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最新CPU全方位チェック 今買わないでいつ買うの!
アプリケーションベンチで分かる 用途別ベストCPUはどれだ?
TEXT:目黒廣道
動画&音楽エンコーディングマシンを作る
映像と音楽を快適に楽しめるマシンを作りたい
 PCでテレビ番組を録画したり、またはビデオカメラで撮影した映像を編集したりしてDVD-Videoとして保存する。音楽CDから録音したり、ミュージックストアからダウンロードした曲をHDDに保存して管理。携帯音楽プレイヤーに転送して外出先でも音楽を楽しむ。

 このような使い方は、今時のPCでは当たり前のことだ。しかし、「快適な環境」となると話は変わってくる。たとえば、音楽CDをAACやMP3と言った圧縮音声ファイルに変換(エンコード)する場合、ローエンドのCPUではエンコードに時間がかかり「快適」ではなくなってしまう。とくにビデオのエンコードは、音楽ファイル以上に負担が大きいため、さらに時間がかかる。下手すると、夜に録画した番組を通勤、通学時に楽しもうとエンコードしたら、朝になっても終わっていなかった、なんていうこともありえる。

 こういった映像や音楽のエンコードをメイン用途にPCの自作を考えるのであれば、使用するCPUは高性能であるほど望ましい。デュアルコアCPUであることはもちろん、動作周波数も高いほうがベターだ。とくに、ハイビジョン映像であるHDVを編集したり再生したりするとなれば、もはやデュアルコアCPUは必須と言える。
パフォーマンスをチェック
 それでは、実際にCPUの違いによる映像や音楽のエンコード、デコード性能を見てみよう。用意したベンチマークは3種類。定番のメディア再生・管理ソフトである、「iTunes 6」による音声エンコード。1枚の音楽CDをマルチスレッドに対応したMP3エンコード(192Kbps)と、マルチスレッド非対応のAACエンコード(128Kbps)の2種類を行ない、変換にかかった時間を計測した。

 動画のエンコードは「TMPGEnc 4.0 XPress」を使い、5分間のDV AVIファイルをMPEG2(VBR 9Mbps)にエンコードするのにかかった時間を計測。また、フルHD画質(1,920×1,080ドット、6Mbps)のWMV HDを再生し、ドロップフレーム数を確認してみた。

 結果はグラフのとおりだ。比較用として用意したPentium 4やCeleron DなどのシングルコアCPUと比較すると、動画や音声のエンコードとデコードにデュアルコアCPUが強いのが分かるだろう。
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iPodをはじめとする携帯メディアプレイヤーの普及により、PCで音楽CDから録音したり、録画したりしたメディアファイルを管理。外に持ち出して視聴するといった使い方も一般的になってきた
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image映像のエンコードは、CPU性能が重要になる。少しでも高性能なものを使いたい
image身近になったハイビジョン映像だが、快適にビデオ編集しようとしたら、かなり高性能なPCが要求される。デュアルコアCPUの出番だ
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imageiTunesでは、MP3でエンコードするときはマルチスレッドに対応するが、AACでエンコードする場合はマルチスレッドに対応しない。そのため、エンコードにかかる時間が大幅に変わってくる
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image1,920×1,080ドットといった、フルHDのハイビジョン映像の再生は、CPUに負荷のかかるものだ。コマ落ちなしに再生するには、高性能なCPUが必要不可欠
imageWindows Media Player 10には、再生している映像のドロップフレームを調べることができる機能が用意されている。MicrosoftのWebサイトにHD映像のサンプルがあるので、自分の環境で再生できるかチャレンジしてみるとよいだろう
テスト環境

マザーボード:
<Intel環境>Intel DP965LT(Intel P965)
<AMD環境>MSI K9N Platinum(NVIDIA nForce 570 Ultra)

共通構成
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
ビデオカード:MSI NX6800GT-T2D256E(NVIDIA GeForce 6800 GT)
メモリ:センチュリーマイクロ CD512M-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB)×2
OS:Windows XP Professional SP2(DirectX 9.0c)
オススメはCore 2 Duo コスト重視ならAthlon 64 X2
 まとめてみると、エンコードマシンにオススメなCPUとしては、トータルなパフォーマンスでCore 2 Duoがやや有利と言える。今後SSE新命令に対応したアプリケーションが登場すれば、さらなるパフォーマンスアップが望める点も大きい。

 しかし、音楽CDのエンコードではCore 2 Duo E6700にAthlon 64 X2 4200+が肉迫している点に注目。下位モデルでは実売価格の差を考えるとAthlon 64 X2がコストパフォーマンスに優れている。今回はテストしていないが、さらに低価格な3800+でも十分なパフォーマンスが期待できるだろう。エンコードマシンとしては、Core 2 Duo E6600を搭載した構成がバランスがよいと思われるが、コストを切り詰めるなら、Athlon 64 X2 4200+がオススメだ。

 逆に、コストを考えないのであれば、Core 2 ExtremeやAthlon 64 FXといった、ハイパフォーマンスCPUを使うのもよいだろう。
マルチスレッド対応がキモ エンコードマシン作成のポイント
 エンコードにかかる時間に関しては、基本的にCPUの性能で決まるので、最重要パーツは言うまでもなくCPUである。しかし、同様に使用するソフトウェアも重要になる。なぜなら、ハイパフォーマンスなデュアルコアCPUを使っても、「マルチスレッド」に対応したソフトでなければ、デュアルコアCPUの真価を発揮させることができないからだ。

 また、HDDの容量も重要。テレビ番組の録画では、録画画質にもよるが1時間の番組で数GB消費することもめずらしくない。エンコード後は数分の1から数十分の1のファイルサイズになるとはいえ、エンコード元のデータを収納しておけないようでは困る。できればデータ用のHDDをもう1台別に用意したいところ。今なら250GB以上の製品がオススメだ。
imageメディアファイルは専用のHDDで管理すると便利。内蔵でも外付けでも構わないが、容量はできるだけ大きいものを選びたい
これだけは押さえておきたいポイント
CPU:性能重視ならCore 2 Duoの上位モデル、コスト重視ならAthlon 64 X2の下位モデルがオススメ
HDD:メディアファイル収納専用のHDDがあると管理も楽。転送速度よりは容量重視で
サウンドカード:マザーボード内蔵音源は×。できれば1万円前後のカードを追加したい
そのほか:デュアルディスプレイならビデオ編集の作業効率が大幅にアップ
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