性能は高いものの新規導入のメリットなし
- 4コア
- LGA775
- 45nm
- TDP 65~95W
- Intel
- Core 2 Quadシリーズ
Core iシリーズCPUの登場でその役目を終えつつあるIntelのかつての主力CPU。相対的に見てその性能はまだまだ高いが、価格が高くプラットフォームにも未来がないので新規に導入するメリットはない。LGA775 CPUのアップグレードパスとしてのみ存在価値がある。
アップグレードパスとしても中途半端な存在
- 2コア
- LGA775
- 45nm
- TDP 65W
- Intel
- Core 2 Duoシリーズ
Core 2 Quad同様、Core iシリーズCPUの登場でCore 2 Duoもその役目を終えつつある。これから先、新しいチップセットの登場も見込めないLGA775プラットフォームに未来はなく、Core 2 Duoを新規に導入するメリットはまったくない。アップグレードパスとしても中途半端な存在だ。
激安で使えるPCを構築可能
- 2コア
- LGA775
- 45nm
- TDP 65W
★
- Intel
- Pentium/Celeronシリーズ
一番クロックの高いPentium E6700(3.2GHz)でも実売で1万円以下と低価格が魅力のシリーズ。低価格とは言え、定評のあるCoreマイクロアーキテクチャを採用しているため、性能は折り紙付き。市場での人気も高い。5,000円程度で購入できるG41マザーと組み合わせて激安PCを構築するという使い方もある。
いろいろと楽しむことのできるCPU
- 2コア
- Socket AM3
- 45nm
- TDP 80W
★★★
- AMD
- PhenomII X2シリーズ
現在4コアのPhenomII X4以外で唯一入手可能なPhenomII。デュアルコアながら3次キャッシュを搭載することで性能が高く人気も高い。また、なかには対応マザーを用いれば4コア化できる個体が存在することが公然の秘密となっているため、それを期待して購入する人も多い。
アップグレードパスが豊富な低価格CPU
- 2/3コア
- Socket AM3
- 45nm
- TDP 45~95W
★
- AMD
- AthlonII X3/X2シリーズ
現在のAMDプラットフォームの最大のメリットはSocket AM3で統一されていること。とりあえず、1万円以下の本シリーズのCPUを購入して、性能に不満を感じたら、PhenomII X4なりPhenomII X6なりに換装することも可能(マザーボードの対応が必要)。とにかく低価格でPCを構築したい人に最適なCPUだ。
低消費電力モデルの見分け方 |
---|
PCの消費電力量を少しでも抑えたいという人は、通常の製品よりTDP値が低い低消費電力版CPUを狙ってみるとよいだろう。低消費電力版CPUは、Intel CPU、AMD CPUともに用意されており、Intel CPUでは、Core i7-860Sのように製品名の後ろにSの文字が付くものが該当。AMD CPUでは、PhenomII X4 910eのように製品名の後ろにeの文字が付くものが該当する。 |