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その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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アッパーミドル編

TEXT：橋本新義

Universal ABIT

AW9D-MAX

実売価格：28,000円前後

ヘビーデューティ設計が魅力な975X搭載マザー

Intel 975X＋ICH7R

LGA775

ATX

RAID

冷却性		4

拡張性		3

品質		4

SPECIFICATION
対応CPU：C2D/Quad/XE、Pentium D/4
メモリスロット：PC2-6400 DDR2 SDRAM×4（最大8GB）
ディスプレイ：－
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express x16×1、PCI Express x1（x16形状）×1、PCI Express x1×2、PCI×1
インターフェース：Serial ATA 2.5×7、eSATA×1、Ultra ATA/100×1、USB 2.0×4
LAN：1000BASE-T×2

ライター橋本新義のコメント

バックパネルの端子をあえて減らしてVRMの冷却穴を設けるなど動作安定性を重視した製品。コンデンサ品質も高い。

編集部のコメント

システムバスは1,066MHzまでの対応で、最新のCore 2シリーズは使用不可。eSATAのメリットを活かしたい。

Universal ABIT

IP35 Pro

実売価格：28,000円前後

強力なオーバークロック機能を備えるP35搭載モデル

Intel P35＋ICH9R

LGA775

ATX

RAID

冷却性		4

拡張性		4

品質		4

SPECIFICATION
対応CPU：C2D/Quad/XE、Pentium DC/XE/D/4、Celeron 4xx
メモリスロット：PC2-8500 DDR2 SDRAM×4（最大8GB）
ディスプレイ：－
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express x16×1、PCI Express x4（x16形状）×1、PCI Express x1×1、PCI×3
インターフェース：Serial ATA 2.5×6、eSATA×2、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×4
LAN：1000BASE-T×2

ライター橋本新義のコメント

オーバークロック志向の強いUniversal ABITらしく、設定の確認が容易なBIOSや強力なユーティリティを備える。

編集部のコメント

バックパネルにeSATAを2基搭載するが、接続先はICH9RではなくJMB363なので、RAID機能は0/1、JBODのみ。

ASUSTeK

M2N32-SLI Deluxe/WiFi-AP

実売価格：28,000円前後

フルレーンのSLIに対応するSocket AM2対応機

NVIDIA nForce 590 SLI

Socket AM2

ATX

RAID

冷却性		4

拡張性		5

品質		4

SPECIFICATION
対応CPU：Athlon 64/FX/X2、Sempron
メモリスロット：PC2-6400 DDR2 SDRAM×4（最大8GB）
ディスプレイ：―
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express x16×2、PCI Express x4×1、PCI Express x1×1、PCI×2
インターフェース：Serial ATA 2.5×7、eSATA×1、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×4、IEEE1394×1
LAN：1000BASE-T×2、無線LAN（IEEE802.11b/g）×1

ライター橋本新義のコメント

Socket AM2登場当初に発売され、Phenomにも対応を表明する超ロングセラー。性能もトップクラスを維持する。

編集部のコメント

8フェーズのVRMを採用した高品質モデル。世代的には古いが、枯れた仕様の安定性を求めるなら、検討の価値あり。

FOXCONN

C51XEM2AA-8EKRS2H

実売価格：27,000円前後

豊富なオーバークロック設定が魅力のAM2マザー

NVIDIA nForce 590 SLI

Socket AM2

ATX

RAID

冷却性		3

拡張性		3

品質		4

SPECIFICATION
対応CPU：Athlon 64/FX/X2、Sempron
メモリスロット：PC2-6400 DDR2 SDRAM×4（最大8GB）
ディスプレイ：―
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express x16×2、PCI Express x4×1、PCI Express x1×1、PCI×2
インターフェース：Serial ATA 2.5×6、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×6、IEEE1394×1
LAN：1000BASE-T×2

ライター橋本新義のコメント

nForce 590 SLIを搭載するベーシックなモデル。POST状態表示LEDなどのヘビーユーザー向け機能を備える。

編集部のコメント

NVIDIAのリファレンス設計を採用。CPU・メモリ・チップセットを細かくオーバークロック設定できるのが特徴。

歴代製品からマザーボードトレンドの移り変わりを見る

　本特集マザーボード100選は、本誌毎年恒例の企画。たまには過去を振り返るのもおもしろいのでは……ということで、ここでは2002年から2007年までのGold Recommended受賞製品の数々を眺めつつ、この7年間のマザーボードのトレンドの移り変わりを、私橋本が（勝手に）見てみたい。

　やはり目立つのは、拡張スロットやバスの移行だ。写真を見ていると、2005年のPCI Expressの登場が目立つが、実はそれよりも影響が大きいのは、2003年にUSB 2.0がデビューしたこと。改めて振り返ると、この5年でのUSB 2.0の発展はすごいものがある。それに反して、PCI Expressは3年が経過しても、いまだに拡張カードの品揃えが足りない感がするのがなんともはや（笑）。

　興味深いのが、搭載部品（とくにコンデンサ）の数が年々増している点。とくに2005年以降は密度が高くなっており、パッと見ただけでも大きな変化があったことが分かる。実は、価格もそれに合わせて上昇している。2004年ぐらいまではアッパーミドルが1万円台後半、ハイエンドでも2万円前後だったが、2005年から現在のような相場なのだ。

　改めて振り返ると不思議な感覚になるのがCPUの種類だ。と言うのも、2002年登場がSocketA版Athlon XPで、2003年がSocket478版Pentium 4と、場合によっては今でも現役の製品なのである。ちまたでは「進歩が速い」と言われるPC業界だが、実は意外と進歩していないんじゃないの？といった感想が出てくる方もおられるかもしれない。
　こうして見ると意外な発見がありつつ、マザーはしっかりと進歩していることがうかがえる。願わくば2008年も、使いやすく、そして楽しい製品が出ることを期待したい。

2002