その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢、編集部 | ||||||||||||||
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コンデンサ(キャパシタ)は電力をためておく役割を持つ部品で、いわば電力のダム(バッファと言ってもよいかもしれない)のようなもの。デジタル回路、最近のCPUはとくに電源要求がシビアで、リセットの際などに瞬間的に大電流が要求されるため、CPUまわりには大容量のコンデンサが要求される。 数年前に台湾製電解コンデンサ(キャパシタ)の膨張、液漏れ事件が大量発生して以来、電解コンデンサの種類と品質は、マザーボードの品質を決める大きな要素としてクローズアップされるようになり、本誌のマザーボードのレビューでも必ず言及されている項目の一つになっている。 コンデンサについては日本製か、海外製かがよく問題にされるが、現在でも日本製のコンデンサは、海外製品に比べて特性面、品質面ともに大きなアドバンテージを持っている。高品質のコンデンサを搭載するメリットとしては、熱耐性が高いために製品寿命が長く、定格利用時においては安定性の向上に貢献し、オーバークロック耐性の向上にも効果を発揮する、などが挙げられる。 メーカーサイドもそれは理解しており、日本製の高品質電解コンデンサの搭載をアピールすることも少なくない。コンデンサのみですべてが判断できるわけではないが、コンデンサの使い方を見れば、どのくらいコストをかけているかをだいたい知ることができる。最近のマザーボードでは、OS-CONなどに代表される固体電解コンデンサがレギュレータまわりに搭載されることが多くなった。固体電解コンデンサは、電解質に電解液ではなく、高分子導電体を利用するコンデンサ。通常の電解コンデンサに比べて熱耐性が強く、原理的に電解液のドライアップ(蒸発)の心配もない。アルミ電解コンデンサに比べてESR(等価直列抵抗)が低く、コンデンサ自体の発熱量、電力損失も少ないのが特徴だ。最近はレギュレータまわりだけでなく、ほぼボード全域にまで固体電解コンデンサを使っている製品もある。 |
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もっとも重要なレギュレータまわりに日本製の高品質な固体電解コンデンサを並べているのはもちろん、メモリやPCI Express x16スロット付近など、ほぼボード全域にわたって日本製の固体電解コンデンサが使用されている | ||||||||||||||
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CPUの電源供給に利用するレギュレータまわりは日本製の固体電解コンデンサで固めているが、そのほかの部分はノーマルなアルミ電解コンデンサが使われている。日本製が多いが、海外製品が混じっていることも | ||||||||||||||
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ボードの大部分を海外製のアルミ電解コンデンサが占め、個数も比較的少なめ。重要度の高いレギュレータまわりは日本製の比較的グレードの低いコンデンサが使われているが、日本製と海外製を併用している製品もある | ||||||||||||||
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MSI | ||||||||||||||
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実売価格:20,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン) URL:http://www.msi-computer.co.jp/ |
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P965+ICH8Rチップセットを搭載したマザーボード。比較的簡素な作りだが、CPU周辺は固体電解コンデンサを採用。ほかの部分には松下電器産業製の電解コンデンサを採用している | ||||||||||||||
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Intel | ||||||||||||||
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実売価格:15,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-868686(インテル) URL:http://www.intel.co.jp/ |
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P965チップセット搭載マザーボードのリファレンス的存在。こちらはICH8だ。CPUソケットまわりには日本ケミコンの固体電解コンデンサを利用。ほかの部分も日本製で固められている | ||||||||||||||
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一昔前までは、オンボードグラフィックスに求められるものと言えば、最低限の2D描画機能だけだった。しかし、昨年辺りから、Windows Vistaの3D GUI「Windows Aero」に対応すべく、各メーカーはこぞってオンボードグラフィックス機能の強化を急いできた。Aeroを使うには、DirectX 9.0cおよび、Pixel Shader 2.0といった新機能への対応が必要だったからだ。 実際、今年の夏にはIntelが新グラフィックスコア「GMA X3000」を搭載したIntel G965を発表し、その少し前にATIからもグラフィックスコア内蔵の新チップセット「Radeon Xpress 1150」が登場している。両製品ともにDirectX 9.0c/Pixel Shader 2.0に対応し、Windows Vistaを念頭に置いて設計された製品だ。また、NVIDIAはDirectX 9.0c/Pixel Shader 2.0対応のGeForce 6150/6100チップセットを昨年の時点でいち早くリリースしている。 今回はそれらのいわゆる「Windows Vistaレディ」のオンボードグラフィックス機能を、3DMark06を使って検証してみた。結果はグラフを見れば分かるように、Intel G965が頭一つ抜けている印象だ。旧モデルのIntel 945Gと比較すれば一目瞭然だが、実に2倍以上の性能向上になった。次いでRadeon Xpress 1150、GeForce 6100という順番になっている。 実売1万円程度のビデオカードが3DMark06で1,000~2,000のスコアを出していることを考えると、依然としてビデオカード単体製品との差は大きいが、それでもWindows AeroをSXGA程度の解像度で使うには十分な性能だろう。 |
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新グラフィックスコア「GMA X3000」を搭載した最新チップセット。DirectX 9.0c(ShaderModel 3.0)とHardware T&Lに対応している | ||||||||||||||
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GeForce 6シリーズ相当のグラフィックス機能を持つチップセット。DirectX 9.0c(Shader Model 3.0)や、高画質化機能のPureVideoに対応する | ||||||||||||||
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Radeon X300 SE相当のグラフィックスコアを搭載したチップセット。Shader Model 2.0までの対応となる。下位版のRadeon Xpress 1100もある | ||||||||||||||
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最近はオンボードグラフィックス機能もDVIなどのデジタル出力やHDTV OUTなどをサポートするものが多い。安価な液晶ディスプレイでもDVI端子を備える昨今、DVI出力は必須と考えてよい | ||||||||||||||
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GIGABYTE | ||||||||||||||
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実売価格:24,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-6120(リンクスインターナショナル) URL:http://www.gigabyte.co.jp/ |
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G965チップセットを採用し、グラフィックスコアにIntel GMA X 3000を内蔵したマザーボード。信頼性の高い高品質アルミ電解コンデンサを搭載しているのが特徴で、使用上の安定動作に貢献しているとのこと | ||||||||||||||
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MSI | ||||||||||||||
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実売価格:14,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン) URL:http://www.msi-computer.co.jp/ |
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チップセットにRadeon Xpress 1150を採用したmicroATXマザーボード。DVI-D出力をオンボードで搭載している点が大きな特徴だ。オンボードグラフィックス機能はRadeon X300 SE相当となっている | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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