その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | ||||||||||||||
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Core i7+X58環境のBIOSで大きな変更点の一つとなるのが、QuickPath Interconnect(QPI)関連の設定だ。QPIは、従来のシステムバスに相当するCPU-チップセット間の接続をになう信号線だが、システムバスに比べて大幅な高速化が図られた。理論上のデータ転送速度は、Core i7-965 XEで25.6GB/s、Core i7-920/940で19.2GB/sだ。 QPIに関するBIOS設定では、速度(正確にはBCLK[ベースクロック:従来のFSBクロック]に対する倍率)を設定できる。ただし設定を高くすることはできず、基本的に下げるのみなので、基本的にはデフォルト(自動設定)で問題ない設定だ。 |
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Intel DX58SO の場合 |
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ASUSTeK
Rampage II Extreme の場合 |
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GIGABYTE
GA-EX58-EXTREME(rev.1.0 ) の場合 |
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MSI
Eclipse SLI の場合 の場合 |
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IntelとASUSTeK、MSIでの表記はデータ転送レート「GT/s」または「MT/s」だ。一部メーカーを除いて搭載されている「Slow Mode」設定は、データ転送速度が非常に遅くなるので、通常は設定しなくてよい | ||||||||||||||
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Core i7+X58では、IntelがX48チップセットの登場時に策定した拡張メモリ仕様、「XMP」(Extreme Memory Profile)の使用が可能だ。XMP対応のDDR3メモリを搭載し、BIOSからXMPを有効にすることで、メモリクロックやメモリ電圧などがXMPメモリに適した動作状態に半自動に設定される。 ただし、Core i7では、動作が保証されるメモリ電圧は最大1.65Vと規定されている。従来のXMP対応製品はメモリ電圧が1.8Vや2.0Vといったものも存在する。これらはCPUにメモリコントローラが内蔵されたCore i7では過電圧となり、最悪故障する場合があるのでオススメしない。新しく登場した「X58対応版XMP」メモリを使うのが安全だろう。 |
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(1)XMPを選択 ASUSTeK Rampage II ExtremeにおいてXMP機能を使用するには、Ai Overclock Tunerに表示される項目で「X.M.P.」を選ぼう |
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(2)動作のチェック 続いて、BIOSなどでメモリクロックをチェック。ここでXMP設定反映時に起動されるクロックやレイテンシ、電圧などが確認できる |
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(3)電圧に注意 再起動後は念のため、BIOSセットアップでメモリ電圧を確認するのがベターだ。2Vや1.8V前後の電圧がかかっている場合、使用を中止すること |
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新XMP対応メモリが登場 X58用XMPメモリは、メモリ電圧が1.65V以内で収まっている。基本的にはこれを使おう(写真はCorsair Memory製「TR3X6G1600C9」) |
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X58搭載マザーのBIOSセットアップは、新機能だけでなく、各メーカーが従来搭載してきた独自機能が拡張されていたり、サブメニューの階層や項目を整理したりして、使いにくかった設定も改良されている。 ここでは、筆者が注目した機能やメニューのいくつかを紹介しよう。 IntelのDX58SOでは、「Power」タブに注目。他社製マザーなどでは分割されている拡張版SpeedStep(EIST)設定が集約されており、見通しがよい。 ASUSTeK Rampage II Extremeは、CPU Level Up機能が目玉。この機能は項目を設定するだけでCPUコアやメモリ、チップセットの電圧上昇などを含めたCPUのオーバークロックを実現できる、R.O.G.シリーズならではの機能だ。 GIGABYTEのGA-EX58-EXTREME(rev.1.0)では、CPUの詳細設定の中にあるユニークな設定が特徴的。とくに有効CPUコア数を3基に設定できるのは、今回紹介した4機種の中では唯一。また、QPI設定でもBSEL(ベースクロック)に連動した実クロックが確認できるなど、細かな使い勝手も光る。 MSI Eclipse SLIでは、VRMの有効動作フェーズなどを設定するGreen Powerメニューに注目だ。とくにGreenPower Genie(画面下段)は、現在のCPUの消費電流や、変換効率などをモニタできるユニークなものとなっている。 これら最新・定番機能を踏まえ、自分の用途に合うマザーを見付けてほしい。 |
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Intel | ||||||||||||||
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CPU C State | ||||||||||||||
CPU C Stateを設定するとCPUの電力管理機能が有効になり、消費電力の低減が図れる | ||||||||||||||
ASUSTeK | ||||||||||||||
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CPU Level Up | ||||||||||||||
CPU Level UpでOC限界の見当を付けてから、細かな設定を煮詰めるのもよいだろう | ||||||||||||||
GIGABYTE | ||||||||||||||
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CPU Cores Enabled | ||||||||||||||
使用するCPUコア数を3に設定できる。HTを使えば6スレッド処理が可能などおもしろい機能だ | ||||||||||||||
MSI | ||||||||||||||
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GreenPower Genie | ||||||||||||||
Green Power機能により、Windows、BIOS上から現在の状態を逐次チェックできる | ||||||||||||||
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