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マザーボード100選 2008
TEXT:鈴木雅暢
マザーボード選びの
基礎知識
image今回は自作PCの機能、性格付けを大きく左右する根幹パーツであるマザーボードを総力特集。具体的な製品を見ていく前に、ここではマザーボードの基本的な役割、機能を解説するとともに、選択のポイントを考えてみよう。
重要なマザーボード選びポイントは四つの要素
 マザーボードは、自作PCにおいては根幹をなすパーツだ。マザーボードの基本的な役割は、CPUやメモリ、ビデオカードなどのパーツ間のデータの橋渡しを行なうことである。また、マザーボードによって、利用できるパーツの種類が左右され、最終的にはPCそのものの性格も決まる。マザーボード選びは自作PCの構成過程において、きわめて重要なポイントだと言える。

 マザーボード選びということになると、まず欠かせない要素として浮上するのがチップセットだ。チップセットの役割=マザーボードの役割と考えても差し支えないほど、チップセットの仕様とマザーボードの仕様には密接な関係がある。しかし、チップセットそのものはCPUに合わせて設計されるため、CPUが決まらなければチップセットも決めづらい。ならばCPUを最優先で選択すべきかと言えば、そうとも言い切れない。

 確かに理屈的な面から言えば、まず使いたいCPUを決め、基本機能を考慮しつつチップセットを選び、それからフォームファクターや独自機能といったところへ目を向けるのがスマートではある。しかし、どのような動機で自作をするのかは人それぞれだ。たとえば、「小さいPCが欲しい」という動機で自作をする人ならば、フォームファクターが最優先事項となる。必然的にCPUの熱設計(TDP)や拡張性を大きく制限されることになり、さらに「ゲームをしたい」という条件が加われば、次に重視すべきは基本機能(高性能なビデオカードが使えるかどうかなど)となる。

 結局のところ、マザーボード選びにおける重要な要素は複数あり、それぞれが密接に関係しているため、何を重視すべきかは立場によって変わってくる。その要素と相関関係をまとめてみたのが下の図である。マザーボード選びの基本要素としては、対応CPU、搭載チップセット、フォームファクター、そして基本機能という四つの柱があり、それらの要素を拡張してくれる独自機能が存在する。それぞれの要素をしっかりと理解することこそが、自分に合ったマザーボードを選ぶ近道だと言えるだろう。

 次のページからは、マザーボードの基本機能を中心にそれぞれの要素を解説していく。なお、独自機能についてはこちらから、チップセットの性能についてはこちらから解説しているので、そちらも参考にしてもらいたい。
image
マザーボードの基本機能は中核となるチップセットによって提供され、対応するCPUも異なる。そのCPUの選択を制限するのがフォームファクターであり、フォームファクターは拡張性にも制限を与える。このように隣接する各要素は互いに影響しあう関係となっており、要素を拡張してくれるのが独自機能だ
その1 対応CPUの違い
対応ソケットだけでなくシステムバスの確認も必須
 マザーボード選びの際に、まず頭に入れておきたいのが対応CPUの違いだ。しかし、この対応CPUを正確に把握するのが、少々ややこしい。まず、CPUによって対応するソケットは決まっており、IntelのCore 2 Duo Eシリーズなどは「LGA775」、AMDのAthlon 64 X2やAthlon X2なら「Socket AM2」にそれぞれ対応する。PhenomシリーズもSocket AM2対応だが、「AM2+プラットフォーム」対応マザーボードで真価を発揮する。

 もっとも、同じソケットに対応したCPUでもシステムバスや駆動電圧などの電気的仕様が異なることがめずらしくない。とくにLGA775マザーボードでは、対応しているシステムバスの確認は必須だ。

 また、通常は搭載しているチップセットによって対応するCPUも決まるはずなのだが、本来非対応であるはずCPUでも、マザーボードメーカーが独自対応させるケースが増えている。正式対応のチップセット搭載製品を使うほうが無難だが、独自対応製品のほうがコスト面で大幅に有利な場合がある。

 なお、AMD CPUの場合は、BIOSが対応していれば古いSocket AM2マザーボードでも最新のPhenomを利用することが可能。ただし、その場合はHyperTransport 3.0、Cool'n'Quiet 2.0といったAM2+プラットフォーム独自の新機能は利用できない。
LGA775 Socket AM2
image image
image対応CPU
Core 2 Quad
Core 2 Duo Eシリーズ
Pentium Dual-Core
Celeron 4xxなど
image対応CPU
Phenom
Athlon X2
Athlon 64 X2
Sempronなど
image
AMD CPUの場合、BIOSが対応していれば古いSocket AM2マザーボードでPhenomを利用可能。ただし、一部機能に制限が出る
その2 フォームファクターの違い
小型になればなるほど自由度は制限される
 マザーボードのサイズと拡張性に大きな影響があるのがフォームファクターだ。フォームファクターとは、マザーボードのサイズやレイアウトなどを標準化した規格である。

 現在の主流フォームファクターとしては、一般的なPC向けのATX、小型サイズのmicroATX、超小型サイズのMini-ITXなどがあるが、小型になるほど拡張スロットが少なくなる。また、Mini-ITXクラスの製品になると実装スペースや放熱の関係でノートPC向けのCPUやメモリを使用する製品もあり、トータルコストが高く付くことがある。このような制限があることも頭に入れておこう。
imageATX
ごく一般的なマザーボードのフォームファクター。上限サイズは305×244mm、最大7本の拡張スロットが実装できる
imagemicroATX
ATXの拡張スロットの部分を切り詰めることで小型化したもので、拡張スロットの上限は4本まで、ボードの最大サイズは244×244mm
imageMini-ITX
VIAが提唱し、超小型サイズのデファクトスタンダードとなっているフォームファクター。サイズは170×170mm
 
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