その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | |||||||||||||||||||||||||||
32nmのスゴイやつ! | |||||||||||||||||||||||||||
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最新の製造プロセスを採用して、しかも手頃な価格のCPUが登場すると、やはり気になるのがオーバークロック(OC)耐性だろう。今回は早速、Clarkdaleコアを搭載し、Core iシリーズで一番手頃なCore i3-530を使ってOC動作を検証してみた。 | |||||||||||||||||||||||||||
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OCという点から見ると、最新の32nmプロセスで製造されたCore i3は、かなり遊べるCPUだ。実際にCore i3-530(定格2.93GHz)を使ってOCを試したところ、余裕を持って4GHzオーバーで動作した。また、グラフィックス機能を搭載するClarkdaleでは、GPUのOCも楽しめる。こちらは、定格の733MHzから1.13GHzへと大幅にクロックを伸ばすことができた。 そもそもClarkdaleが、なぜOCをしやすいのかと言うと、従来の45nmプロセスで製造されたIntel CPUに比べて、CPUコアが32nmプロセスで製造されるようになったことで、同じ回路構成であっても従来のものより高速、かつ低い電圧での動作が可能となり、OC可能なマージンも増えているのだ。 今回はOCCT Perestroika 3.1.0を30分間、そしていくつかのベンチマークの完走をもってOC成功としている。 今回のOCの耐性チェックの方法として、ASUSTeKのマザーボード「P7H57D-V EVO」のBIOS上に搭載されている自動OC機能「OC Tuner Utility」をまずは使用した。この機能を実行すると、CPUクロックはベースクロック(BCLK)192MHz×21倍の4.032GHzに自動で設定された(定格は133MHz×22倍の2.93GHz)。しかし、各種電圧の設定項目も自動で設定されることに伴い、かなり高めになってしまい、なおかつGPUクロックが533MHz(定格は733MHz)にまで下げられてしまった。そこで上記の機能によって得られた設定項目を目安に、CPUの電圧を標準(1.16V)+0.1Vに設定し、システムバスと倍率のみを調整した結果、182MHz×22倍=4.004GHz(Windows上では4.013GHzと認識)のOCに成功した。 ただしこの時点では、GPUクロックが533MHzであるため、定格の733MHzで動作するようにGPU電圧を調整。最終的に、標準(1.15V)から+0.1V上げることで、CPUのみOCを行ない、GPUクロックは定格という設定を実現した。 |
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続いてGPUのみのOCをテストした。GPU以外の設定は定格クロック(GPUおよびCPUの電圧は自動設定)として試したところ、GPUクロック1.133GHzの動作に成功。ただしこの場合のGPU電圧は1.57Vと非常に高いため、常用を考える場合は、もう少しクロックと電圧を下げたほうがよいだろう。 また、CPUとGPUともにOCも考えたが、前述のとおり、CPUを4GHz、GPUクロックを定格に設定した場合でもGPU電圧を上げる必要があることから、常用にはムリがあると判断し、CPUとGPUの両立はあきらめた。 実際のOCによる性能アップは下のグラフをご覧いただきたいが、CPU・GPUともに着実な伸びを見せている。GPUはクロック比ほどの性能向上のインパクトはないが、消費電力がCPUのOCに比べてあまり増えていない点はさすがだ。 今回のCore i3-530を使ったOCテストの結果を見る限り、Clarkdale系GPUは、OCによる性能向上率が大きく、消費電力はOC後もかなり抑えられていることもあって、GPU設定のコツさえ掴めば非常に扱いやすい。OC向けCPUとして大いに注目できる。 |
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【検証環境】 CPU:Intel Core i3-530(2.93GHz) CPUクーラー:サイズ グランド鎌クロス マザーボード:ASUSTeK P7H57D-V EVO(Intel H57) メモリ:OCZ Technology OCZ3X1600LV6GK(PC3-12800 DDR3 SDRAM GB×3 ※2枚のみ使用) HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB) OS:Windows 7 Ultimate 64bit版 アイドル時:OS起動10分経過後の値 高負荷時:OCCT Perestroica 3.1.0および3DMark06 Build 110実行中の最大値 |
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