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カテゴリー別 チップセット選びのポイント
TEXT:鈴木雅暢
メインストリーム向け
IntelプラットフォームではP965の存在感が際立つ
 メインストリームとは、文字どおり主流という意味。日本市場でもこのクラスのチップセットを搭載したマザーボードは売れ筋のラインだ。IntelプラットフォームではIntelのP965チップセット、AMDプラットフォームではnForce 570 SLI MCP、nForce 570 Ultra MCPなどが該当する。例によってnForce 570 SLI/Ultra MCPもIntelプラットフォーム向けのラインナップも用意されているのだが、搭載製品はまだ発売されていない。

 IntelのP965チップセットはCore 2 Duoのデビューに合わせて新設計された最新チップセットで、ICHにも最新のICH8シリーズを採用する。ハイエンドの975Xは前世代からのマイナーチェンジによってCore 2 Duoへ対応しているため、ICHが旧式のICH7シリーズとなっている。ICH7シリーズとICH8シリーズの間には決定的と言えるほどの機能の差はないものの、ハイエンドの975Xよりも、P965の存在感が強い印象だ。

 そのP965の特徴としては、Core 2 Extreme、Core 2 Duoへの対応のほかは、デュアルチャンネルDDR2-800 SDRAMへの対応、さらに、975Xに搭載されているIMPTとは別に、FMA(Fast Memory Access)と呼ばれるメモリアクセス最適化機能の実装などが挙げられる。FMAでは、メモリコマンドのアウトオブオーダー実行(リードコマンドを発行された順序とは異なる順番で実行すること)などを行なうことにより、メモリ帯域を効率的に利用できるようになっている。
Fast Memory Access
image
Fast Memory Accessのアウトオブオーダー実行の例。乱暴に言えばNCQのようなもので、メモリコマンドを解析し、連続したリード要求の間にほかのバンクへのアクセスが挟まっているような場合、同一バンク内のリードを優先して実行することで、プリチャージやアクティブコマンド発行のロスを減らし、メモリ帯域を効率的に利用できる
IDEのサポートが削られたICH8シリーズ
 最新ICHのICH8シリーズは、ICH8のほか、ICH8R、ICH8DH、ICH8DOと合計4種類が用意されるが、一般的にP965と組み合わせられるのはノーマルのICH8、RAID機能サポートのICH8Rである。なお、ICH8DHはデジタルホーム(Viiv)向け、ICH8DOはデジタルオフィス(vPro)向けという位置付けで、それぞれG965、Q965といったグラフィックス機能内蔵型チップセット向けである。

 ICH8シリーズ共通の仕様としては、ギガビットLANコントローラ(MAC)を内蔵したことと、USB 2.0サポートが10ポートに増加したこと、そしてIDEがサポート外となったことなどが挙げられる。また、PWM(Pulse Width Moduration)によるファンコントロール機能を利用する場合に、CPU温度の推移を予測することでファンの回転速度を緩やかに切り換える「Quiet System Technology」、セキュリティの観点から特定のUSBポートを無効にする「USB Disable」という機能も追加されている。

 また、ICH8Rでは、6ポートのSerial ATA 2.5をサポートし、Intel Matrix Storage Technologyに対応。NCQにも対応する。現状、Serial ATA接続の光学ドライブはあまり普及しているとは言えず、IDEのサポートが省かれたのは問題だが、ほとんどのマザーボードでは、JMicronなどのコントローラをオンボード搭載することで、これまでと同じようにIDEポートを使えるようにしている。このため、ユーザーレベルでは不便がないようになっている。
imageICH8シリーズではIDEのサポートが省かれているが、JMicronなどのコントローラの実装により、実用上不便なく使えるようになっている
nForce 570 SLI MCPはハイエンドに匹敵する高機能
 AMDプラットフォームのメインストリームは、NVIDIAのnForce 570 SLIとnForce 570 Ultraが主力。両者の違いはPCI Expressのレーン数、NVIDIA SLIサポートの有無のみ。NVIDIA SLI構成時、ハイエンドのnForce 590 SLIチップセットでは16レーン+16レーンのフルレーンを使えるのに対し、nForce 570 SLIは8レーン+8レーン、nForce 570 UltraはSLIをサポートしない。

 PCI Expressのレーン数は、ハイエンドの590 SLI MCPが46レーン、570 SLIが28レーン、570 Ultraが20レーンとなっている。South Bridgeの機能は、ハイエンドの590 SLI MCPとも共通で、2系統のギガビットLAN(MAC)を標準で統合。ストレージ用インターフェースは、Serial ATA 2.5(3Gbps/NCQ)を6ポート、IDEが1ポート。同社が「MediaShield Storage Technology」 と呼ぶRAID機能は、このSerial ATAとIDE両方に接続したすべてのHDD(最大8台)に対して設定可能で、BIOSセットアップではRAIDに利用したいHDDだけを選んでRAID設定が可能。RAIDレベルは、RAID 0/1のほか、RAID 0+1、RAID 5もサポートする。
imagenForce 570 SLI/Ultraの違いはNVIDIA SLI対応の有無とPCI Expressのサポートレーン数のみ。570 SLIは28レーン、570 Ultraは20レーンだ
imageIntel、AMDの両プラットフォームともにDDR2-800 SDRAMをサポート。最大8GBという大容量メモリ搭載が可能だ
主なチップセット
  Intel P965 NVIDIA nForce 570 SLI NVIDIA nForce 570 Ultra
対応CPUソケット LGA775 Socket AM2 Socket AM2
対応メモリ DDR2-800 CPUによる CPUによる
最大システムバス 1,066MHz 1,000MHz 1,000MHz
グラフィックス機能
PCI Express x16スロット 1本 2本 1本
マルチGPU技術 NVIDIA SLI(x8×2)
Intel
P965
対応CPUソケット:LGA775
imageCore 2 Extreme、Core 2 Duoに合わせて新設計されたメインストリーム向けチップセット。デュアルチャンネルのDDR2-800に対応、メモリアクセス高速化機能(FMA)をサポート。最新ICHであるICH8シリーズは、ギガビットLANコントローラ(MAC)を内蔵、10ポートのUSB、3GbpsのSerial ATA 2.5を4~6ポートサポートする。IDEのサポートは省かれており、JMicronのコントローラなどのオンボード搭載で対応するマザーボードがほとんどだ
対応する主なICH
  ICH8 ICH8R
Ultra ATA
Serial ATA 3Gbps×4 3Gbps×6
RAID RAID 0/1/5/0+1
USB 2.0 10ポート 10ポート
PCI Express 6レーン 6レーン
NVIDIA
nForce 570 SLI/Ultra
対応CPUソケット:Socket AM2
image image
NVIDIAのメインストリーム向けチップセット。どちらもワンチップで、すべての機能を提供する。両者の機能はほぼ共通で、違いはNVIDIA SLIのサポートの有無と、それに伴うPCI Expressのレーン数の違いのみ。2系統のギガビットLAN、6ポートのSerial ATA 2.5(3Gbps/NCQ対応)、RAID 0/1/5/0+1サポートなど、I/Oまわりの機能は、ハイエンドのnForce 590 SLI MCPとも変わらない
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