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コア時代のCPU選び

Intel&AMDのCPUを一斉比較

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CINEBENCH R11.5の結果

  次は、CPUパワーに大きく依存する処理の代表として、MAXONの3DCGソフト「CINEMA 4D」をベースにした「CINEBENCH R11.5」のレンダリングテストを実行した。CPUの同時実行可能スレッドをフルに使う通常設定と1スレッドのみで実行する1スレッド設定で行なっている。
 通常設定ではコア数および同時実行スレッド数の影響が強く出ている。やはり6コア12スレッドのCore i7-980X XEが圧倒的だが、2位には6コアのPhenomIIX6 1090T BEが入った。その後は小差で4 コア8 スレッドのCore i7勢が続いており、HTもかなり効いている。逆に、2コア+HTのCore i5-661 がCore i5-750に完敗しているように、HTの限界もまた見て取れる。低価格帯ではAthlonIIX4が驚異的なコストパフォーマンスを見せ付けている。
 1スレッド設定では、主に動作クロックで差が付いているが、定格クロックではなくTurbo Boost、Turbo COREの上限クロックを反映した順位となっており、それぞれの効果がきっちり反映されていることが分かる。

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CINEBENCH R11.5

3DCGソフトをベースにしたベンチマーク。レンダリングテストは最大16個のマルチスレッド処理に対応しており、処理するスレッド数を指定可能

FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARKの結果

 話題性の高いFINAL FANTASY XIVのベンチマークも実行してみた。High(1,920×1,080 ドット)では3,900前後辺りで頭打ちの傾向が見られるが、デュアルコアのCPUやクアッドコアでも動作クロックが低めのCPUでは相応にスコアが下がっている。Low(1,280×720ドット)ではよりCPUごとの差が出ているが、Core i7-980XXEが頭一つ抜けて、Core i7勢が続くなどコア数を大きく反映している一方、HTの効果はあまり見られない。
 また、コア数が大きく反映する傾向はAMD CPUも共通だが、IntelとAMDではIntelのほうが明らかによく、AMD CPUでは最高スコアをマークした6コアのPhenomII X6 1090T BEでもCore i5-750におよばない。ちなみに公式Webサイトのスコアの目安を見ると4,500~5,499 で「快適」、5,500~7,999で「とても快適」とされている。LOWで5,435をマークしたCore i5-750 がギリギリのライン、Core i7-860以上のCPUなら確実に「とても快適に」プレイできる能力を持っており、あとはビデオカードしだいというところだろう。

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FINAL FANTASY XIVベンチ

開始が待望されるMMORPGのキャラクターやマップを利用したテスト。DirectX 9.0cが使われている

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システム全体の消費電力の結果

 最後に消費電力を見てみよう。アイドル時および高負荷時のシステム全体の消費電力をWhat's up PROで計測した。まずアイドル時はCore i7-980X XEをはじめとしたLGA1366版CPUが飛び抜けて高い。高性能の代償とはいえ、アイドル時での130W超えはかなり扱いづらそうだ。IntelのLGA1156版CPUは公称TDPの値に関係なく70W弱のほぼ低い数値で横並び、省電力機能の優秀さが見て取れる。一方、AMDのCPUは67Wから80W弱までの範囲で公称TDPの数値に比例する傾向にあるのがおもしろい。
 高負荷時もやはりLGA1366勢の消費電力の高さは別格の印象だが、6コアのCore i7-980X XEは4コアのCore i7-950より低く、この辺りは32nmプロセスルールの効果が出ていると思われる。クアッドコアのモデルはIntel、AMDともに相応に高いが、とくにLGA1156 版Core i7 はTDP 95Wのイメージよりは少し高めの印象。低価格帯ではAMD CPUの消費電力が高く見えるが、TDP 95Wのモデルが多く並んでいるためで、公称TDPとはとくに矛盾する印象はない。むしろ、Clarkdaleコアを採用するIntelの低価格帯CPUは、TDP 73W(Core i5-661のみ87W)というわりにはかなり低い。ここでも32nmプロセスルールの省電力効果が出ていると言えそうだ。

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【検証環境】マザーボード:GIGABYTE GA-X58A-UD9(rev. 1.0)(Intel X58+ ICH10R)、ASUSTeK P7P55D-E EVO(Intel P55)、ASRock G41MH/USB3(Intel G41+ ICH7)、ASUSTeK M4A89TD PRO/USB3(AMD 890FX+SB850)、メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM、2GB×4 ※GA-X58A-UD9では3枚使用、ほかのマザーボードでは2枚使用)、ビデオカード:GIGABYTE GV-R585D5-1GD-B(ATI Radeon HD 5850)、HDD:Seagate Burracuda 7200.12 ST3500410AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)、電源:Corsair Memory CMPSU-850HXJP(850W、80PLUS Silver)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit 版

【検証環境】「システム全体の消費電力」での消費電力測定条件
アイドル時:OCCT Perestroika 3.1.0終了後10分後の値、高負荷時:OCCT Perestroika 3.1.0のCPUテスト実行中の最大値

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