その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢、編集部 | ||||||||||||||
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Core 2 DuoやAthlon 64 X2のパフォーマンスは魅力的だけど、マザーボードを変更すると今使っているパーツがほとんど使い回せない・・・そう考えて最新CPUへの移行に踏み切れないユーザーも多いのではないだろうか。Core 2 Duoを例に取れば、Intelの対応チップセットがサポートするメモリはDDR2、ビデオカードのインターフェースはPCI Express x16であり、Socket478のPentium 4 2~3GHz辺りを使っているユーザーにしてみれば、DDRメモリもAGPビデオカードも新しいマザーボードでは利用できない。メモリが少なかったり、GPUが何世代も前のものであればあきらめもつくが、ちょこちょこ買い足しや買い換えをしてきた場合は、捨てるには惜しいパーツが一つや二つあるだろう。CPUソケットの変更によるプラットフォームの移行期は、このように大変悩ましい時期である。 しかし、自作PCユーザーには多くの場合、“抜け道”が用意されている。たとえば、ASRockの775Dual-VSTAがそれで、Core 2 Duoが利用できるLGA775マザーボードながら、DDRメモリとDDR2メモリ、AGPスロットとPCI Express x16スロットのどちらでも使うことができるという大変フレキシブルな構成だ。 想定されるシナリオとしては、①CPUと775Dual-VSTAを一緒に購入し、DDRメモリとAGPビデオカードを流用→②買い時を見計らって、PCI Expressビデオカードに交換→③今後メモリを買い足すときはDDR2を購入する、といったところ。一度に購入すべきパーツが抑えられ、時間をかけてアップグレードしていく楽しみも味わえるという、自作PCらしさあふれる優れ物パーツと言える。実際、ショップでの人気も上々で、こうした変則的なマザーボードにありがちな不具合や相性の情報が集めやすいのもメリットだ。 注意すべきポイントとしては、DDRとDDR2メモリを同時には使用できず、それぞれの最大容量が2GBに制限される点、チップセットの仕様により、PCI Express x16スロットは4レーンでの接続である点など。一般的な用途ではさほど問題にならないとはいえ、こうした点は覚えておきたい。 同じく変則的なマザーボードとしては、登場したばかりのGTDUAL-STD-Gが強烈だ。Socket754とSocket939の両CPUソケットを備えており、ジャンパピンの切り換えでどちらかのCPUを利用できる。両ソケットとも旧プラットフォームなのが惜しいところだが、段階的なCPU移行には役立つケースもあるだろう。 |
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AGPとPCI Express x16スロットが並んでいるのはIntelやNVIDIA製チップセットでは見られない光景だ。PCIスロットも4本と豊富 | ||||||||||||||
よく見ると黄色と青のメモリスロットでは切り欠きの位置が違うことが分かる。DDRとDDR2メモリの同時利用はできないことに注意してほしい | ||||||||||||||
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775Dual-VSTAはATX 20ピンを備える。ATX 24ピンは干渉して挿さらないので、24ピン/20ピン両対応タイプの電源を選ぼう | ||||||||||||||
ASRock | ||||||||||||||
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実売価格:8,500円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-5690(ユニスター) URL:http://www.asrock.com/ |
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Core 2 DuoやPentium Dに対応しながら、AGPやDDRといった旧世代のインターフェースに対応しているのが最大の特徴。PCI Expressスロットはx16形状だが、チップセットの仕様により、実際の信号線は4レーンに制限されている | ||||||||||||||
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Jetway | ||||||||||||||
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実売価格:8,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-3980-6442(恵安) URL:http://www.jetway.com.tw/ |
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2種類のCPUソケットを1枚のマザーボードに搭載した「変則」マザーボード。AMD64アーキテクチャのCPUはメモリコントローラをCPU内部に備えるため、CPUソケットそれぞれにメモリスロットが用意されている。もちろんCPUの同時利用はできない | ||||||||||||||
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現在のマザーボードに搭載されている主な拡張スロットは、ビデオカード用のPCI Express x16と新型の汎用スロットPCI Express x1、それに旧式の汎用スロットPCIの3種類だ。長らく続いたAGPとPCIという時代と比べて、1種類多いだけと考えてしまいがちだが、話はそう単純ではない。 まず問題となるのが、PCIスロットの数。ATXマザーボードはあり余るほどのスロットを搭載している感があるが、PCI Express x1スロットの登場によって、PCIスロットの数は2、3本というのが相場になっている。2本しか用意されていない場合、テレビキャプチャカードとサウンドカードを装着してしまうと、もうPCIのRAIDカードを増設することはできない。PCI Express x1対応カードの数が少なく、価格もまだ高い現状では手持ちのPCIカードを使い回したくなるが、意外と制限が多いのである。 加えて問題となるのが、スロット2本分のスペースを占有する大型ビデオカードの存在。最近の静音志向で、ミドルレンジ以上ではヒートパイプを使った大型カードは人気がある。こうしたカードが隣接するスロットのスペースを占有するとき、それがPCIスロットであると前述の問題が深刻になってくる。では、占有されるのがPCI Express x1スロットであれば問題ないかと言えばそうとも限らない。現状のマザーボードはPCI Express x1スロットが少なめで、しかもこのスロットが今後主流になることは明らかだ。それが使えなくなるのは痛い。 対策としては、やはり自分が使う拡張カードの構成をよく考え、それらを装着した際に空きスロットの状況がどうなるのかをよくシミュレーションするしかない。各社がベストと思われるスロット構成を採っているが、それが必ずしも自分にベストとは限らない。microATXマザーや、SLIを構成する場合などにはさらに制限が大きくなる。大型ビデオカードを2枚挿したらSound Blasterが・・・というマザーボードも存在するので、購入時にはよく注意しよう。 |
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PCIスロットを重視した構成。大型ビデオカードを2枚装着しても、PCIカードを2枚装着できる。現状の多くのユーザーにとっては無難な配置 | ||||||||||||||
SLI時のエアフローを意識したような構成。左のものに比べて、もとから拡張スロットが1本少ないこともあり、PCIカードを多用できない | ||||||||||||||
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マザーボードにオリジナリティを追加するためによく使われるのが、ユニークな付属品。単なるオマケ的なものからマシンの性格を左右するものまで、数多く存在する。 着脱可能なオプションチップセットクーラーや、IDE-Serial ATA変換アダプタ、AV機能をコントロールするリモコン、オーバークロック設定用のフロントベイコントローラ、ヘッドセット、マイク・・・などなど。さらに、オーバークロックやファンコントロールなどを行なうツールを同梱することで、ソフトウェア的なカスタマイズを行なえる製品も増えてきている。また、最近では、高級製品ほどさまざまなアイテムを付属させてお買い得感を演出する傾向が強くなっているのも特徴だ。うまくマシンに組み込めば、スタンダードな構成ではマネできない使い勝手を実現できるので、自作ならではの楽しみ方が増えるかもしれない。 しかしながら、購入前にはそれが本当に必要かどうか、よく検討してみよう。たとえば、ギガビットイーサネットポートを二つ搭載したマザーボードに無線LANアダプタが付属するというパターン。有線LANポートを使う場合は無線LANアダプタは普通使わないだろうし、逆もまたしかり。さまざまな接続形態に対応できるという安心感はあるが、ムダが多い構成とも言える。付属品以外は同じ仕様でさらに安いマザーボードが存在する場合もある。製品購入時はこの辺りにも気を配りたいところだ。 |
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無線LANアダプタはうまく使いこなせば便利だが、そもそもデスクトップPCなら無線化は必須とは言えない | ||||||||||||||
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多くの新Socket479マザーボードには専用のCPUクーラーが付属。これはオマケではなく、キーパーツの一つ | ||||||||||||||
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画面は指定の時間に音楽ファイルを再生できるASUSTeKのMusic Alarm。最近マルチメディア系ツールが増加傾向 | ||||||||||||||
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ハイエンドマザーボードの付属品は非常に多彩。お買い得感はあるが、果たして全部使いこなせるのか・・・ | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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