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PC自作大全 2006
電源編
TEXT:鈴木雅暢、編集部
トレンド4 出力の安定性
電圧変動を最小限に
 電源ユニットの交流→直流変換の具体的な手順は、入力された波形をダイオードブリッジを使って山形に整流し、電解コンデンサで平滑化を行ない、スイッチングにより高周波に分解したのちにトランスで変圧、再び電解コンデンサで平滑化して出力するという順序となる。PCに供給される直流は、電圧の変動が小さく、リプルのない平滑な(きれいな直線の)出力が理想だ。

 リプルとは、出力の直流成分に交流の波形あるいは山形の成分が残ってしまうことで、出力電圧の値が定期的に波打つような形に変動しているものは品質がよいとは言えない。また、交流の突入電流(コンデンサを充電するための一時的な大電流)が出力に影響してしまうものや、電源ユニットの周囲温度や負荷によって出力が激しく変動してしまうような製品も好ましくない。最近の製品では電圧変動を小さく抑える工夫がなされているものがあり、高品質の一つの目安と言える。
Dual Magnetic Amplifiers [Mag-Amp]
image出力電圧を制御するマグアンプを2基搭載することで、各出力系統へ安定して電流を供給するとともに、高効率も実現できる
アビー AS Power Silentist S-450WLE(実売7,000円前後)
image温度や負荷によって、電圧がこのように乱高下してしまうのは好ましくない
Seasonic M12 SS-700HM(実売2万4,000円前後)
imageデュアルマグアンプによる出力安定化が図られている効果か、安定した出力だ
Seasonic
M12 SS-700HM
実売価格:25,000円前後
問い合わせ先:046-236-3522(オウルテック)
URL:http://www.seasonic.com/
image85%の高効率、国産105℃コンデンサ搭載、着脱可能ケーブルなど、トレンド満載の製品。デュアルマグアンプによる出力電圧の安定性もうたう。二つのファンは山洋電気製
出力:700W
ファン:12cm角×1、6cm角×1
トレンド5 相変わらず人気の高い静音電源
大口径ファン低速回転タイプに加え、ファンレス電源も一般化
 もはや市場には、パッケージに「静音」の文字のない電源のほうが少なくなった。それほどまでに、電源の静音化は一般化し、この進化の勢いはまったく衰える気配がない。

 ここまで解説したように、最新の電源は回路設計の改良で効率が高められ発熱が減少し、高品質コンデンサの採用で耐熱性も高まっている。これは見方を変えれば、以前の製品と同容量でも、必要とされる冷却能力はより低いということでもある。加えて、エアフローが見直されるなどの地道な改良が続いた結果、静音性の水準は以前よりもかなり高くなっている。

 製品レベルでトレンドを見ると、12cm角や10cm角といった大口径ファンを低速回転させるタイプが主流だ。風量を稼ぎつつ動作音を抑えられるため、5,000円前後のエントリークラスから、1万円を越える中級、高級モデルまで、さまざまな製品が登場している。

 そして、あらためて注目を集めているのがファンレス電源。以前はエアフローの確保や容量の小ささから静音マニア向けと見られていたが、高効率化、低発熱化とCPUの省電力、低発熱化に伴い、運用しやすい環境が整ってきており、比較的ライトな自作層にも受け入れられ始めたようだ。

 このほか、低負荷時はファンを停止させ、高負荷時だけファンを回転させる準ファンレスタイプの電源も製品数を増やしている。ファンが動いたり止まったりするのがかえって気になるという声もあるが、PCを常時起動する環境では高負荷時や突発的なトラブルが起こった際の“保険”としてのメリットがあると言えよう。
image大口径静音ファンと小口径静音ファン
大口径ファンを低速回転させる製品が一般的だが、最近では低発熱電源に8cm角程度のファンを組み合わせた製品も現われている
image準ファンレスタイプも人気
負荷に応じてファンを回転させる準ファンレスの製品も増えてきた。回転の開始する温度を設定できる製品もある
 
スカイテック
魂の力作
実売価格:18,000円前後
問い合わせ先:support@skytec.co.jp
URL:http://www.skytec.co.jp/
image付属ファンを着脱することで、完全ファンレス、準ファンレスのいずれとしても運用可能な電源。準ファンレス時にはファンの回転開始温度を40℃、45℃、50℃の3段階から選択できる
出力:500W(ファンレス動作時は350W)
ファン:8cm角×1
トレンド6 外付け電源ユニットに注目が集まる
発熱源をケースの外に出してPC全体の冷却性をUP
 最近、登場している新製品の中で注目したいのが外付けタイプの電源ユニットだ。何と言ってもそのメリットは、大きな発熱源である電源そのものをPC内部から排除できる点だろう。これによりPC内部の冷却効率が向上することに加えて、電源自体も外気に直接放熱することが可能となるため、双方の冷却効率が大幅に高まる。これは回転数の低い静かなファンで十分冷却ができるということで、そのまま静音化にも直結すると言える。

 外付けタイプの電源ユニットは大きく二つに分けられる。一つ目はPC以外にもさまざまな機器で使われているACアダプタ電源。二つ目は外付け用にカスタマイズされたATX電源だ。前者はPC内部にAC→DC変換基板を取り付け、そこから外部のACアダプタまでケーブルで接続する方式となっている。基本的にファンレスの製品が多く、小型で使い勝手がよい点が特徴。ただ、出力が小さく、省電力を意識したPCでの使用が前提となる点には注意しよう。後者は外付け用の専用筐体と延長ケーブルを組み合わせた構成で、一般的なATX電源と遜色のない出力を持っている。しかし、サイズは大きめで、設置場所が限られるという問題もある。また、両者とも通常のATX電源と比較すると価格が高めになることは覚えておこう。

 また、それらとは別に、一般的なATX電源を延長ケーブルで外付け化するキットも販売されている。
imageACアダプタ電源
出力が小さい代わりに静音性や取り回しに優れる。最近では2基のACアダプタを並列に使って2倍の出力を持たせた製品も販売されている
image電源外付けキット
延長ケーブルや目隠し板などのセットとなっている。ファンレス電源などと組み合わせて使うとおもしろいだろう
 
Seventeam
Silent Energy STAND ALONE7 ST-500EAZ
実売価格:25,000円前後
問い合わせ先:support@zaward.co.jp(ザワード)
URL:http://www.seventeam.com.tw/
image肉厚のアルミ筐体を採用した外付け電源ユニット。内部には銅製のヒートシンクが備えられ、それを低速の8cm角ファンで冷却する構造だ。前面に出力や内部温度を表示するLCDパネルを備えているのも大きな特徴
出力:500W
ファン:8cm角×1
トレンド7 ケーブルの使い勝手が向上
地道な改良が続くケーブルまわり
 一見地味ながらも、細かな改良が最近増えているのが電源ユニットのケーブルまわりだ。

 最近ケーブルまわりでもっとも話題になっているのは、やはりプラグイン式のケーブルだろう。ジャマなケーブルを使う必要がないプラグイン式ケーブルは、メンテナンス性やエアフローの向上という観点から大きなメリットがあり、かなりの数の電源に採用されている。

 また、基本的な部分でも、EMI(電磁妨害)ノイズを低減するため、ケーブルを交互に絡ませたツイスト構造ケーブルや、ばらばらにならないようにメッシュカバーをかけるなどのさまざまな工夫もなされている。

 最近多いのは、ペリフェラルコネクタの形状を工夫し、取り外しを行ないやすくした製品。ペリフェラルコネクタは確実に機器と接続するため、はめ込みがきつくなっている場合が多いが、このタイプの製品は抜き挿しが楽に行なえ、非常に便利だ。

 また、ほかにもファンコントロール機能を備える3ピン端子を搭載するものや、PCI Expressコネクタにフェライトコアを装着し、ビデオカードへのノイズの影響を低減したもの、プラグインコネクタに耐久性の高いキャノンコネクタを採用した製品など、さまざまな方向性の製品が登場している。

 電源選びの際にはこういった細かいポイントに注目してみるのもおもしろいだろう。
imageプラグインケーブルですっきり
ジャマなケーブルを接続せずにすむプラグインタイプのケーブルは非常に便利。耐久性の高いキャノンコネクタを採用した製品もある
imageさまざまな付加価値
ペリフェラルコネクタの抜き挿しを行ないやすくしたイージーコネクタやファンコントロール用の専用端子など、さまざまな機能が追加
サイズ
剛力 GOURIKI-400A
実売価格:5,000円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/
image13.5cm角の大型ファンを搭載した廉価な静音電源。低価格製品ながらEMIノイズ対策用のフェライトコアやファンコントロール用の専用端子、取り回しのよいスリムラウンドケーブルなどを採用している
出力:400W
ファン:13.5cm角×1
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