これからのトレンドになるか!? 倍速補間技術の仕組
液晶ディスプレイでBD/DVDタイトルを見たり、あるいはHDMI端子やD端子でゲーム機を接続したりすると気になるのが残像感である。「倍速補間技術」とは、毎秒60コマの映像のコマ間を補うことで毎秒120コマにして表示するものだ。とくに動きの速い映像で効果が絶大で、今後採用機種が広がっていく可能性は高い。映像を視聴する機会が多いのであれば要チェックの機能だ。
【トレンド】120Hzの倍速補間モデルが登場

倍速補間は、前後のコマの動きから途中のコマを予測して生成し、それを映像に挿し込むことによって1秒間あたりのコマ数(フレームレート)を向上させるという技術。多くの映像ソースは毎秒60コマ(60Hz)だが、倍速補間を使うことで毎秒120コマ(120Hz)に引き上げ、高速に画面を書き換えることで残像感やぼやけを解消している
[トレンド] 低価格VA/IPSモデルの増加

VA/IPSパネル採用機が4万円台 一般的に、VA/IPSパネルを採用した液晶ディスプレイはハイエンドに近い存在だったが、現在では低価格化が進み、実売価格が4万円台という製品がめずらしくない。とくに画質を重視した液晶ディスプレイを選択するなら、これらの製品を積極的に狙ってみよう
[トレンド] LEDバックライトモデルの増加

冷陰極管(CCFL)より薄くできる 液晶テレビ同様、液晶ディスプレイでもLEDバックライトの採用が広がっている。メリットとしては、従来使われていた冷陰極管よりも液晶パネルを薄くできることが挙げられる。また、より少ない電力で明るさを得られるため、電力消費量の削減にもつながる。今後もLEDバックライト採用モデルは増え続けるだろう
[トレンド] 27型ワイドモデルの台頭

2,560×1,440ドットは驚きの広さ! フルHD解像度を持つ液晶ディスプレイは22~24型程度のサイズが主流だが、ここに来て増えているのが大型の27型パネルを採用した低価格モデルだ。また、同じ27型ワイドで2,560×1,440ドットという解像度を持つ製品も登場している。とにかく広いデスクトップで余裕を持って作業したいなら、見逃せないトレンドだ