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最新CPU全方位チェック 今買わないでいつ買うの!
Core 2 Duo環境へアップグレードする
TEXT:橋本新義
アップグレードの方向性は二つ
手堅く行くか流用で行くか予算で分かれる方向性
 アップグレードの方向性は、先述したように、大きく分けて二つある。アップグレード向けのマザーボードを使った方法と、スタンダードなマザーボードを使った大規模な(全パーツの取り換えに近い)アップグレードだ。

 コスト面で大幅にメリットがあるのはもちろん前者だが、右欄のメリットとデメリットで表記しているように、性能面を重視するならばDDR2 SDRAMなどを使った“スタンダードな”システムへのアップグレードが望ましいことは確かだ。冒頭で紹介したように、大幅なパーツ交換となるため、コストや移行の手間は大きな負担となるが、PCI Express版ビデオカードやSerial ATA版HDDなどの導入は、アップグレード後の快適度が一段と高いので総合的なコストパフォーマンスは悪くない場合が多い。

 なかでもビデオカードは、PCI Express版をお勧めしたい(とくにWindows VistaへのOSアップグレードを考える場合)。コストパフォーマンスの高いミドルレンジの製品では、PCI Express版のほうが安価に入手でき、マザーボードのコストアップを考えても逆転することが多いからだ。予算面がキツイ場合は、DDR SDRAMとPCI Expressビデオカードが併用できるASRockの775Dual-VSTAなどはもってこいの製品と言える。

 なお、Pentium Dなど、DDR2 SDRAMを使ったシステムからのアップグレード(消費電力やビジネスソフトの速度などを考えると、C2DはこのクラスのCPUからのアップグレードでも価値がある)は、メモリを積極的に使い回すことをお勧めしたい。DDR2-800へアップグレードして得られる性能の向上は、コストを考えると決して大きくはないからだ。
image
メモリの規格の違いによりスコアに差は出るが、体感上はほぼ気にならないレベル。アップグレードの際は旧タイプのメモリを使い回して容量の増大を図ろう
スタンダードで手堅く行くか
ECS
P965T-A
imageCore 2 Duo Eシリーズ用のスタンダード的存在のIntel P965チップセット搭載機種としては、もっとも低価格なマザーボードだ(実売価格1万3,000円前後)。しかしJMicron「JMB361」によるIDEポートの搭載など、自作向けマザーボードとして過不足のないレベルの機能を搭載する。処理速度などの基本性能も優秀。
メリット
デメリット
・Core 2 Duoの性能を最大限引き出せる
・最新インターフェースを豊富に備える
  ・旧式インターフェースが少ない
・アップグレードに必要なコストが上がる
個性派マザーで低コストにまとめるか
ASRock
ConRoe865PE
imageIntel 865PEチップセット搭載ながらCore 2 Duo Eシリーズをサポートする変わり種マザー。メモリやAGPビデオカードを流用できるだけでなく、価格も安価(実売価格9,000円前後)。ただし、Core 2 Duoを使用するには現在のところDDR400 SDRAM(CL=2.5)が必須となるため、注意が必要だ。
ASRock
775Dual-VSTA
imageVIA PT880 Proチップセットを搭載した、柔軟なパーツ構成が可能なマザー。メモリはDDR/DDR2、ビデオカードはAGP/PCI Expressの双方に対応する。Core 2 Duo対応マザーとして最安値の製品でもある(実売価格8,500円前後)。製品名にあるように、Windows Vistaを見据えたアップグレード用途には最適の製品と言える。
メリット
デメリット
・AGPビデオカードを流用できる
・DDRメモリを流用できる
・アップグレードコストを安くできる
  ・最新インターフェースが少ない
・最新チップセットを採用したマザーボードに比べ、
 若干ながら性能が劣る
PentiumIIIとの差は7、8倍! まさに劇的な性能差
 さて、こうしたアップグレードで本来もっとも気になるのは、性能アップの度合いだ。冒頭では“劇的な”と紹介したが、果たして実際にはどれほどのものだろうか? ということで今回は、C2Dで一番人気のCore 2 Duo E6600(2.4GHz動作/2次キャッシュ4MB)を使い、PCMark05を使った総合性能の評価と、WMVエンコード速度を測定した。

 実際の結果はグラフを見てほしいが、PentiumIIIのみならず、Pentium 4世代からの移行でも、劇的という言葉がオーバーではないほどの性能アップを見せている。とくに、最近のIntel製CPUで強かったビデオエンコードの性能だけでなく、PCMark05での総合性能が高くなっている点に注目したい。

 なお、これは前ページまでの“スタンダードなマザーボードを使った場合”に相当するが、アップグレード用のマザーボードを使っても、基本的なCPU速度は大きく低下しないことをあらかじめ紹介しておく。

 また、消費電力についてのグラフの掲載は割愛したが、PentiumIII 1GHz搭載PCよりはアイドル時・エンコード時ともに増加するものの、Pentium 4 2.4CGHz搭載PCと比較すると、両方とも減少するというデータが得られている。それに加え、静音性に関しても、PentiumIIIやPentium 4のリテールクーラーよりも減少する(ただしこれは、PentiumIII/4のリテールクーラーの動作音が比較的大きいという事情もある)。

 そして実際の使用感は、こうしたデータ以上とも言えるほどの快適さを見せる。とくにPentium 4以前のシングルコアCPUからの移行では、デュアルコア化の恩恵で、アプリケーション起動時のファイル操作などで、非常に軽快な操作感が得られるはずだ。

 予算はユーザーごとに異なるだろうが、C2Dへのアップグレードは、ほとんどの場合対価以上のメリットがある。とくに久々のアップグレードを考えているユーザーには、強くお勧めしたい。
imageCore 2 Duo(左)とPentium D(右)のリテールボックスに付属するCPUクーラー。Core 2 Duo用はヒートシンクの背は高いものの、ファンは低速回転で静かだ
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【Core 2 Duo/Pentium D環境】
マザーボード:Intel DP965LTCK(P965)
メモリ:PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2、HDD:Western Digital WD Cavier SE WD3200JS(Serial ATA、7,200rpm、320GB)、ビデオカード:Albatron 7600GT(GeForce 7600 GT、256MB)

【Pentium 4環境】
マザーボード:MSI 865PE Neo2-PFS(865PE)
メモリ:PC3200 DDR SDRAM 256MB×2
HDD:Seagate Barracuda 7200.7 ST3160021A(Ultra ATA/100、7,200rpm、160GB)
ビデオカード:MSI G3Ti500 Pro-VTG(GeForce3 Ti500、64MB)

【PentiumIII環境】
マザーボード:GIGABYTE GA-60XT(815EP)
メモリ:PC133 SDRAM 256MB×2
HDD:Seagate U6 ST320410A(Ultra ATA/100、5,400rpm、20GB)
ビデオカード:カノープス SPECTRA 5400R2(RIVA TNT2、32MB)

【共通環境】
OS:Windows XP Professional SP2(DirectX 9.0c)
ついでにアップグレードしてさらに快適に
imageケース

結構大きな差となるのがケース。拡張時の作業性や、大口径ファンの搭載による静音性などが向上する
image電源

電源ユニットの交換は静音性向上に効く。また変換効率の高い製品への交換により、さらなる消費電力の低下も狙える
imageHDD

PC全体の速度を大きく左右するのはHDD。最新製品に交換することで、大容量化だけでなく、速度アップも望める
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