特集
ついに登場、Yorkfield! 45nm世代で勢力図はどう変わる? 1/2
ついに登場、Yorkfield! 45nm世代で勢力図はどう変わる? 2/2
最新CPU総合ガイド 1/2
最新CPU総合ガイド 2/2
ベンチマーク検証 1/3
ベンチマーク検証 2/3
ベンチマーク検証 3/3
クアッドコアに最適化されたソフトを使おう 1/2
クアッドコアに最適化されたソフトを使おう 2/2
最新マザーボードガイド 1/3
最新マザーボードガイド 2/3
最新マザーボードガイド 3/3
パワレポライターオススメ、最新デュアル・クアッドコアCPUで自作するならこんなマシン 1/3
パワレポライターオススメ、最新デュアル・クアッドコアCPUで自作するならこんなマシン 2/3
パワレポライターオススメ、最新デュアル・クアッドコアCPUで自作するならこんなマシン 3/3
旧チップセット搭載マザーボードで最新CPUを使う! 1/3
旧チップセット搭載マザーボードで最新CPUを使う! 2/3
旧チップセット搭載マザーボードで最新CPUを使う! 3/3
デュアル・クアッドコアに最適なCPUクーラーを選ぶ 1/2
デュアル・クアッドコアに最適なCPUクーラーを選ぶ 2/2
クアッドコアCPUのオーバークロック耐性を検証 1/2
クアッドコアCPUのオーバークロック耐性を検証 2/2
低消費電力チューン 1/2
低消費電力チューン 2/2
CPU&チップセットロードマップ解説
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
クアッドコアvs.デュアルコア最新CPU徹底比較
TEXT:鈴木雅暢
デュアルかクアッドか?IntelかAMDか?
最新CPU総合ガイド
image新モデルが追加され、ますます複雑になってきたCPUラインナップ。ここではIntel、AMD、それぞれの現行のCPUラインナップを整理しつつ選択のポイントを解説する。
ハイエンド
用途の見きわめが重要
クアッドコアか高クロックデュアルコアか
 ここでは2万円台後半以上の価格帯をハイエンドと位置付けているが、このクラスのトレンドは、何と言ってもクアッドコアCPUである。2007年の夏にCore 2 Quad Q6600が大幅値下げされて以来ずっとクアッドコアは市場の中心的存在だが、AMDのクアッドコアであるPhenomの登場、そして45nm世代のYorkfieldの登場によって(品薄で水を差されてはいるが)、さらに「これからはクアッドコアだ」という空気になってきている。

 しかし、クアッドコアでコア数やその価格に応じた満足感が得られるかどうかは、使うソフトや使い方に左右される。実際に購入を検討する場合、同価格帯を見れば、3GHzクラスの高クロックデュアルコアCPUも入手できる。クアッドコアか、あるいはより高クロックのデュアルコアか、この選択が大きなポイントとなる。AMDのPhenomがエラッタ問題などから敬遠されている現状、これは「高クロックのCore 2 Duoか、Core 2 Quadか」と置き換えてもよいだろう。

 この判断をするには、やはり両者の特性をしっかり把握することが大切。基本的なところからおさらいしてみよう。
image
CPU内部の計算をする部分を「コア」と言い、これを二つ内蔵するデュアルコアCPUと四つ内蔵するクアッドコアCPUの2種類が現在の主流である。複数のコアがあると、マルチコアに最適化されたソフトでコア数に比例した性能を発揮するほか、マルチタスク環境で一度にいろいろな処理が重なってもレスポンスが低下しないメリットがある。ただし、マルチコアに最適化されていないソフトを単体で利用する場合にはコア数が多いメリットは活かすことができない
Intel
Core 2 Quad Q6000シリーズ
image65nm世代のクアッドコアCPUで、開発コードネームは「Kentsfield」の名で呼ばれる。2007年夏にCore 2 Quad Q6600が大幅に値下げされたことがきっかけで人気が爆発し、クアッドコアの普及に大きく貢献した。デュアルコアを二つ貼り合わせた構造となっており、システムバス1,066MHz、2次キャッシュ容量は8MB(4MB×2)。
製品名 周波数 コア数 2次キャッシュ
Core 2 Quad Q6700 2.66GHz 4 4MB×2
Core 2 Quad Q6600 2.4GHz 4 4MB×2
製品名 3次キャッシュ システムバス 実売価格(前後)
Core 2 Quad Q6700 1,066MHz 64,000円
Core 2 Quad Q6600 1,066MHz 31,000円
Intel
Core 2 Duo
imageIntelの主力デュアルコアCPU。45nm世代のE8000シリーズ(Wolfdaleコア)と65nm世代のE6000シリーズ(Conroeコア)、そして65nm世代の廉価版であるE4000シリーズの3種類のラインナップがある。2次キャッシュ容量など主なスペックの違いは表のとおりだが、3月中旬現在E8000シリーズは深刻な品薄状態となっており、この状態は5月か6月まで続きそうだ。
製品名 周波数 コア数 2次キャッシュ
Core 2 Duo E8500 3.16GHz 2 6MB
Core 2 Duo E8400 3GHz 2 6MB
Core 2 Duo E8200 2.66GHz 2 6MB
Core 2 Duo E6850 3GHz 2 4MB
Core 2 Duo E4500 2.2GHz 2 2MB
製品名 3次キャッシュ システムバス 実売価格(前後)
Core 2 Duo E8500 1,333MHz 37,000円
Core 2 Duo E8400 1,333MHz 30,000円
Core 2 Duo E8200 1,333MHz 25,000円
Core 2 Duo E6850 1,333MHz 30,000円
Core 2 Duo E4500 800MHz 15,000円
デュアルコアCPU
(Core 2 Duo)
クアッドコアCPU
(Core 2 Quad)
 
二つ。マルチコアに最適化されていないゲームなどでは、コアの数よりもクロックの高いほうが有利 コア数 四つ。4コア以上のマルチコアに最適化されたエンコードやCGレンダリングなどではデュアルコアの1.5~2倍近い性能
最高は3.16GHz、同価格帯で比べるとクアッドコアCPUよりも500~600MHz以上クロックが高い クロック 2.83GHzが最高。普及価格帯(4万円以下)の製品では2.4~2.66GHzにとどまる
65W。クロック3GHz以上のモデルでもTDP 65Wと低い消費電力をキープしている TDP 95W。さすがに負荷時の消費電力、発熱ではデュアルコアCPUより大きいが、コア数のわりには小さい
E8500(3.16GHz)が3.7万、E8400(3GHz)が3万、E6850(3GHz)が3万、E8200(2.66GHz)は2.5万 価格 Q9450(2.66GHz)が3.8万、Q9300(2.5GHz)が3.2万、Q6600(2.4GHz)が3.1万
クアッドが効果的なケースとそうでないケース
 「コア」というのはCPU内部の計算をする部分のことだ。このコアが複数あると、作業を分担して行なうことができる。このコアをショップで働く店員に置き換えて考えてみよう。たとえば、100製品にラベル貼りをする場合、四人で同時にやれば25製品分の時間で終わる。また、同時に四人の来客があった場合、店員一人ならば一人にしか応対できず、ほかの三人を待たせてしまうが、四人いれば誰も待たせずにできる。

 上記のラベル貼りの例は、(4コア以上の)マルチコアに最適化されたアプリケーションでの作業に相当する。四つのコアが同時に作業できるように処理を分割できるアプリケーションであれば、コアが四つあるクアッドコアは爆発的な速さを発揮する。そして、接客の例は、複数のソフトが同時に動く「マルチタスク」環境にあてはまる。一度にいろいろな作業が重なってもサクサクと快適なレスポンスが得られる。これがクアッドコアのメリットの例だ。

 しかし、もしラベル貼り用の機械が二つしかなければ、店員が四人いても同時にラベル貼り作業をできるのは二人だけ。これと同じくアプリケーションが2コアまでしか想定していない設計であれば、コアが四つあっても、コアが二つしかないデュアルコアCPUと速度は変わらない。この場合、店員一人の作業スピードが速いほうが早く終わる。また、店頭へ四人同時に来客があるなんてことはまれで、店内には一人か二人しか客がいないような店であれば、接客用の店員が四人もいても働くのはせいぜい二人。つまり、ぽつりぽつりと単発でソフトを使うだけならばコアが二つでも四つでも差は実感できないだろう。これが、クアッドコアが威力を発揮できないケース。

 4コア以上のマルチコアへの最適化はエンコード、CGレンダリング、画像処理など、クリエイティブ系のアプリケーションを中心に進んでいる。一方、クアッドコアのメリットを感じにくい用途の代表としては、3Dゲームが挙げられる。4コア以上のマルチコアに対応しているタイトルはほとんどない上、プレイ中のユーザーは基本的にゲームのみに集中するはずで、ほかのアプリケーションの出番はなく、マルチタスクとなる場面も考えにくい。それぞれの分野に属するアプリケーションでの具体的な性能の差などは、こちらからのベンチマークで確認してほしい。
image四つのコアを内蔵するクアッドコアCPUは、デュアルコアCPUに比べて消費電力や発熱も大きい。高品質な電源部を備えたマザーボードが安心だ
image4コア以上のマルチコアに最適化が進んでいるのはエンコードやレンダリングなどクリエイティブ系アプリが中心。クアッドコアのパワーが活きる
imagePCゲームの多くはマルチコアに最適化されていない。単体で動作するだけにクロックの高いデュアルコアのほうが有利だ

(C)2007 Crytek GmbH. All Rights Reserved. Crytek, Crysis and CryENGINE are trademarks or registered trademarks of Crytek GmbH in the U.S and/or other countries. Electronic Arts, EA, and the EA logo are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners.
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください