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驚愕性能 Core i7マシン自作のすべて
Core i7用CPUクーラー検証 CPUクーラーはどう変わった?
TEXT:鈴木雅暢(導入部)、長畑利博(検証部)
Thermaltake
V1 AX
実売価格:6,000円前後
問い合わせ先:info.jp@thermaltake.com(日本サーマルティク)
URL:http://www.thermaltake.co.jp/
手動変速
image人気の扇形フィン採用モデルがアルミ化
ファンの前後を二つの扇形フィンで挟み込む構造のCPUクーラー。全銅製だった初代V1のヒートシンクをアルミに変更し低価格化、さらに各種マイナーチェンジを加えたモデルである。ファンはブルーLED付きの11cm径タイプ。付属のボリューム式コントローラを使うことにより、回転数を1,300~2,000rpmの範囲で変更できる。マザーボードへの固定方法はリテールと同じプッシュピン方式。フィンがピンの上にかぶさらない構造となっているため、マザーへの固定や取り外しは行ないやすい。LGA1366には同梱の専用アタッチメントで対応する。
image銅製だったV1と比較して二つのヒートシンクを支えるプレートなどの構造は同一
SPEC
対応CPUソケット:LGA775/1366、Socket AM2
ファン:11cm
回転数:1,300~2,000rpm
重量:420g
ZALMAN
CNPS9900LED
価格:未定
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.zalman.co.kr/
PWM対応
imageLGA1366に対応した新規設計大型クーラー
ZALMANおなじみ、ファンを中心にして放射線状にフィンを配置する構造を採用した製品。従来の同社製品では、ファンをヒートシンク部分に内蔵する形になっていたが、本製品ではファンをヒートシンクで前後にサンドイッチ、ファン部分に透明なプラスチックガードを取り付ける構造だ。これにより、12cm径の大型ファンの搭載を実現している。ただ、全高は158.9mmとかなり高くなった。固定はマザーボードに専用リテンションを取り付ける方式。CPUなどの交換は比較的簡単に行なえる。
SPEC
対応CPUソケット:LGA775/1366、Socket754/939/940/AM2
ファン:12cm
回転数:1,000~2,000rpm
重量:782g
ベンチマーク検証
LGA1366対応クーラーの性能を総テスト
 今回のテストでは、CPUコアの温度とファンの動作音、2種類について計測した。マザーボードのPWMコントロールはONにしている。なお、条件を揃えるためグリスは「すまいる BB-10」(熱伝導率0.9W/mk)を使用した。計測タイミングはOS起動後、15分放置した後のアイドル時と、CPU負荷アプリケーション「CPU Burn-in v1.01」を8個同時に動作させ、高負荷をかけた状態で40分経過した直後である。

 CPU温度とファン速度のモニタリングについては、フリーソフトのSpeedFanを使用。検証にはCPUにCore i7シリーズ最上位のCore i7-965 Extreme Edition(3.2GHz)を使用、そのほかのパーツについては動作音測定の影響を減らせるように静音性の高いものを使用した。

 なお、今回取り上げたLGA1366対応CPUクーラーは、これまでも販売されていた人気モデルにLGA1366変換アダプタを同梱することで対応したものが多くなっている。また、サイドフロータイプがほとんどなのも特徴だ。搭載ファンは、温度によって自動的にファン速度が上がるPWMコントロールに対応したものが多い。

 また、今回使用したCore i7-965 XE付属のリテールクーラーは銅とアルミのハイブリッド構成で、PWMコントロールに対応したもので、回転数を抑えた「Quiet Mode」と冷却性能重視の「Performance Mode」の2段階にファン速度をコントロールできるスイッチを備えている。
imageCore i7-965 Extreme Editionに付属するリテールクーラー(右)はCore i7-920/940用(左)とは違い、アルミ/銅製フィンのハイブリッド構造になっている。ファンの口径は約10cmだ
image今回のラインナップではサイドフロータイプの多さが目立つ。トップフロータイプと比べてソケットまわりの部品と比較的干渉しにくいため、ハイエンドマザーボードとは相性がよい
検証結果をチェック
 冷却性能を見てみると、高負荷時については、ThermaltakeのV1 AXがファン速度最大時に46℃、最小時に52℃、ThermalrightのUltra-120 eXtreme 1366 RTが52℃、Core i7-965リテールクーラーのPerformanceモードが53℃と優れている。とくにUltra-120 eXtreme 1366 RTや、V1 AXのファン最小回転時でも十分に高い冷却性能を持っていることが分かる。意外と振るわなかったのがCoolerMaster V8。電圧変更により回転速度が2段階選べ、いずれの状態でもPWMに対応する仕様なのだが、ファン回転数が上昇し始めるのが65℃前後と高めで、マザーのPWM制御がCPU温度の上昇に追い付いていない印象だ。PWM制御による最大回転時の12V駆動でも65℃といった状態だ。ASUSTeK Triton 81も65℃前後でファン回転数が変わる傾向があり、65℃を超えると最大回転、下回ると最小回転という極端な変化が多かった。

 ほかの製品でもPWM対応製品は大小の差こそあるものの、ファン回転数の変更が頻繁に行なわれる傾向にあった。これらは、検証に使った「Intel DX58SO」のPWM制御との相性もあると思われる。とくにZALMAN CNPS9900LEDでは、その傾向が顕著で、標準ではファン回転数が最大で1,300rpm程度までしか上がらず、CPU温度も下がらなかったため、CNPS9900LEDの高負荷時の数値はPWMをOFFにし、強制的に最大回転数(2,000rpm)にしたものを参考値として掲載した。また、全体的にアイドル時はなかなかファンの回転数が上がらない傾向にあり、Nexus FLC-3000のように高負荷時よりアイドル時のほうが温度が高いという逆転現象も起きている。

 騒音レベルについてだが、高負荷時はUltra-120 eXtreme 1366 RT、7V駆動時のV8、同じく最小回転時のV1 AXの3製品が比較的良好な結果となった。全体的に今回の製品はアイドル時に静かなものが多い印象だ。また、Ultra-120 eXtreme 1366 RTはPWM非対応のため、アイドル、高負荷時通して耳障りな音の変化がほとんどなかった。

 動作音でとくに気になったのがTriton 81だ。前述のとおり、65℃前後で極端にファンの回転数が変わることと、ファンのサイズが9cm角と比較的小さいこともあり、風切り音が耳に付きやすかった。FLC-3000やリテールクーラーも口径が小さいせいか、高回転時の動作音が耳に付く印象だ。最大回転時のV1 AXの動作音が非常に大きい点にも注意。

 今回使ってみて、バランスがよいと感じたのはUltra-120 eXtreme 1366 RTとV1 AXの2製品。どちらも大型タイプで取り付けスペースは必要なものの、定番モデルとして人気がある製品をベースにしているだけあって、冷却性能、静音性ともに優れた結果を出している。とくにV1はスタンダードなプッシュピン方式で、なおかつフィンがジャマしにくいため、メンテナンス性もよいと感じた。
image
image
【測定環境】
CPU:Intel Core i7-965 Extreme Edition(3.2GHz)
マザーボード:Intel DX58SO(Intel X58+ICH10R)
メモリ:ノーブランド PC3-10600 DDR3 SDRAM 1GB×3
ビデオカード:玄人志向 GF8500GT-E256H/HP(NVIDIA GeForce 8500 GT)
SSD:Mtron MOBI 3500 MSD-SATA3525032(Serial ATA 2.5、SLC、32GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
室温:26℃
騒音測定距離:ファンから約10cm
暗騒音:33.1dB
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