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PC自作トラブル&疑問徹底対策講座
パーツ編
TEXT:加藤勝明
電源のトラブル&ギモン徹底解決
電源容量が不足しているか知りたい
 PCがハイスペックになってくると、電源の出力不足に起因する不具合を疑いたくなる場面が増えてくる。しかし問題なのがパーツ全体の消費電力の求め方。パーツごとに消費電力を概算するか、ワットチェッカーのような消費電力測定器を接続して実地に計測する方法がある。前者なら専用のWebサイトで計算できる(電源用ワット数計算機)。

 最終的に電源ユニットの総出力が要求される消費電力をある程度上回るように構成パーツを調整することになるが、ギリギリに見積もると、コンデンサの経年劣化による電源ユニットの性能低下で早い時期に電力不足に陥る可能性があるので覚えておこう。

 下に現在主力パーツで構成した場合の消費電力をワットチェッカーで計測した結果を示すが、ミドルレンジ程度ならストレージ類を加えても350W程度の電源で十分余裕を持たせることができる。一方ハイエンド構成でも数字上では400Wで平気そうだが、念のためマージンを含めて約1.5倍、500W以上の電源ユニットを使っておきたいものだ。
imageASUSTeKのサポートページにある電源用ワット数計算機。CPUやビデオカードなどを選ぶと自動的に推奨最低ワット数を算出してくれる
ミドルレンジ環境
Core 2 Duo E6600(2.4GHz)
MSI P35 Neo2-FI(Intel P35)
GIGABYTE GV-NX79G256DP-RH(NVIDIA GeForce 7900 GS)
アイドル時
126W
高負荷時
155W
ハイエンド環境
Core 2 Extreme QX6700(2.66GHz)
GIGABYTE GA-965P-DQ6(Intel P965)
NVIDIA GeForce 8800 Ultraリファレンスカード(NVIDIA GeForce 8800 Ultra)
アイドル時
233W
高負荷時
341W
1系統にデバイスをぶら下げ過ぎると動作が不安定になる?
 CPUやマザーには、DC5Vや3.3Vよりも12V出力が多用される。CPUの駆動電圧のほかHDDやビデオカードがDC12Vを多量に使うため、現在の電源ユニット設計では12V1:20A、12V2:16A……などと出力系統が分割されている。

 さて、電源コネクタがぶら下がっているケーブルの“房”1系統にデバイスを集中させることによる弊害だが、基本的に上記の20Aや16Aといった出力系統ごとの最大値を越えなければ、何台接続してもよい。逆に、デバイスを増設して不安定になるようなら、別の房(出力系統)に接続すると安定することがある。ただし、12Vの系統はほとんどの場合、お互いに独立しているわけではなく、複数系統あったとしても一つの12V出力回路から分岐して12Vを共有している。写真の出力表を見れば分かるが、それぞれの四つの+12Vの最大出力は18Aになっているが、4系統での合計最大出力は56Aであり、18A×4系統=72Aとはならない。つまり、一つの系統でたくさんのデバイスを接続し過ぎた場合、ほかの12Vの系統の出力が制限されてしまうのだ。結局のところ、一つの系統に負荷をかけ過ぎるよりはデバイスを別の系統に分散させたほうが、よけいなトラブルを避けられるだろう。
image出力表
4系統ある12Vの最大出力電流は18Aだが、その四つの合計最大出力電流は56Aとなり、18A×4系統=72Aとはならないことに注意
image1系統にたくさん
ほとんどの電源の12V系統は統合されており、1系統で電力を使い過ぎると、ほかの系統にしわ寄せが来て、出力電流値が偏ってしまう
image2系統以上に分ける
系統を分けて使えば、一方にデバイスをつなぎ過ぎて他方の系統が出力不足になるということもなくなる。メンテナンス的な意味でもこちらを推奨
PC自作一問一答
~パーツ編~
CPUの性能が思ったほど上がらない
CPUは異常に温度が上昇した場合、動作クロックや電圧を自動的に下げる保護機能を持つ。高性能なCPUを買ったのにイマイチ性能が振るわないという場合は熱暴走を疑ってみよう。Intel CPUの場合、この保護機能はBIOSセットアップで「Thermal Monitor」(以下TM)と呼ばれており、設定値により挙動が変わってくる。TM1では異常時に周波数のみ、TM2では周波数と電圧を下げるようになる。
imageマザーボードにより表記は異なり、上のBIOS画面ではCPU TM functionという名前になっている
CD/DVD-ROMドライブでブートできない
Intel 3シリーズや965シリーズを採用したマザーボードではサードパーティのIDEコントローラが搭載されている場合がほとんどだ。そのため、Award BIOSのように起動順位設定に、接続されていないデバイスが表示されるタイプのBIOSだと、右の画面のように光学ドライブが二つ表示されることがある。IDEポートに挿した光学ドライブは下のドライブ名がそれなので、順位設定時は注意が必要だ。
imageOSのインストール時などに光学ドライブが読み込まれなければ、起動順位設定をよく見てみよう
HDDの温度が高くなり過ぎると寿命が縮む?
各メーカーが保証しているHDDの動作保証温度は、おおよそ0~55℃。HDDの温度が上昇し過ぎた場合、HDDを構成している回路の劣化が急速に進み、そのまま製品寿命を縮めてしまうことになる。HDDを長く使っていきたいなら、PCケースの前面ファンの風を当てるなどして、温度の上昇を防ぐことが重要となる。
imageこのようにHDDを密集させた状態で使えば、温度は飛躍的に高まってしまう
大容量電源を使うとその分電気代もかかる?
大容量電源は消費電力の多いハイエンドシステムで組まれることを想定しており、大容量電源をわざわざ低消費電力なシステムに使った場合、効率が悪くなる(ムダな電力消費が増える)可能性がある。しかしシステムが電力をどの程度必要とするかは、組まれているパーツの種類によるところが大きい。たとえば450W電源と1,000W電源をまったく同じ構成で使ったとしても、実際は消費される電力はあまり変わらない。
image定格出力が大きい電源を低消費電力システムで使うとムダが多くなるが、電気代に大きな影響を与えるほどではない
アルミケースは放熱性に優れている?
一般的にPCケースにはスチール製の素材が使われるが、高級なケースになるとアルミを使うものもある。アルミはスチールに比べて確かに熱伝導率が高いが、その効果が大きく出るのは面接触で熱を伝える場合である。そのため、PCケース内のようにファンによる対流が発生している状況ではあまり熱を伝えることはできず、アルミによる冷却の利点は少ないと言ってよいだろう。
imageアルミケースに冷却性を期待するのは間違い。アルミケースはその質感や軽さに利点がある
倒立型ケースにはヒートパイプマザーは向かない?
次のページで説明しているようにヒートパイプには効率よく熱を伝導できる“向き”がある。それはマザーボードにおいても同じだ。そのため、マザーボードを通常とは上下逆に取り付ける倒立型のPCケースでは、ボードの設計どおりに放熱が行なわれない可能性がある。致命的な問題になることはあまりないと思われるが、静音PCなどで冷却効率を重視する場合は注意しよう。
imageヒートパイプ式マザーによっては、倒立式の設置に適していない場合がある
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