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Core i7用CPUクーラー検証 CPUクーラーはどう変わった? 1/2
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驚愕性能 Core i7マシン自作のすべて
TEXT:橋本新義
深夜販売で買ってきた製品版
Core i7でオーバークロックを試す
imageアーキテクチャが一新されたIntel CPUとなると、やはり気になるのがオーバークロック(OC)だ。Core 2シリーズでは大いに盛り上がったOCだが、Core i7でも盛り上がるのだろうか?
Core i7でOCはどう変わる?
 先に結論から言ってしまうと、Core i7のオーバークロックは、耐性(オーバークロックが可能なマージン)は優秀であり、実際のOC作業も手軽である。電力供給や発熱といった面では、Core 2シリーズより扱いがやや難しくなっているが、パフォーマンス向上率を考えるとOCの価値は十二分にある。

 OC手順自体はCore 2環境から大きな変更はない。ただ、BIOS設定の項目名がいくつか変更され、とくにチップセットを接続するバスがQPIへと変更されたことで、FSBクロックが「ベースクロック(BCLK)」と呼ばれるようになった。

 また、メモリコントローラがCPUに内蔵された関係などから、クロックや電圧に関連する多くの新項目が増加している。ただしこれらの設定は、本格的なOCでない限り、自動設定でOKだ。今回は、ASUSTeKの「P6T Deluxe」を例に、基本的な手順を追ってみよう。
imageCore i7-920はシリーズ最下位ながら、かなりの耐性を持つ。今回は締め切り直前の11月16日の深夜販売で購入した製品版を使ってテストしている
Core i7のオーバークロック方法の基本
imageまずはBIOSセットアップ
今回はBIOSセットアップでのOC方法を紹介しよう。まずはクロック設定を手動(Manual)に変更し、クロック(BCLK)設定を表示させる
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imageメモリクロックを下げる
メモリがOCのボトルネックになることを防ぐためクロックを下げる。今回はDDR3-1333対応メモリを使っているが、DDR3-1066相当に設定
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imageBCLK設定を上げる
CPUのBCLKは標準で133MHzとなっているので、まず150MHz辺りに設定し、10MHz程度を目安に上昇→再起動→BIOS設定を繰り返す
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imageCPUコア電圧を調整
電圧は自動設定でOKだが、環境によっては上がり過ぎることがある。その場合はBCLKを戻し、CPU温度や電圧を確認しつつ再調整しよう
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imageストレステストツールで動作確認
設定→再起動を繰り返し、正常動作不能になったらとりあえずのOC限界と思われる。直前の設定で起動し、テストツールで安定動作を確認しよう
Core i7のOCではここにも注目
Core i7で増えた新要素
 Core i7の新機能は、実はOCにも大きな関連を持ったものがある。とくにこちらで紹介した、「Intel Turbo Boost Technology」は、OC時でも動作するため、基本的には有効にしておきたい。また、BIOSに「Intel C-State Technology」項目がある場合、有効にしておくと性能(とおそらくOC耐性)が若干下がるものの、消費電力を抑えることが可能だ。
imageIntel Turbo Boost Technology
BIOSでIntel Turbo Boost Tech.(nology)が無効になっている場合、有効にしておこう。この機能による性能向上はOC時にも効く
imageマザーボードによってはクーラーのTDP設定も
IntelやMSI製マザーでは、Turbo Boost 設定内にTDP設定がある。CPUクーラーの対応TDP値が公表されている場合は、とりあえずその値を入れよう
Core i7のオーバークロック耐性を検証
i7-920でOCテスト!! 実際の性能は?
 いよいよ気になる結果だ。今回は、Core i7-920とP6T Deluxeを中心として、簡易的にではあるがOCテストを行なった。なお、今回はストレステストツール「OCCT Perestroika」で30分間テストを完走した時点(CPU温度上限は110℃に設定)でOKとしている。ベンチはPCMark VantageとCINEBENCH R10だ。

 さて、まずはCPUコア電圧を自動設定に任せた状態で限界を探ったところ、何と約3.8GHz(BCLK 190MHz)での動作を確認。OCCTとベンチは完走した……が、これはCPUコア電圧上昇が+0.2V以上で、温度はOCCTでの測定で最高103℃と危険な状態(現状ではOCCTで表示される温度の正確度がまだ不明だが、さすがに高いだろう)。そこでデフォルト電圧で限界を探ったところ、約3.5GHz(BCLK 175MHz)で安定。最高消費電力もデフォルトでは295W、3.8GHz時では391Wまで上がったのが、3.5GHz時では337Wに落ち着いた。性能も確かなもの。3.8GHz時では、PCMark Vantageでは24%、CINEBENCH R10のx CPU(マルチコア)では42%の性能向上となった。
image今回はCorsair Memory製メモリを使用
メモリには、Corsair Memoryの「TR3X3G1333C9」を使用。X58マザー用PC3-10600(DDR3-1333)メモリの3枚組セットとして人気の製品
imageCPUクーラーにはZALMAN製の最新モデル
CPUクーラーは、ZALMANの「CNPS9900LED」。同社のお家芸となるトンネル構造と6本のヒートパイプで放熱は万全な高性能クーラーである
image1.13GHzアップの約3.8GHzを達成!!
CPUコア電圧自動設定時では、BCLK190×20=約3.8GHzを達成(画面の表示は誤差)。ただしCPU温度や消費電力はかなりヘビーな状態だ
image
image
【測定環境】
CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK P6T Deluxe(Intel X58+ICH10R)
メモリ:Corsair Memory TR3X3G1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM 1GB×3)
ビデオカード:MSI R4870-T2D512-OC(ATI Radeon HD 4870)
HDD:Maxtor DiamondMax 10 6L250S0(Serial ATA、7,200rpm、250GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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