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最新CPU全方位チェック 今買わないでいつ買うの!
TEXT:鈴木雅暢
Part 3
アプリケーションベンチで分かる
用途別ベストCPUはどれだ?
imageここでは、各CPUの性能をより感覚的に実感するため、あるいはよりリアルなアプリケーションでの性能を知るために、実際のアプリケーションを使い、より実使用に近い状態でのCPUパフォーマンス比較を試みている。
まずは一般的なアプリケーションでのパフォーマンスをチェック
CPUの速度を実感しやすい実アプリによる速度計測
 Core 2 Duoを含めた各種CPUのパフォーマンス比較は、本誌でもこれまで何度も行なってきたし、ほかのメディアでも広く報道されている。しかし、あらかじめベンチマークテストとして用意されたものではピンとこないという方もいるだろう。ここではCPUの性能をより実感できるように、よりリアルなアプリケーションでの性能を知るために、実際のアプリケーションを使って実作業をさせたときのパフォーマンスを比較してみたい。

 まずは、日常的によく使うOSの動作、一般的なアプリケーションでのパフォーマンスだ。実施したテストは、Windows標準機能を使ったファイル圧縮・展開、Photoshop CS2の起動時間、Acrobat 7によるPDFファイル作成の三つである。

 ファイルの圧縮・展開は、デジカメのRAWデータを10枚(合計約150MB)、Windows標準の機能を使って圧縮・展開するのにかかった時間。圧縮は、右クリックメニューの「送る」から「圧縮ファイル」を選択してから終了するまでの時間。展開も同様にWindowsの右クリックメニューから行なっている。グラフにした数値は、3回計測し、その平均タイムだ。圧縮のほうで見ると、Core 2 Duo E6700、Athlon 64 X2 5000+、Core 2 Duo E6600、Athlon 64 X2 4200+、Core 2 Duo E6300という序列。展開も同傾向で、もっとも成績の悪かったのはCeleron D 351だった。Core 2 Duoが最速ではあるのだが、Athlon 64 X2 5000+の上をいくのは最上位のE6700のみだ。

 アプリケーションの起動時間は、アドビ システムズのPhotoshop CS2の起動時間を計測したもの。このソフトはプラグインを読み込むのに時間を要する。ディスクアクセスが発生する1回目と2回目両方を掲載している。1回目はCore 2 Duo E6700がもっとも速かったが、Athlon 64 X2の二つともそう差はない。2回目はAthlon 64 X2の二つが高速で、その次にCore 2 Duoの2次キャッシュ4MBモデル二つが続き、Core 2 Duo E6300はPentium 4にすら遅れを取るという結果だ。Pentium DもPentium 4より遅いが、これは動作クロックが低いためだろうか。

 PDF作成は、画像を貼り込んだWordファイル(約1.8MB)をAcrobat 7でPDFに変換するのにかかった時間を計測したもの。初回の実行時の数値が安定しないことから、4回実行し、2~4回目の平均値を掲載した。ここで速いのはAthlon 64 X2。Core 2 DuoはE6700とE6600が、Athlon 64 X2 4200+をわずかに上回るのがやっとという結果だ。
image重量級アプリの代表格と言えばPhotoshop。起動時にプラグインを多数読み込むため、待たされた経験がある人も多いのでは
image書類の電子化とともに、かなり一般的になってきたPDF文書の作成。画像が多かったりページ数が多いと時間がかかる
Core 2 Duoも万能にあらず?Athlon 64 X2の健闘目立つ
 全体として、Core 2 Duoがかなりの苦戦を強いられているのが印象的だ。1位Core 2 Duo、2位もCore 2 Duo・・・一般のベンチマークテストではこういう結果になるものが多いが、ここではそうではなかった。PDFファイルの作成以外とアプリケーション起動時間の2回目では、Core 2 Duo E6700が最速ではあるが、すぐAthlon 64 X2 5000+に迫られている。OSのディスクキャッシュ(=メインメモリにHDDの内容を読んでおく)が有効となる条件が多く、Athlon 64 X2の高速なメモリアクセスが有効に作用したのかもしれない。少なくとも、このようなライトな処理では、Core 2 DuoとAthlon 64 X2の間に大きな差はない。しかし、Pentium DやPentium 4、Celeron Dなどに対してはアドバンテージがあると言える。
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テスト環境

マザーボード:
<Intel環境>Intel DP965LT(Intel P965)
<AMD環境>MSI K9N Platinum(NVIDIA nForce570 Ultra)

共通構成:
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
ビデオカード:MSI NX6800GT-T2D256E(NVIDIA GeForce 6800 GT)
メモリ:センチュリーマイクロ CD512M-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB)×2
OS:Windows XP Professional SP2(DirectX 9.0c)
CPUだけじゃない! スタンダードマシン作成のポイント
 日常的なコンピューティング作業を行なうスタンダードマシン作成のポイントとして、どのパーツにおいても、基本的に突出したパワーは不要だ。ただ、いざというときにCPUの交換だけでパワーアップできるよう、アップグレードパスがあると安心だ。上位グレードの種類が豊富で将来性もあるCore 2 Duoの低グレードモデル辺りが、もっとも手軽でよい。

 ほかのパーツも、決してハイエンドモデルは必要ないが、ボトルネックになりがちなところを作らないことが重要だ。メモリ不足で頻繁にHDDへのスワップが発生したり、HDDの容量不足でファイルの断片化が頻発するなどは最悪。高速なものでなくても、メモリやHDDの容量にはは少し余裕を持っておきたい。
imageメモリ容量が不足するとメモリの空きを作るため、メモリ内容をHDDに書き出す「スワップ」が発生し、パフォーマンスが極端に低下する。ムリのない範囲で余裕を持っておこう
これだけは押さえておきたいポイント
CPU:突出したパワーは必要ないが、アップグレードパスのあるものを
メモリ:1GB以上
ビデオカード:チップセット内蔵でOK
HDD:250~300GBクラス
そのほか:速いところを作るのではなく、遅いところをなくしていこう
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