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イマドキの静音化は「しっかり冷やす」が当たり前
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各CPU静音化の傾向と対策はこれだ 2/3
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ビデオカードを静音化する 1/2
ビデオカードを静音化する 2/2
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ATX電源を静音化する 1/2
ATX電源を静音化する 2/2
HDDを静音化する 1/2
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ファンを活かして静音を目指す 1/2
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PCケースの静音効果を活用 1/2
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応用編 1/3
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TEXT:橋本新義
ATX電源を静音化する
静音、大容量時代の電源選び
電源はPCの中でも1、2を争うほど発熱が激しく、構成によってはもっとも稼働音が目立つパーツでもある。
この電源をいかに静音化するかが、静音PCのキモである。
「静音のためのアップグレード」という観点から考えると、電源ユニットは実に悩ましいパーツである。ほかのパーツと異なり、アップグレードの手法が非常に限られてしまうからだ。
率直に言えば、電源ユニットの静音化は、基本的に電源ユニット本体を交換することで対応する。冷却ファンを交換して静音化することも可能ではあるが、危険なのでやめておいたほうが賢明だ。
また、静音性と電源容量が反比例する関係にある点も悩ましい。高出力製品ほど発熱が大きくなるため、静音性よりも冷却能力を重視せざるをえない。
そのため、静音性を重視するのであれば、ムダに出力の大きな製品は避けたほうがよい。ただし、小容量でも静音機能を省いた廉価な製品もある。筆者のオススメは500W前後の1〜2万円クラスの製品だ。
電源のファンは一般的なものが使われているが、安易に低回転な静音ファンに交換するのは危険なので、やめておいたほうがよい
排気時の騒音を抑え込む
電源関係で少ない静音アクセサリが、「防音ダクト(サイレンサー)」だ。これはPCの背面にあるファンを覆うように装着するパーツで、電源ユニットの背面(排気口)に装着するもの。中に吸音材を貼り付け、音を吸収することで静音化を図る。
防音ダクトは、音が主に下方向に向かうという性質を利用している。熱は下に下りた後に対流して上に逃げるが、音はそのまま下に向かうだけ。さらにカバーの中にある吸音材で減衰するため、体感上の稼働音が小さくなるのだ。
静音性の高い電源でも満足できない場合の“あとひと押し”で有効に使えるアイテムでもある。
排気孔にカバーをすることで、耳障りな高周波の騒音を抑え込む「防音ダクト」
防音ダクトカタログ
ジャパンバリュー
PF-Silencer 8090
実売価格:3,000円前後
問い合わせ先:0426-25-9060
URL:
http://www.jjv.co.jp/
8cm/9cm角のケースファンや電源ファンに対応した防音ダクト。防音&吸音材により、騒音を抑える
SilverStone
PP02
実売価格:2,000円前後
問い合わせ先:
support@mustardseed.co.jp
(マスタードシード)
URL:
http://www.silverstonetek.com/
ATX電源用の防音ダクト。電源の背面にぴったりフィットするので、大型ファンを採用した電源にも使用可能
静音電源に交換する
静音性を重視して電源を選ぶ際に注意したいポイントは、搭載しているファンの口径と回転数だ。
電源ユニットの静音性と冷却性の関係と言っても、基本方針はCPUやビデオカードクーラーのそれと変わらない。大口径で低速回転ほど有利と見てよい。さらに最近では冷却ファンの情報がメーカーの製品紹介ページで公開されるようになっているので、参考にするとよいだろう。
ただし、ファンの稼働音の表記に関しては、メーカーにより測定条件が異なっているのが普通だ(これは電源だけでなく、ファンの稼働音全般に関して言えることである)。そのため、可能であれば、本誌のレビューなど、複数の情報を参考にして判断してほしい。
また、注目したいのがファンレス電源と、準ファンレス電源だ。「準ファンレス」とは、「低負荷時にファンを停止できる」ものと捉えれてもらえばよい。最近では準ファンレス電源が増えてきており、選択の幅が広がってきている。
ただ、注意しないとならないのが、ある程度負荷をかけると結局ファンが回転してしまうこと。完全ファンレス電源ならそのような心配はないが、そのほかのPCパーツの熱対策も考慮しなければならず、どちらかと言えば上級者向けの製品だ。PCの使用目的に応じて、どれだけの熱(=負荷)がかかる作業を行なうのかを考慮してから導入するのがよい。
静音電源の多くは、大型のファンを低速で回転させることにより、風量を確保しつつ動作音を抑えている
岡谷エレクトロニクスの「音無II」のように、完全ファンレスのATX電源も存在するが、実売価格は高めだ
ベンチマーク
静音電源でもっとも気になるのが、動作時の騒音だろう。そこで、主な静音電源を8機種ピックアップして、動作音とケース内の温度を計測してみた。
ベンチマークは、Windowsが起動してから3分後の動作音とチップセット周辺の温度。そして、3DMark06を起動し、ベンチマークが終了する直前に高負荷時の動作音と温度を計測した。
その結果だが、完全ファンレスの音無IIは別格として、いわゆる準ファンレス電源がよい値を出している。とくにアイドリング時は騒音測定器の測定限界値を下回っている。
ファンレス以外の電源も、大口径、低回転ファンの恩恵もあって、とくにうるさいと感じられるものはない。さすがに静音を前面に出しているだけはある。
[テスト環境]
CPU:Core Duo T2600(2.16GHz)
メモリ:アイ・オー・データ機器 DX533E-512M(PC2-4200 DDR2 SDRAM 512MB)×2
HDD:日立GST 7K80 HDS728080PLA380 (Serial ATA、7,200rpm、80GB、8MB)
ビデオカード:ASUSTeK EAX1600XT SILENT/TVD/256M(RADEON 1600 XT、256MB、PCI Express x16)
マザーボード:AOpen i975Xa-YDG(Intel 975X)
PCケース:オウルテック OWL-602DIV
OS:Windows XP Professional SP2
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