリティだ。Vistaの動作条件の目安になるだけでなく、専用WebサイトからPCの性能に適した(=動作条件に収まる)アプリケーションを選別してガイドする機能も備えている。PCに不慣れなユーザーには分かりにくい、アプリケーション動作環境の調査をするツールとしても働く。
GALAXY
GF 7600GS/128D3/2DVI/PCIE
実売価格:13,000円前後
問い合わせ先:info-kc@mvk-japan.com(エムヴィケー)
URL:http://www.mvk-japan.com/
image実売価格1万3,000円前後と低価格ながら、Vista RC1のパフォーマンス評価で5.9を記録する高速カード。ビデオメモリが128MBと若干少ないが、それを補って余りある突出したコストパフォーマンスが魅力だ
グラフィックスチップ:GeForce 7600 GS
対応スロット:PCI Express x16
コアクロック:500MHz
メモリクロック:1,400MHz
ビデオメモリ(バス幅):128MB(128bit)
インターフェース:DVI-I×2、S-VIDEO/HDTV OUT×1
MSI
RX1950XTX-VT2D512E
実売価格:68,000円前後
問い合わせ先:web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン)
URL:http://www.msi-computer.co.jp/
imageATIの最高速チップX1950 XTXを搭載した製品。Windows Vistaのパフォーマンス評価は、もちろん5.9をマーク。高解像度のマルチディスプレイ環境でも、Aeroや3Dゲームを高速に使える
グラフィックスチップ:Radeon X1950 XTX
対応スロット:PCI Express x16
コアクロック:650MHz
メモリクロック:2,000MHz
ビデオメモリ(バス幅):512MB(256bit)
インターフェース:DVI-I×2、S-VIDEO/HDTV OUT×1
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください