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最新CPUランキング ベスト20
メインストリームランキング
TEXT:鈴木雅暢
ベンチマーク詳細分析
1 CPUでもx CPUでも強くスキがないCore i7-860
 ここでは前述のランキングの裏付けとなる検証結果について詳細に見ていこう。PCMark Vantageの結果はp.28~29を参照してもらいたい。まずはCINEBENCH R10のレンダリングテストから見ていこう。1 CPUではシングルスレッドで、x CPUではマルチスレッド(16-wayまで対応)でレンダリングを行なうので、それぞれの性能が分かる。

 1 CPUではCore i7-860、Core i5-661、Core i5-650が上位。全体に動作クロックが大きく反映されているが、AMDよりIntelのほうがスコアがよい傾向で、Core i5とCore i7ではTurbo Boostの効果で基本動作クロック以上に性能が上がっている。とくにCore i7-860は基本動作クロックがほぼ同じCore 2 Quad Q9550に1,000以上の大差を付けているのが印象的だ。一方、x CPUではクアッドコアCPUが強く、1 CPUに比べて一気にスコアを伸ばしている。1 CPUに対するアップ率は、クアッドコアが3.5~3.6倍、デュアルコアが1.9倍に対し、デュアルコア+HTのCore i5、Core i3は2.2~2.3倍とHTの効果がしっかり出ており、Core i5はAthlon II X4とほぼ同レベルのスコアが出ている。クアッドコア+HTのCore i7-860も伸び率はほかのクアッドコアと同じ3.6倍にとどまっているが、1 CPU時よりx CPU時のほうが低いクロックでTurbo Boostが動作しているためだと思われる。1 CPUで強くx CPUでもそこそこのCore i5もよいが、1 CPUでもx CPUでも強いCore i7-860のスキのなさはもっと目立つ。もっとも、「レンダリング性能」という意味で見れば、あえてシングルスレッドで行なう意味はないのでx CPUだけを基準に見てよいだろう。
検証ポイント シングル/マルチスレッド性能をチェック
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これが分かった Core iシリーズの強さが目立つ
メインストリームCPU使いこなしテクニック
64bit OSで真価を発揮!
64bit OSでは4GBを超える大容量メモリを使える。64bitに最適化されたソフトと組み合わせればグッと快適になり、写真編集などでは効果が大きい。また、CPU内部に拡張された64bit専用のレジスタ(計算データの一時的な保存場所)も利用できるため、メモリを増やさなくても高速化する場合もある。
古いプログラムでも強いCore iシリーズ
 次は「Super PI Mod」のスコアを見てみよう。これは東京大学金田研究室による「スーパーπ」のスコアを小数点第3桁まで表示できるようにしたものだ。シングルスレッドで動作する15年も前のプログラムではあるが、Windows 7時代の今でもこういう古典的なアプリケーションがまったくないわけではないので一応意味はあるだろう。グラフには104万桁(1M)と416万桁(4M)の計算にかかった時間をそれぞれ掲載している。ここでの比較では誤差要素の少ない416万桁を基準に見るが、104万桁は伝統的によく使われているので、目安として比較しやすいメリットがある。

 結果を見るとCore i7とCore i5が飛び抜けており、それに続くのもCore i3と、Core iシリーズの強さが目立つ。全体に動作クロックの影響が大きいが、同じクロックならAMDよりIntelのほうがかなり高速だ。同一クロックのCore 2 Duo E7500とCore i3-530との比較では後者のほうが約20%も速いが、これはキャッシュ性能を含めたメモリアクセス性能が影響していると思われる。Core 2 Quad Q9550とCore i7-860ではTurbo Boostの効果も加わり、後者のほうが33%も高速だ。
検証ポイント 古典的なアプリケーションでの性能は?
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これが分かった ここでもCore iシリーズがずば抜けて速い
ゲーム性能はCore i7圧勝クアッドコア勢が強い
 次はゲーム性能だが、3Dゲームは主に2タイプに分けられる。GPUさえ高性能であれば快適にプレイできる古典的なタイトルと、GPUだけでなくCPUにも高い性能を要求するマルチスレッド技術を活用したタイトルがある。タイトルの数で言えばまだまだ前者のほうが多く主流と言えるが、CPUのゲーム性能ということで重視すべきは当然後者での性能だろう。

 Futuremarkの3DMark Vantageもメインのゲームシーンのテストは前者のタイプだが、AIの経路探索と物理シミュレーションをそれぞれマルチスレッドで行なうCPU Testの結果は後者の目安となる。結果はここでもCore i7-860のみが突出して高いスコアを出しており、2位のCore 2 Quad Q9550に対して58%もの大差を付けている。それに次ぐのはPhenom II X4 955 BE、Core 2 Quad Q9400と全体にクアッドコアCPUが強い傾向があるが、その次はCore i5-661が迫っており、Clarkdale勢もデュアルコアとしてはかなり健闘している。Core i3-530も、同じデュアルコアで動作クロックも同じCore 2 Duo E7500と比べてみると54%も高速で、違いは歴然としている。HTの効果に加えて、キャッシュ性能やメモリアクセス性能の差も影響していると思われる。ゲーム性能ということではクアッドコアCPUが強いということになるが、こういったクアッドコアが強いテストでも大負けしないのがClarkdaleの強みと言える。

 動画のエンコードテストはTMPGEnc 4.0 XPressで行なった。グラフの数値は、WMV HDムービーをMPEG4 AVCに変換するのにかかった時間で、グラフは短いほうが性能が高いことを示している。ここでもCore i7-860が圧勝しており、2位のPhenom II X4 955 BEに48%の差を付けている。その後Core i5-661、Core i5-650が続く。動画のエンコードと言えば、クアッドコアが有利な処理として知られてきたが、デュアルコアのClarkdaleがここまで健闘しているのは立派だ。HTに対応しない純粋なデュアルコアであるCore 2 Duo E7500は大きく取り残されている。

 最後に消費電力を見てみよう。計測にはWatts up? PROを利用し、アイドル時と高負荷時(3DMark VantageのCPU Test実行時の最大)それぞれでシステム全体の消費電力を測定した。アイドル時は、AMD CPU、Core 2 Quadの消費電力が少し高め。Core iシリーズやCore 2 Duoとは10W前後の差がある。高負荷時はCore i7-860とPhenom II X4 955 BEが高く、Core i5、Core i3、Core 2 Quadはほぼ互角と言える。高負荷時がもっとも低いのはCore 2 Duo E7500だ。Core iシリーズはアイドル時の消費電力は低いが、TDPのわりには高負荷時の電力が高い傾向にある。
検証ポイント ゲーム性能はどのぐらい?
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これが分かった Clarkdaleがデュアルコアとは思えぬスコアをマーク
検証ポイント エンコード速度を比較する
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これが分かった 新世代デュアルコア、Clarkdaleが実力を発揮
検証ポイント もっとも省電力なCPUはどれ?
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これが分かった 高性能なCore i7-860だが、消費電力はそれなり
【検証環境】
マザーボード:ASUSTeK P7P55D-E Deluxe(Intel P55)、ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)、MSI 785GM-E65(AMD 785G+SB710)
メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2枚のみ使用)、Patriot Memory PDC24G6400LLK(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)
ビデオカード:ATI Radeon HD 5850リファレンスカード
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
電源:Corsair Memory CMPSU-850TXJP(800W)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit版
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