特集
ついに登場したCore i7 自作PCはどう変わるのか?
Core i7のアーキテクチャ徹底分析 1/4
Core i7のアーキテクチャ徹底分析 2/4
Core i7のアーキテクチャ徹底分析 3/4
Core i7のアーキテクチャ徹底分析 4/4
Core 2超えの実力を見よ! ベンチマーク検証 1/2
Core 2超えの実力を見よ! ベンチマーク検証 2/2
最新チップセットの秘密を探るX58マザーボード徹底解剖 1/4
最新チップセットの秘密を探るX58マザーボード徹底解剖 2/4
最新チップセットの秘密を探るX58マザーボード徹底解剖 3/4
最新チップセットの秘密を探るX58マザーボード徹底解剖 4/4
Core i7でこう変わる!!BIOS設定の新常識 1/2
Core i7でこう変わる!!BIOS設定の新常識 2/2
Core i7でオーバークロックを試す
Core i7環境の大容量トリプルチャンネルメモリを使いこなす
Core i7登場で本領発揮! マルチGPU頂上決戦!
Core i7環境での電源検証どの程度の電源でCore i7は動く?
Core i7用CPUクーラー検証 CPUクーラーはどう変わった? 1/2
Core i7用CPUクーラー検証 CPUクーラーはどう変わった? 2/2
ここが変わった!! Core i7マシン自作指南 1/4
ここが変わった!! Core i7マシン自作指南 2/4
ここが変わった!! Core i7マシン自作指南 3/4
ここが変わった!! Core i7マシン自作指南 4/4
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
驚愕性能 Core i7マシン自作のすべて
TEXT:加藤勝明
Core i7登場で本領発揮! マルチGPU頂上決戦!
image今までのマルチGPU環境はフルHD以上の解像度で使用しなければシングルGPU環境との違いを体感することは難しかった。しかし、Core i7とX58マザーの登場により、状況は大きく変わった。本編ではマルチGPUの“本当”の性能を紹介しよう。
Core i7+X58環境でNVIDIA SLIが可能に!
 3Dゲームで画質とパフォーマンスを両立させたい場合に用いる定番の技術が「マルチGPU」だ。「ATI CrossFireX」と「NVIDIA SLI」の2種類があり、Intelプラットフォームでは、前者はIntel製チップセット搭載マザー(Intel P965以降)、後者は原則NVIDIA製チップセット搭載マザーでしか利用できなかった。

 しかし、Intel X58はNVIDIA以外で初めてNVIDIA SLIを正式サポートする一般向けチップセットだ。NVIDIAの認証を受け、BIOS内に特殊なキーを埋め込まれたマザーのみが使えるという制約はあるものの、Core i7+X58マザーを使えば、ATI/NVIDIAともに最速CPUと最速GPUによるマルチGPU環境が利用可能となる。最新3Dゲームの世界をハイパフォーマンス・高画質で楽しみたいなら、ぜひとも導入したい。
imageゲームにおける最高の環境を目指すなら、GeForce GTX 280を3枚使う「3-way SLI」を考えたい。高解像度&高画質設定でもパフォーマンスを落とさないための至高の選択だ
SLI対応マザーボード一覧表
メーカー名 製品名 対応SLI nForce 200
ASUSTeK P6T Deluxe 2-way ×
ASUSTeK P6T WS Professional 2-way ×
ASUSTeK P6T WS Revolution 3-way
ASUSTeK Rampage II Extreme 3-way ×
DFI LANPARTY UT X58-T3eH8 3-way ×
ECS X58B-A 2-way ×
FOXCONN Renaissance 3-way ×
GIGABYTE GA-EX58-UD5 3-way ×
GIGABYTE GA-EX58-EXTREME(rev.1.0) 3-way ×
MSI Eclipse SLI 3-way ×
MSI Eclipse+ 3-way
SLI対応X58マザーはまだ出始めたばかり。X58+ICH10Rの組み合わせが大多数だが、3-way SLIを狙うならX58にnForce 200を搭載する製品を考えてもよいだろう
検証に用いたパーツ

3-way SLIに対応する最新のASUSTeK製マザー「Rampage II Extreme(Intel X58+ICH10R)」をベースに、ATI/NVIDIA両陣営で最速のGPUによる“最速の組み合わせ”をテスト。「ASUSTeK ENGTX280/HTDP/1G」の3枚挿し(3GPU)に対し、「Sapphire Radeon HD 4870X2 2GB GDDR5 PCIE」の2枚挿し(4GPU)で検証を行なった
ASUSTeK
ENGTX280/HTDP/1G
実売価格:60,000円前後
imageNVIDIA最上位のGPUとなるGeForce GTX 280を搭載するビデオカード。基本性能はもとより、NVIDIA CUDAや物理演算を行なうGeForce PhysXに対応し、ゲームだけにとどまらない性能を発揮する
Specification
GPU:NVIDIA GeForce GTX 280
コアクロック:602MHz
メモリクロック:2.214GHz
メモリバス幅:512bit
Streaming Processor数:240(統合型)
Sapphire
Radeon HD 4870X2 2GB GDDR5 PCIE
実売価格:72,000円前後
imageATI最上位のRadeon HD 4870を2基搭載するビデオカード。高速メモリであるGDDR5 SDRAMを2GB装備し、ビデオカード単体ではライバルを圧倒する最速の性能を誇る
Specification
GPU:ATI Radeon HD 4870×2
コアクロック:750MHz
メモリクロック:3.6GHz
メモリバス幅:256bit×2
Streaming Processor数:800×2(統合型)

 

 

最新・最速パフォーマンス速報!
 Core i7+SLI対応X58マザーと最速GPUによるマルチGPU環境はいったいどのくらいのパフォーマンスを発揮するのか検証したい。ただ、その前に注意したいのが3-way SLI/Quad CrossFireXの電力消費量だ。ピーク時はともに800Wに迫るほどのため、電源ユニットは1,200W程度のものを用意しておきたい。

 まずは定番の「3DMark Vantage」。負荷の高いテストだけにマルチGPUの力を存分に発揮したという印象が強い。以前は2,560×1,600ドットのような超高解像度でなければ違いが分からないこともあったが、Core i7+X58によるパフォーマンス向上により、CPU性能のボトルネックが解消された結果だろう。

 実ゲームでのベンチマークは3DMark Vantageと比べ、波乱の結果となった。最新のDirectX 10ゲーム「Far Cry 2」ではSLI環境が驚異的に強く、Radeon勢はパフォーマンスが振るわなかった。描画が軽くやや古めのDirectX 9ゲーム「Call of Duty 4」ではCrossFireX環境も本来の力を出し3-way SLIに肉薄している。ゲームに強いNVIDIAだけあって、最新タイトルも旧タイトルも安定して伸びる傾向となった。ATIにはドライバの改善によるDirectX 10ゲーム時のパフォーマンスアップを期待したい。
image
image
image
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-965 Extreme Edition(3.2GHz)
マザーボード:ASUSTeK Rampage II Extreme(Intel X58+ICH10R)
メモリ:ノーブランド PC3-8500 DDR3 SDRAM 1GB(DDR3-1066、CL=7)×3
HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD1500BLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1、ドライバ:NVIDIA Forceware 180.43β/ATI Catalyst 8.10 HotFix

【ベンチマーク】
解像度:1,920×1,200ドット、オプションを最高に設定
NVIDIA nForce 200の役目とは?
 Intel X58は設計しだいで3-way SLI対応も可能だが、各GPUの接続はPCI Express 2.0 x16/x8/x8となり、3枚すべてがフルレーンで接続されるわけではなく、真の力を発揮しているとは言い難い。

 しかし、NVIDIAはX58マザーのハイエンド製品向けに、「nForce 200」を搭載することができるというオプションを用意している。これにより3系統のx16スロットがフルレーンで利用可能になり、さらなるパフォーマンスアップが期待できる。

 もっとも、このような環境で3-way SLI環境を構築しても、2,560×1,600ドット以上の超高解像度でない限り、バス幅による差は分からない。性能を少しでも追求したいユーザー向けとなるだろう。
image
PCI ExpressのスイッチチップであるnForce 200を接続することで、1本のPCI Express 2.0 x16バスを2本に分岐でき、3枚のビデオカードをフルレーンで接続できる
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください