特集
イマドキの静音化は「しっかり冷やす」が当たり前
各CPU静音化の傾向と対策はこれだ 1/3
各CPU静音化の傾向と対策はこれだ 2/3
各CPU静音化の傾向と対策はこれだ 3/3
ビデオカードを静音化する 1/2
ビデオカードを静音化する 2/2
チップセットクーラーを静音化する
ATX電源を静音化する 1/2
ATX電源を静音化する 2/2
HDDを静音化する 1/2
HDDを静音化する 2/2
ファンを活かして静音を目指す 1/2
ファンを活かして静音を目指す 2/2
PCケースの静音効果を活用 1/2
PCケースの静音効果を活用 2/2
応用編 1/3
応用編 2/3
応用編 3/3
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PCパーツ 静音と冷却のカンケイ
TEXT:橋本新義
各CPU静音化の傾向と対策はこれだ
CPUの特性が静音化の方向を決める
imageほとんどのPCにおいて、もっとも発熱が大きいパーツとなっているのがCPUだ。
これを冷却するクーラーの動作音への対応が静音化の第一歩となる。
性能と発熱の傾向を知り静音化の対策を練る
 静音化を進める前に、自分が今使っているCPUがどんな特徴を持っているのかを把握しておけば対策も進めやすい。ここでは、現役CPUの性能と消費電力、発熱などの特徴を見ていこう。

 それぞれのCPUの概要と発熱の傾向、それに適した静音化のための対策を簡単にまとめて下に掲載した。そして、次のページにはその特徴の裏付けとして、各CPUのラインナップの中から代表的なCPUのパフォーマンスと温度、消費電力の計測結果を掲載している。性能のベンチマークテストにはFuturemarkのPCMark05 Build 110の総合スコアを利用。消費電力は、サンワサプライのワットチェッカーにより、システム全体の消費電力を計測して掲載した。温度の監視には汎用ハードウェアモニタツールの「SpeedFan 4.28」を利用している。なるべく厳密に比較できるよう、CPUに依存するパーツ以外のテスト環境はCPUクーラーも含めてすべて統一しているが、温度に関しては、ハードウェアモニタによる監視の性質上、マザーボードの個体やモニタ/センサーチップの違いなどよって誤差が生じる場合がある。その点は考慮して見ていただきたい。
Pentium D、Pentium 4
Pentium Dは、Intelの主力デスクトップ向けのデュアルコアCPU。Pentium 4は前世代の主力のシングルコアCPUだ
image傾向:性能は高いが発熱が大きい

主にエンコード、レンダリングなどの処理で高い性能を発揮し、コストパフォーマンスにも優れるが、動作クロックが高いために消費電力/発熱も大きい
image対策:大型CPUクーラーの導入を

小手先の対策では難しい。高いレベルの静音効果を望むためには、ヒートパイプや大口径ファンを利用した大型CPUクーラーの導入が必須
Core Duo、Core Solo、Pentium M
Intelのモバイル向けCPU。デュアルコアのCore Duo、シングルコアのCore Solo、旧世代のシングルコア製品Pentium Mが存在
image傾向:抜群の省電力特性

省電力性は抜群。とくにデュアルコアのCore DuoはPentium Dと同程度の性能を持ちながら、消費電力はその1/3程度という優れた特徴を備えている
image対策:うまくやればファンレス化も可能

思い切って静音化してもCPUの冷却が不足する心配はほとんどなく、ハイレベルの静音化が楽にできる。ほかの構成パーツしだいでファンレス化も可能だ
Athlon 64 X2、Athlon 64
AMDのデスクトップPC向けCPU。Athlon 64 X2はデュアルコア、Athlon 64はシングルコア。省電力機能Cool'n'Quietに対応
image傾向:性能と消費電力のバランスに優れる

高性能ながらPentium D/Pentium 4と比べて省電力・低発熱で扱いやすい。ただ、Athlon 64 X2はそれなりに強力な冷却能力が必要になる
image対策:部分的な対応でも効果的

リテールクーラーのファン交換、ファンコントローラの導入などによる部分的な対応でも効果が望める。大型クーラーでより静音を目指すのもよい
Turion 64
AMDのモバイル向けCPU。TDP 35W枠のMLシリーズとTDP 25W枠のMTシリーズがある。
image傾向:低消費電力で低発熱、かつ低価格

MTシリーズの性能と消費電力、発熱はIntelのPentium Mと同レベルで簡素な冷却システムでも十分動作可能。マザーボードを含めた価格が安い
image対策:安価に静音化が可能

コストや手間をかけなくともかなりのレベルまで楽に静音化できる。安価な静音ファンと組み合わせるなど価格面でのメリットを最大限に活かしたい
テスト結果
 ユーザー数の多いPentium D/Pentium 4は、高速だが消費電力と発熱は大きい。この傾向は、実際の計測結果でも実証されており、負荷時の消費電力、温度ともに、AMDのAthlon 64 X2/Athlon 64と比べてもかなり大きくなっている。Pentium D/4のリテールパッケージに付属するクーラーは静かとは言い難いが、ファンコントローラなどを使うにしてもむりに回転速度を下げるのは危険であるし、温度に応じて自動調整できるタイプを使っても負荷をかけると回転速度が上昇する。大きな効果を望むには、CPUクーラーの根本的な冷却能力向上が必要だろう。

 Athlon 64 X2、Athlon 64は、それと比べれば消費電力、発熱ともにずいぶん低い。省電力機能のCool'n'Quietを使えば、消費電力ではアイドル時はモバイルCPUに近いレベルまで下がる。Athlon 64系のリテールCPUクーラーもやはり静かとは言い難いが、温度に応じて自動調整してくれるファンコントローラなどを使うことで、かなり改善されると思われる。ただ、それでもモバイル向けCPUと比較すると、とくに負荷時の温度差が大きい。主力プラットフォームであるnForce4シリーズも発熱が高めであることもあり、高度な静音化を望むならやはり一段階強力なクーラーの利用や、電源やケースなどと合わせたシステムレベルでの配慮が必要だろう。

 Core Duo、Turion 64のモバイル向けCPUは、消費電力の計測ではシステム全体の消費電力を計測しているため、それほど目立っていないが、温度計測ではともに負荷時10℃台と、デスクトップ向けCPUとは、センサーの誤差など問題にならないほどの大きな違いを見せつけた。Core Duoはパフォーマンスでもトップクラスの数値をマークしているのだからおそれいる。これらのCPUを利用しさえすれば、冷却の効率やエアフローなどに過剰な神経を使うことなく、CPUに関してはきわめて容易に静音化が可能だ。
image
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PCMark05

[Core Duo環境]
マザーボード:MSI 945GT Speedster Plus
メモリ:PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2

[Pentium D/4環境]
マザーボード:Intel D975XBX
メモリ:PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2

[Athlon 64/64 X2環境]
マザーボード:ASUSTeK A8N32-SLI Deluxe
メモリ:PC3200 DDR SDRAM 512MB×2
[Turion 64環境]
マザーボード:MSI RS482M-IL
メモリ:PC3200 DDR SDRAM 512MB×2

[共通環境]
ビデオカード:NVIDIA GeForce 7800 GTX(256MB、ForceWare 81.98)
HDD:日立GST Deskstar T7K250(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
OS:Windows XP Professional SP2

ベンチマーク環境
マザーボード:MSI 945G Neo2-F
メモリ:SILICON POWER GU34512AGEPN6620(PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB)×2
ビデオカード:ASUSTeK EAX1600XT SILENT/TVD/256M
HDD: 日立GST Deskstar T7K250(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB)
OS:Windows XP Professional SP2(DirectX 9.0c)
CPUクーラーから5cm離れた場所に騒音計を設置して計測
CPU温度/消費電力テスト

[Core Duo環境]
マザーボード:AOpen i975Xa-YDG
メモリ:PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2

[Pentium D/4環境]
マザーボード:ASUSTeK P5N32-SLI Deluxe
メモリ:PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2

[Athlon 64/64 X2環境]
マザーボード:ASUSTeK A8N-SLI Premium
メモリ:PC3200 DDR SDRAM 512MB×2

[Turion 64環境]
マザーボード:MSI RS482M-IL
メモリ:PC3200 DDR SDRAM 512MB×2

[共通環境]
ビデオカード:GIGABYTE GV-NX73G128D(NVIDIA GeForce 7300 GS、256MB、ForceWare 84.21)
HDD:Maxtor DiamondMax10(Serial ATA 2.5、7,200rpm、300GB)
OS:Windows XP Professional SP2
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