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PC自作大全 2006
TEXT:鈴木雅暢、編集部
マザーボード編
image独自機能の搭載や高品質部品の採用など、自作ならではの工夫を凝らした製品に人気が集中
“自作ならでは”の志向が鮮明に
 ここ最近、Core 2 DuoとSocket AM2版Athlon 64 X2の登場とともに、3、4年に一度くらいの間隔で自作するユーザー層も活発に動き始めてきたようで、AGPビデオカードやDDR SDRAMに対応する旧来のマシン環境をリプレースしようと自作市場が活気づいてきた。

 そうした状況において、とくに人気が高いマザーボードは、1万円台後半以上の価格帯で販売されているミドルレンジやハイエンドクラスの製品だ。これらは、国産の固体電解コンデンサや多層のVRMを採用することで、高い信頼性を実現しているほか、メーカー独自の冷却機構や豊富な外部インターフェース、個性あふれる付属品などを付加しているものがほとんどである。こうした製品が売れている理由としては、やはりせっかく最新CPUを導入するのだから、マザーボードもよいものを選びたいという、長期使用を見据えてのことからだろう。また、高いスペックを要求するWindows Vistaの登場を控え、余裕ある仕様のマシンを構築したいという意識もあると思われる。

 ただ、一口によいマザーボードと言っても、ミドルレンジからハイエンドにかけての製品は個性派ぞろいで、静音志向のものやゲーマーをターゲットにしたもの、AVマシンを意識したもの、あるいは全方位的なオールラウンド型など、さまざまなタイプが揃っている。メーカーのこだわりや思想は、スロットの配置や採用するインターフェースの種類、数などからでさえも、多彩に見て取れるほどである。

 こうした状況だけに、きちんと探せば自分にぴったりあった1枚が必ず見付かるはずだ。製品選びのポイントをしっかりと押さえ、迷うことなくマイベストな1枚を選べるようになろう。
インターフェースはこれが主流
 
imagePCI Express x16
今やビデオカードの大半がPCI Express x16対応だ。AGPカードを使い回そうとすると、とたんにマザーボードの選択肢が減るので注意しよう
imagePC2-6400 DDR2 SDRAMスロット
旧タイプのDDR2 SDRAMでも互換性があるため、資産の有効活用が可能。ただ、新規にメモリを買うのであればPC2-6400対応のものが適する
imageSerial ATA 2.5
HDDインターフェースは旧世代のSerial ATA 1.0aではなく、3Gbps転送やNCQをサポートしたSerial ATA 2.5ポートが主流。光学ドライブは依然としてほとんどの製品がIDEポートに接続するタイプだ
Core 2 Duoだったら965系
imageCore 2 Duo対応のメインストリーム向けチップセット。これが現在の標準仕様だと思ってよい
Athlon 64 X2だったらnForce系
imageAMD向けチップセットで人気のあるnForceシリーズ。ラインナップが非常に多いので要確認
メーカー:Intel
チップセット名 Intel 975X P965 G965
対応CPUソケット LGA775 LGA775 LGA775
対応メモリ DDR2-667 DDR2-800 DDR2-800
最大システムバス 1,066MHz 1,066MHz 1,066MHz
グラフィックス機能 GMA X3000
PCI Express x16スロット 2本 1本 1本
マルチGPU技術 CrossFire(x8×2)
メーカー:NVIDIA
チップセット名 nForce 590 SLI nForce 570 SLI nForce 570 Ultra GeForce 6150
対応CPUソケット Socket AM2 Socket AM2 Socket AM2 Socket AM2/939
対応メモリ CPUによる CPUによる CPUによる CPUによる
最大システムバス 1,000MHz 1,000MHz 1,000MHz 1,000MHz
グラフィックス機能 GeForce 6150
PCI Express x16スロット 2本 2本 1本 1本
マルチGPU技術 NVIDIA SLI(x16×2) NVIDIA SLI(x8×2)
メーカー:ATI Technologies
チップセット名 CrossFire Xpress 3200 Radeon Xpress 1100
対応CPUソケット Socket AM2/939 Socket AM2/939
対応メモリ CPUによる CPUによる
最大システムバス 1,000MHz 1,000MHz
グラフィックス機能 Radeon X300相当
PCI Express x16スロット 2本 1本
マルチGPU技術 CrossFire(x16×2)
トレンド1 冷却と静音を両立させる独自機構に注目
ハイエンドマザーボードの冷却まわりが激変
 以前は冷却とは縁の薄かったマザーボードまわりも、消費電力と発熱の増大の流れからは逃れられず、最近ではさまざまな対策と改良が行なわれている。とくにマザーボードの要と言えるチップセットは、従来まではファンの搭載などにより冷却を強化してきたが、やはり騒音の面でのデメリットが大きく、できればファンレスのものが欲しいという意見が多かった。

 そこで、最近多数登場してきたのが大型のヒートシンクとチップセットをヒートパイプで接続し、冷却効率を大きく高めることで、ファンを搭載しなくても十分な冷却を可能にした大型冷却システムだ。このタイプでVRMまで一緒に冷却できるものが多いのもメリット。ただし、その構造上、どうしてもコストが高く付いてしまうため、これが採用されている製品は高額なハイエンドマザーボードのみとなっている。また、形状が特殊なため、CPUクーラーと干渉する可能性があることや、チップセットクーラー自身はファンレスでもCPUクーラーなどからのエアフローが必要になる点には注意が必要だ。

 そのほかにも、マザーボード裏面に冷却専用の銅製基板を貼り付けたり、放熱プレートを装着したりするなど、マザーボード全体の冷却性を高める工夫も数多く登場し、最近のマザーボードのトレンドの一つとなっている。
一般的な構成
imageミドルレンジ以下の製品はチップセットに大型ヒートシンクを搭載し、そのままCPUクーラーのエアフローで冷却する構造のものが多数を占める
ヒートパイプによる冷却の仕組
image image

チップセットの発熱を、CPU周辺にある大型ヒートシンクまでヒートパイプで伝導させ、CPUクーラーのエアフローなどによって冷却する仕組だ。CPUクーラーとの干渉には注意が必要
裏面からも放熱
imageASUSTeKの“Stack Cool 2”はマザーボードの裏面全体に銅製の放熱基板を貼り付けることによって、マザーボード全体の放熱性を強化
imageGIGABYTEの“CRAZY COOL”はアルミ製のバックプレートを装着することにより、CPUなどの放熱性を向上させる技術
静音化と冷却性能に徹底的にこだわったハイエンドマザーボード
ASUSTeK
P5B Deluxe
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ コーポレーション)
URL:http://www.asus.co.jp/
image前述のStack Cool 2を装備したハイエンドマザーボード。チップセットはヒートパイプによって大型の銅製ヒートシンクと接続されており、冷却面が非常に充実している。信頼性の高い電源回路も特徴だ
フォームファクター:ATX
CPUタイプ:LGA775
チップセット:Intel P965+ICH8R
メモリスロット: PC2-6400/5300/4200 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
拡張スロット:PCI Express x16×2、PCI Express x1×1、PCI×3
HDDインターフェース: Serial ATA 2.5×7、eSATA×1、Ultra ATA/133×1
LAN:1000BASE-T×2
GIGABYTE
GA-965P-DQ6
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:03-5812-6120(リンクスインターナショナル)
URL:http://www.gigabyte.co.jp/
imageCPUソケット全体をぐるっと取り囲むようなSilent-Pipeシステムが特徴のハイエンドマザーボード。本製品ではICHまでヒートパイプが接続されている。さらに「CRAZY COOL」により冷却が強化されている
フォームファクター:ATX
CPUタイプ:LGA775
チップセット:Intel P965+ICH8R
メモリスロット: PC2-6400/5300/4200 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
拡張スロット:PCI Express x16×2、PCI Express x1×3、PCI×2
HDDインターフェース: Serial ATA 2.5×8、 Ultra ATA/133×1
LAN:1000BASE-T×1
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