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最新CPU全方位チェック 今買わないでいつ買うの!
TEXT:鈴木雅暢
Part 5
カテゴリー別
チップセット選びのポイント
imageマザーボード選びに欠かせないのが、チップセットの選択。ここではハイエンド、メインストリーム、ローエンド、グラフィックス機能統合型のカテゴリー別に分類して、各種チップセットの特徴や機能などを解説する。
マザーボードの最重要部品チップセットを把握する
 使いたいCPUが決まれば、次のステップは当然、マザーボード選びということになるだろう。マザーボードはPCシステムの中核をなすパーツ。CPUをはじめ、メモリ、ビデオカード、HDD、光学ドライブなど、すべての主要パーツはマザーボードに接続され、使えるパーツの規格や種類もマザーボードによって決まる。自作PCの機能や性格をある程度決定付ける重要なパーツだ。

 そして、マザーボードを選ぶ上で欠かせないのが、チップセットに対する理解だ。チップセットは、CPUの能力を引き出すためにCPUに合わせて設計される1組のチップ群。CPUと各種周辺デバイスとの間のデータの橋渡しを行なう役割を持つ。通常のPCの場合、メインのNorth Bridge(Intelの場合はMCH)と、South Bridge(同ICH)と呼ばれる、二つのICチップで構成されるのが一般的だが、AMD向けのnForceシリーズなどワンチップ構成のものもある。

 さらに、チップセットはPCシステムに必要な機能も統合しており、グラフィックスをはじめ、LAN、サウンド、RAIDなどといった機能もチップセットレベルでサポートするようになってきている。チップセットがサポートする規格によってマザーボードの仕様がほぼ自動的に決まる部分も多く、よいマザーボードを選ぶためには、Intel、AMD、それぞれのプラットフォームのチップセットの位置付けや機能の違いなどを把握しておくことが近道と言える。

 ここでは、ハイエンド、メインストリーム、ローエンド、そして、ビデオカードの機能をチップセットに統合したグラフィックス機能統合型と、四つのカテゴリーに分けて整理していく。
imageIntel製マザーボード「DP965LTCK」。右の赤丸の部分にMCHであるP965が、左の赤丸にICHであるICH8が実装されている
image2チップ構成のIntelプラットフォームでは、MCHの種類でおおまかな性格付けがなされ、さらにICHの種類でバリエーションが作られる
image
ハイエンド向け
華やかなる熱狂者たちの宴 デュアルGPUがキーワード
 自作PCパーツのもっとも華やかな部分、それがハイエンドだ。もっとも、どのパーツにおいても、ハイエンドの世界は少し特殊な世界に入りつつある。NVIDIAなどは、「for Enthusiast(エンスージアスト=熱狂者)」などというカテゴリー分けをしたりする。確かにハイエンド向けチップセット、そしてそれを搭載したマザーボードの現状を冷静に見ると、そのような分類のほうが的を射ていると言えるかもしれない。

 ハイエンドチップセットは、上の表に記載したようなものがある。IntelプラットフォームはIntel 975Xのみとなっているが、NVIDIAのnForce 590 SLI MCPにしても、ATIのCrossFire Xpress 3200にしても、AMDプラットフォームだけでなく、Intelプラットフォーム版も発表はされているが、現状IntelプラットフォームはIntelの独り勝ち状態である。

 メインストリームのP965に対するIntel 975Xの差別点、「デュアルGPU Ready」。PCI Expressのレーンを通常の16レーン+1レーン+1レーン+1レーンという構成から、8レーン+8レーン+1レーン+1レーンという構成に切り換えることができ、ATIのCrossFireを利用できる。また、IMPT(Intel Memory Pipeline Technology」というメモリ高速化技術も搭載されている。

 GPUメーカーでもあるNVIDIA、ATIのハイエンド向けチップセットは、メインストリームでも「デュアルGPU Ready」であるので、ハイエンドではさらに上を行く。構成チップを追加することでPCI Expressのレーン数を増やし、デュアルGPUを構成する2枚のビデオカードそれぞれに16レーンのPCI Express x16を割り当てる合計32レーンのNVIDIA SLI、またはCrossFireに対応しているのが共通した特徴である。

 NVIDIAのnForce 590 SLI MCPは、さらにRAID機能をサポートする6ポートのSerial ATA 2.5ポート、2系統のギガビットLAN(MAC)といった基本機能の充実に加え、メモリモジュールに合わせたオーバークロック設定を自動的に反映できる「EPP(Enhanced Performance Profiles)」、NVIDIA SLIのパフォーマンスを高速化する「LinkBoost」など、まさにエンスージアストにふさわしいアグレッシブなフィーチャーを満載する。
image
LinkBoostでは、対応したGPU(GeForce 7900 GTXなど)を検出すると、PCI Express x16とHyperTransportのクロックをオーバークロックし、転送速度を8GB/sから10GB/sへと引き上げる
主なチップセット
  Intel 975X ATI CrossFire Xpress 3200 NVIDIA nForce 590 SLI
対応CPUソケット LGA775 Socket AM2/939 Socket AM2
対応メモリ DDR2-667 CPUによる CPUによる
最大システムバス 1,066MHz 1,000MHz 1,000MHz
グラフィックス機能 - - -
PCI Express x16スロット 2本 2本 2本
マルチGPU技術 CrossFire(x8×2) CrossFire(x16×2) NVIDIA SLI(x16×2)
NVIDIA
nForce 590 SLI MCP
対応CPUソケット:Socket AM2
imagenForce 500シリーズの最上位チップセット。nForce 570 SLIの強化版相当のチップに、nForce 590 SLI SPPというブリッジチップを追加した2チップ構成で、合計46レーンものPCI Expressをサポート。32レーンをフルに使ったフルレーンのNVIDIA SLIに対応する。さらに、メモリのオーバークロックを自動化する「EPP」、対応GPUを検知すると自動的にNVIDIA SLIのパフォーマンスを高速化する「LinkBoost」など、多彩な機能を備える
対応するSouth Bridge
  nForce 590 SLI SPP
Ultra ATA
Serial ATA 3Gbps×6
RAID RAID 0/1/5/0+1/JBOD
USB 2.0 10
PCI Express 46レーン
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