その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | ||||||||||||||
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数ある独自機能の中でも、地味ながら独自性が強いのが、オーバークロック関連の機能やBIOS設定だ。使うユーザーが限られるため大きな話題にはなりにくいものの、オーバークロックで効果的な機能や設定項目を新しく設けるには、非常に高い技術レベルが求められるため、メーカーの技術者にとっては創意工夫のしがいがある。またオーバークロックを本気で追求しているユーザーにとっては、こうした効果的な機能の搭載が製品選びの大きな尺度ともなり得る(=製品のウリになる)ことから、大手メーカーなどが積極的に取り組んでいる。 最近では、オーバークロックの志向が非常に強いハイエンド/ゲーマー向けシリーズの登場などによりこうした動きがさらに加速。最新世代の製品では、1世代前の製品に比べ、各種の電圧設定項目などが増加している。最新製品で特徴的なところでは、DFIやASUSTeK製品を中心に搭載されている「FSB Strap to North Bridge」設定(CPUのデフォルトシステムバスクロックを変更する)や、PLLチップ電圧設定(基準クロックを生成するチップの電圧を上げて、より乱れの少ないクロックを生成させる)などが挙げられる。いずれも非常にマニアックな機能だ。 また、本来はチップセットがサポートしないはずの(より高速な)CPUやメモリ速度をサポートする製品も増加。とくに最新のローエンド製品で人気の高い、Intel 945GCでシステムバス1,333MHz版CPUへ対応するマザーなどは、すべてがこうした“チップセット仕様外”の仕様で設計された製品だ。またミドルレンジ以上では、チップセット側の仕様より高速なメモリ(DDR2-1333相当など)への対応が多い。 |
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ASUSTeK ASUSTeKのハイエンド製品に搭載された「CPU Level Up」機能。BIOS設定でCPUのグレードを選択すると、それに相当するオーバークロック設定が自動的になされる |
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ASUSTeK ASUSTeKのAI Gear 2。Windows上でリアルタイムのオーバークロック設定だけでなく、省電力設定も行なえる多機能ツールだ |
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GIGABYTE GIGABYTE製品の「C.I.A.2」はOCの設定レベルが5段階あり、それぞれ実際のFSBが負荷に応じて3段階で上昇するという凝った動作をする |
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GIGABYTE GIGABYTEのWindows用オーバークロックユーティリティ「Easy Tune 5」。豊富な電圧設定機能を備える |
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MSI MSIの「Dual Core Center」。同社製ビデオカードのOC設定も可能な強力なツールである。Window s対応 |
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Universal ABIT Universal ABITの「μGURU」ユーティリティ。アプリケーションの起動に連動したクロック設定機能などを備える |
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DFI オーバークロック志向の強いDFIのLANPARTYシリーズでは、メモリタイミング設定項目が豊富。チャンネルごとの細かなクロック補正も可能 |
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BIOSTAR T-Seriesでは、BIOSでの各種設定だけでなく、オーバークロックユーティリティ「Warp Speeder」も使用可能だ |
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BIOSアップデートなどのシステムメンテナンスは、マザーボードを使う上で非常に重要な機能だが、こうしたメンテナンスに部分においても独自機能を盛り込んだ製品が多い。なかでもメーカーごとの差異が大きいのは、BIOSアップデート作業だ。現在ではWindows上から実行できるツールこそ一般的になったが、MSI製品などでは、適切なBIOSファイルの自動ダウンロード、更新ファイルの自動検索までもサポートする高度な機能を提供している。 また、非常にユニークな機能としては、ASUSTeKの「Express Gate」が挙げられる。これはマザーボード上のフラッシュROMにインストールされたカスタム版Linuxで、Windowsを起動せずともWebブラウザやSkypeを起動し、操作することができる。 |
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お好みの起動画面に GIGABYTEのFACE WIZARDはBIOS起動画面を自分の好きなものに変えられるというなかなかマニアックなアプリケーション |
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バックアップ機能 GIGABYTEの「Express Recovery」。メーカー製PCのようなHDDからのバックアップやリストアがBIOSから行なえる |
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オンライン自動アップデート MSIのLive Update Online。ウィザード方式でBIOS、ドライバ、ユ-ティリティのアップデート作業が行なえる敷居の低さがポイントだ |
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Linux搭載 Express Gate起動画面。電源ONから約5秒と超高速起動が可能なのがポイントだ |
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最新のマザーボードで多くなりつつあるのが、組み立て作業時などに便利な独自機能を搭載する製品だ。 代表的な例としては、ケースコネクタの接続を楽にするASUSTeKの「Q-Connector」や、HDDケーブルの接続ミスを防ぐGIGABYTEの固定機構付きSerial ATAコネクタなどは、既存のパーツのちょっとしたアイディアによる改良だが、組み立て作業時の便利さは抜群だ。 ハイエンド製品では、BIOSのPOSTコード表示ディスプレイにも注目。問題のあるパーツを文字表示するLEDやLCDなど、より判別が容易な機能を搭載する製品が登場している。 また、拡張カードの接触不良を教えてくれる、ユニークかつ実用性の高い機能を搭載する製品も登場している。 |
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ケースのケーブルも楽々接続 自作初心者が迷いがちなケースケーブルの配線を格段に楽にするQ-Connector。実は隠れた人気機能だ |
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使い勝手のよいラッチ付きケーブル GIGABYTE製品で特徴的なのが、固定機能(ラッチ)付きSerial ATA端子。地味ながら非常に役立つ機能である |
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LEDでエラーを確認 MSI K9A2 Platinumに搭載されたPOSTコード表示LED。以前の2桁数字から、より見やすい表示へと進歩している |
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カードの斜め挿しを一目で判別 ASUSTeKの「AI Slot Detector」ではカードの斜め挿しなどの接触不良をLEDの点灯により判別可能にしてくれる便利な機能 |
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特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
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発売日:2015/06/29
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発売日:2011/12/22
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