さらに冷却機能を強化したベストセラーモデルの後継機
- ATX
- ブラック
★★★
- Cooler Master
- CM690II Plus
- 実売価格:14,000円前後
同社の上位モデル譲りの冷却性能を手頃な価格で提供してくれる製品として、人気の高いCM690の最新モデル。標準で前後、天板部の3基のファンを搭載するが、最大では10基ものファンを搭載可能となっている。シャドーベイのうち下部4基は取り外しが可能で、水冷ユニットのラジエータを取り付けることなども可能と、幅広いアレンジが楽しめる。冷却重視ながらも、万人向けのデザインに仕上がっているのも人気のポイントだろう。
曲げ加工によって巧みに剛性が高められた内部シャーシ。ケーブルの取り回しなども従来モデルより行ないやすくなっている
ツールレス仕様のシャドーベイには、2.5/1.8インチ用の変換アダプタが一つ付属
14cm角の大型ファンだけでも最大6基取り付け可能。冷却性能と静音性の両立を目指すなら、ぜひさまざまなパターンのファン配置を試したいところだ
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×4(5→3.5インチ変換アダプタ×1)、3.5インチシャドー×6(3.5→2.5/1.8インチシャドー変換アダプタ×1)●標準搭載ファン:14cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)、12cm角×1(天板)●追加搭載可能ファン:12/14cm角×1(天板)、12/14cm角×1、12cm角×1(底面)、8cm角×1(右側面、15mm厚まで)、12/14cm角×2(左側面)●本体サイズ(W×D×H):214.5×528.8×511.8mm●重量:約9.19kg
ホットスワップベイ搭載の冷却重視モデル
- ATX
- ブラック
★★
- Antec
- ダークフリート DF-35
- 実売価格:17,000円前後
同社の冷却重視ケース、Nine Hundredの発展型。前面のベイはすべてトビラ式で開閉し、ドライブベイに気軽にアクセス可能。より扱いやすいミドルタワーとなるように各部が見直されている。天板前面には2.5インチのホットスワップベイを備え、6基の3.5インチシャドーベイのうち2基もホットスワップベイ対応(このホットスワップベイを持たないDF-30も存在する)。ゲーマー以外も、一見の価値ある仕上がりだ。
内部までブラックで統一。大型ビデオカードも搭載可能で、合計4基のファンを標準搭載している
シャドーベイのホットスワップユニットは、任意の位置に変更可能。もちろん取り外してしまうことも可能である
ファンごと前面パネルを開くと、素早くドライブベイにアクセス可能。ファンには防塵フィルタも備わっている
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×3、3.5インチ×1、2.5インチ×1、3.5インチシャドー×6、2.5インチシャドー×1●標準搭載ファン:12cm角×2(前面)、12cm角×1(背面)、14cm×1(天板)●追加搭載可能ファン:12cm角×1(側面)●本体サイズ(W×D×H):198×486×485mm●重量:6.9kg
複合構造で剛性を高めた純国産ハイブリッドケース
- ATX
- ブラック/シルバー
- LBJ
- JIGEN J's PRO460S
- 直販価格:24,800円
スチール+ステンレスのシャーシに、5mm厚のアルミ前面パネルと、高い質感と剛性を楽しめるタワーケース。ドライブベイは各部が取り外し可能で、2.5インチベイは3基搭載。シャドーベイ直下の底面に冷却ファンを装備しており、底面吸気、背面排気という構造で静音性を高めているのも特徴である。大型ビデオカードへの対応やメンテナンスホールの採用もソツがなく、やや高価ではあるが、よく練られた安心感のある作りとなっている。
ExtendATXにこそ対応しないが、大型ビデオカードにも余裕で対応可能。シャーシの高い剛性が使っていて気持ちよい
シャドーベイの下に吸気ファンを装備。その左にはオプションのファン増設マウンタを取り付けることが可能だ
5インチベイと3.5インチシャドーベイの中間に2.5インチベイを搭載。5インチも含め、すべてのベイは着脱可能
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×4、3.5インチシャドー×4、2.5インチシャドー×3●標準搭載ファン:12cm角×1(背面)、12cm×1(底面前部)●追加搭載可能ファン:なし●本体サイズ(W×D×H):196×500×460mm●重量:7.92kg
静音ボディにホットスワップなどのギミックを満載
- ATX
- ブラック/ホワイト
- ZALMAN
- MS1000-HS2
- 実売価格:17,000円前後
ズッシリと重いサイドパネルは、密閉性の高い構造。天板ファンなどを備えているのは、静音面では惜しい気もするが、それだけにこのケースの防音性能の高さがよく分かる。内部はそれほど広くはなく、電源によってはかなりケーブルがジャマになるが、ホットスワップ対応の6基のシャドーベイは電源コネクタが統合されており、整理しがいのある構造となっている。ハイエンドマシンに向くとは言い難いが、満足感の高い逸品だ。
内部空間はそれほど広くないが、ミドルレンジクラスまでのビデオカードで静音マシンを作りたいなら、かなりバランスのよいケースである
ホットスワップ対応のシャドーベイは、3基ごとに4ピンペリフェラルコネクタ一つで電源が統合。ファンも接続でき、回転数を2段階コントロール可能だ
シャドーベイにはすべて前面からアクセス可能。単純なリムーバブルベイアダプタとして見ても、かなり出来がよい
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×10(5インチ×3→3.5インチ×3変換アダプタ×2、5→3.5インチ変換アダプタ×1、3.5インチ×1→2.5インチ×2変換アダプタ×1)●標準搭載ファン:12cm角×1(背面)、12cm角×1(天板)、9cm角×1(ホットスワップベイ後部)●追加搭載可能ファン:12/14cm角×1(天板)12/14cm角×1(底面)、9cm角×1(ホットスワップベイ後部)●本体サイズ(W×D×H):200×560×500mm●重量:12kg
内部スペースを贅沢に使ったハイエンドフルタワー
- ExtendedATX
- ブラック/シルバー
- アビー
- AS Enclosure 900
- 直販価格:44,980円
アルミパネルにスチールシャーシを採用した大型ケース。そのボディを活かして、ドライブベイをゆったりと配置しており、とくに前部中央に設けられた「システムHDDホルダー」は、3段分のベイを1台のために使用する贅沢な構造となっている。ファンは内部2基と、背面、天板に各1基備え、横幅にも余裕があるので、配線も楽々。価格は高いが、九つもの拡張カード固定部を備えるなど、ハイエンドパーツを使いこなすに不足なしの1台だ。
広い内部からするとドライブベイは少ないが、ドライブの冷却を重視した構造は、上級者ほど納得のゆくものと言えるだろう
それぞれが独立して着脱可能なシャドーベイは、手前と裏のどちらからでもケーブルの接続が可能。これも横幅のある大型ケースならではだ
大事なシステムHDDを強力に冷却する「システムHDDホルダー」。本製品の象徴的なパーツである
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×5(5→3.5インチ変換アダプタ×1)、3.5インチシャドー×7、2.5インチシャドー×1●標準搭載ファン:12cm角×1(背面)、14cm角×1(天板)、12cm角×1(内部)●追加搭載可能ファン:なし●本体サイズ(W×D×H):236×578×548mm●重量:約15.1kg