|
|
パワレポライターオススメ、最新デュアル・クアッドコアCPUで |
|
|
|
自作するならこんなマシン |
|
|
最新のクアッドコアCPUの登場、メモリやHDDの価格下落、低価格CPUによるオーバークロックの流行など、今はPCを自作するのに絶好の時期と言える。ここではパワレポライター陣のオススメ自作プランを紹介したい。 |
|
|
|
|
TEXT・マシン制作 ライター 鈴木雅暢 |
|
つい長居してしまうので、ニコニコ動画にはあまり行かないようにしている。ガンダム00のMADやVOCALOID系がお気に入りだ。私も一つ……と思うが何も生み出せない。いろいろ枯渇してしまったことを実感。 |
|
|
|
|
これで24時間エンコード生活 |
|
|
|
クアッドコアフル活用! 快適動画PC |
|
|
パワフルなクアッドコアは エンコ職人の強い味方
今回は動画のエンコードを主目的に置いてマシンを考えてみた。ポイントは、CPUパワーとストレージ。エンコードの速度、快適度は何と言ってもCPUで決まる。クアッドコア対応アプリケーションが多く、クアッドコアのパワーもフルに活きる用途と言える。YouTubeやニコニコ動画へアップロードする動画ファイルを作成して楽しんでいる方、さらにそれをできるだけ高画質でアップするために設定のトライ&エラーを繰り返す「エンコ職人」と呼ばれるような方などにとっては、すでにクアッドコアCPUは必須パーツなのではなかろうか。
クアッドコアCPUの中から何を選ぶかについては流通状況もあって難しいところ。性能重視とは言っても、Q9550以上のモデルは極端に価格が高くなり、コストパフォーマンスが悪化する。それより下のモデルの中から、できるだけ性能の高いモデルということで、今回はCore 2 Quad Q9450としている。 |
|
CPU |
Intel Core 2 Quad Q9450(2.5GHz) |
38,000円前後 |
CPUクーラー |
ZALMAN CNPS9700 LED |
8,000円前後 |
マザーボード |
ASUSTeK P5K-E |
18,000円前後 |
メモリ |
Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) |
10,000円前後 |
ビデオカード |
Sapphire RADEON HD 3650 512MB DDR2 PCIE |
11,000円前後 |
HDD |
Seagate Barracuda 7200.11 ST3500320AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB) |
12,000円前後 |
|
Western Digital WD Caviar GP WD10EACS(Serial ATA 2.5、非公開、1TB)×2 |
46,000円前後 |
光学ドライブ |
アイ・オー・データ機器 BRD-SM4 |
38,000円前後 |
電源 |
Seasonic S12 ENERGY+ SS-550HT |
16,000円前後 |
ケース |
Lian Li PC-B25B |
30,000円前後 |
そのほか |
オウルテック OWL-BF90SA(B)×2 |
10,000円前後 |
合計 |
23万7,000円前後 |
|
|
|
|
|
データドライブの管理の容易さを考えてリムーバブルHDDケース「OWL-BF90SA(B)」を2個導入した。HDDごとデータを持ち出せるので、超大容量データの管理/共有に便利。HDD容量拡張の際にも役に立つ |
|
|
|
|
■ |
リムーバブルケースで データ管理、容量拡張が楽々 |
|
|
もう一つのポイントは、ストレージ。単に大容量というだけでなく、データ管理が容易なスタイルを考えてみた。データだけをいつでも取り出せるようシステムドライブとデータドライブを分けておくのはもちろんだが、今回はリムーバブルHDDケースを導入し、データ用HDDの着脱が容易なシステムにしてみた。ネットワークではコピーに時間がかかるような巨大サイズの動画ファイルをほかのPCと共有する場合にも都合がよいし、保存用にHDDカートリッジごとVHSテープのように使うこともできる。そこまでヘビーでなくとも、HDD容量が足りなくなった場合に大容量HDDにデータを移しつつ交換するといったことが簡単にできて便利だ。むき出しのままシャドーベイに何度も着脱を繰り返すより故障の危険性もずっと少ない。 |
|
|
|
動画PCにふさわしい充実装備を |
|
|
|
(1)冷却能力と静音性を両立
高い負荷がかかるPCだけに、CPUクーラーにはしっかりした製品を選びたい。ZALMANの CNPS9700 LEDは静音性も高く、文句なしだ |
|
|
|
(2)メモリ容量はもちろん4GB
ここまでメモリ価格が下落すれば最大容量まで搭載しない手はない。今回は「Team Elite TEDD4096M800HC5DC」を使用(問い合わせ先:sales@ocmemory.jp[OCMEMORY]) |
|
|
|
(3)BD-Rドライブも搭載
大型テレビやディスプレイに続き、HD動画再生支援機能とHDMI出力に対応したGPUも普及しつつあり、徐々に外堀が埋まってきたBlu-ray Disc。実売で4万円を切る製品が増え、誘惑に弱く落ち着きがないおとめ座の男でなくても、検討してもよい頃だ |
|
|
|
(4)HDMI出力にも対応
HDコンテンツを大画面で再生することを前提に、HD動画再生支援機能の搭載と、HDMI出力対応、ビデオメモリ512MB以上を条件に、SapphireのRadeon HD 3650搭載製品を選択 |
|
|
|
(5)合計2.5TBの快適ストレージ
システム用は性能重視でBarracuda 7200.11を使用。リムーバブルHDDケースに入れるデータ用HDDには、1TBのCaviar GPを2台搭載した |
|
|
|
■ |
動画再生支援機能、HDMIは当然そろそろBlu-ray Readyに |
|
|
動画をエンコードするだけでなく見るほうも重視したいということで、HD動画再生支援機能である「UVD」および「PureVideo HD」にフル対応、HDMI出力端子を標準装備(変換アダプタ付属も可)、ビデオメモリ512MB以上といった条件で選んでいる。
ビデオカードも手に入れた。東芝のHD DVD撤退表明もあった。となれば、もうBlu-ray Discが気になって仕方がないだろう。大型の液晶テレビ/PC用ディスプレイをすでに手に入れていれば、なおさらDVDにもの足りなさを感じてきているはず。その欲望の流れはとても自然だ。今回はそれに素直に従って光学ドライブにはBD-Rドライブを奮発した。一足早く「Blu-ray Ready」としておいてもまったく問題はないだろう。 |
|
|
|
|
|
こちらで紹介しているデュアルコアマシンと性能を比較。PCMark05では実に2倍以上の性能を発揮していおり、非常に優秀。TMPGEnc 4.0 XPressの実エンコード時間でも、大幅な短縮を実現している |
|
|