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驚愕性能 Core i7マシン自作のすべて
Core i7でこう変わる!!BIOS設定の新常識
TEXT:橋本新義
“新”常識その2:QPIは標準設定のままで!?
QPI設定は自動設定でOK可能なのは下方設定のみ
 Core i7+X58環境のBIOSで大きな変更点の一つとなるのが、QuickPath Interconnect(QPI)関連の設定だ。QPIは、従来のシステムバスに相当するCPU-チップセット間の接続をになう信号線だが、システムバスに比べて大幅な高速化が図られた。理論上のデータ転送速度は、Core i7-965 XEで25.6GB/s、Core i7-920/940で19.2GB/sだ。

 QPIに関するBIOS設定では、速度(正確にはBCLK[ベースクロック:従来のFSBクロック]に対する倍率)を設定できる。ただし設定を高くすることはできず、基本的に下げるのみなので、基本的にはデフォルト(自動設定)で問題ない設定だ。
imageIntel DX58SO
の場合
imageASUSTeK Rampage II Extreme
の場合
imageGIGABYTE GA-EX58-EXTREME(rev.1.0 )
の場合
imageMSI Eclipse SLI の場合
の場合
IntelとASUSTeK、MSIでの表記はデータ転送レート「GT/s」または「MT/s」だ。一部メーカーを除いて搭載されている「Slow Mode」設定は、データ転送速度が非常に遅くなるので、通常は設定しなくてよい
“新”常識その3:過去のXMPメモリには気を付けろ!
過去のXMPメモリは電圧に注意が必要
 Core i7+X58では、IntelがX48チップセットの登場時に策定した拡張メモリ仕様、「XMP」(Extreme Memory Profile)の使用が可能だ。XMP対応のDDR3メモリを搭載し、BIOSからXMPを有効にすることで、メモリクロックやメモリ電圧などがXMPメモリに適した動作状態に半自動に設定される。

 ただし、Core i7では、動作が保証されるメモリ電圧は最大1.65Vと規定されている。従来のXMP対応製品はメモリ電圧が1.8Vや2.0Vといったものも存在する。これらはCPUにメモリコントローラが内蔵されたCore i7では過電圧となり、最悪故障する場合があるのでオススメしない。新しく登場した「X58対応版XMP」メモリを使うのが安全だろう。
image(1)XMPを選択
ASUSTeK Rampage II ExtremeにおいてXMP機能を使用するには、Ai Overclock Tunerに表示される項目で「X.M.P.」を選ぼう
image(2)動作のチェック
続いて、BIOSなどでメモリクロックをチェック。ここでXMP設定反映時に起動されるクロックやレイテンシ、電圧などが確認できる
image(3)電圧に注意
再起動後は念のため、BIOSセットアップでメモリ電圧を確認するのがベターだ。2Vや1.8V前後の電圧がかかっている場合、使用を中止すること
image新XMP対応メモリが登場
X58用XMPメモリは、メモリ電圧が1.65V以内で収まっている。基本的にはこれを使おう(写真はCorsair Memory製「TR3X6G1600C9」)
橋本的常識! マザーボードオリジナル機能を使いこなせ!
そのほかのさまざまな特徴からオススメ機能を紹介
 X58搭載マザーのBIOSセットアップは、新機能だけでなく、各メーカーが従来搭載してきた独自機能が拡張されていたり、サブメニューの階層や項目を整理したりして、使いにくかった設定も改良されている。

 ここでは、筆者が注目した機能やメニューのいくつかを紹介しよう。

 IntelのDX58SOでは、「Power」タブに注目。他社製マザーなどでは分割されている拡張版SpeedStep(EIST)設定が集約されており、見通しがよい。

 ASUSTeK Rampage II Extremeは、CPU Level Up機能が目玉。この機能は項目を設定するだけでCPUコアやメモリ、チップセットの電圧上昇などを含めたCPUのオーバークロックを実現できる、R.O.G.シリーズならではの機能だ。

 GIGABYTEのGA-EX58-EXTREME(rev.1.0)では、CPUの詳細設定の中にあるユニークな設定が特徴的。とくに有効CPUコア数を3基に設定できるのは、今回紹介した4機種の中では唯一。また、QPI設定でもBSEL(ベースクロック)に連動した実クロックが確認できるなど、細かな使い勝手も光る。

 MSI Eclipse SLIでは、VRMの有効動作フェーズなどを設定するGreen Powerメニューに注目だ。とくにGreenPower Genie(画面下段)は、現在のCPUの消費電流や、変換効率などをモニタできるユニークなものとなっている。

 これら最新・定番機能を踏まえ、自分の用途に合うマザーを見付けてほしい。
Intel
DX58SO
CPU C State
imageCPU C Stateを設定するとCPUの電力管理機能が有効になり、消費電力の低減が図れる
ASUSTeK
Rampage II Extreme
CPU Level Up
imageCPU Level UpでOC限界の見当を付けてから、細かな設定を煮詰めるのもよいだろう
GIGABYTE
GA-EX58-EXTREME(rev.1.0)
CPU Cores Enabled
image使用するCPUコア数を3に設定できる。HTを使えば6スレッド処理が可能などおもしろい機能だ
MSI
Eclipse SLI
GreenPower Genie
imageGreen Power機能により、Windows、BIOS上から現在の状態を逐次チェックできる
MSIでもついにBIOSセットアップからのBIOS更新が可能に
USBメモリなどに保存したBIOSからの直接起動もサポートする強力機能
 Windows上やBIOSセットアップからのBIOS更新は、最近のマザーボードの隠れたセールスポイントの一つであり、ユーザーのメリットも大きな機能である。

 MSI製品は、Windows上での更新機能「LiveUpdate Online」が強力なためか、他社製マザーでは古くからサポートしているBIOSセットアップメニューからのBIOS更新機能には非対応だった。

 しかし今回紹介したX58マザー「Eclipse SLI」では、この機能を「M-Flash」として搭載。他社製マザーに比べて機能が強化されており、USBメモリなどの外部ストレージに保存したBIOSファイルからの直接起動(BIOSが破損した際の復旧を外部ストレージから行なえる)も可能になっている。

 また、外部ストレージへ簡単にBIOSを保存できるメニューも用意されているなど、後発らしく新しい機能を搭載している。

 ただし、初期出荷版に搭載されているM-Flash 1.0では動作に不具合があり、Windows上、もしくはDOS上にてM-Flash 1.2以降へアップデートすることが推奨されている。
image画面構成も、更新を上段に、バックアップ(USBなどへのファイル保存)を下段に配置したユニークなものだ
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