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マザーボード100選 2008
TEXT:橋本新義
ローエンド編
image2007年、ローエンドマザーボードは、相次ぐ新チップセットの登場により、非常に大きな変化を迎えた。新製品の数が増加し、人気・実力ともに急上昇中のこのクラスの製品は、2007年のマザーボード市場を見る上で見逃せない存在なのである。
Point 1
バリューCPUの新製品により人気が急上昇
 ローエンドクラスのマザーボードは、組み合わせるCPUもバリュークラス製品と思われがち。しかしこと自作PCに限っては、話はそんなに単純ではない。と言うのも、自作PC派のユーザーは絶対的な価格よりもコストパフォーマンスを優先する傾向が強いため、マザーボードはローエンドクラスでも、CPUはCore 2 Duoなど、ある程度高性能な製品を組み合わせる――というパターンが多かったのだ。

 しかし2007年は、こうした構図が大きく崩れた。春から夏にかけてバリュークラスのCPUでのモデルチェンジが相次ぎ、Pentium Dual-Core(DC)やAthlon X2シリーズなどのデュアルコアCPU、そしてCeleron 4xxシリーズなどのシングルコアながら低消費電力のCPUが続々と登場した。これらのCPUは、上位シリーズ譲り(あるいはそれ以上)の高性能と低消費電力を両立。上位のCPUと比べて見劣りしていたバリュークラスCPUの魅力を大きく強化するものとなり、自作PC市場で高い人気を得た。

 そして、2007年後半では、こうした“自作PC派も受け入れられるバリューCPU”の登場と、チップセットの高性能化(後述)が相まって、ローエンドクラスマザーボードの人気が急速に上昇。パーツショップなどでの売り上げ上位に入る製品も登場し、低価格市場全体が大きく活性化している。つまりこのクラスの製品は、旬とも言うべき、おもしろいタイミングとなっているのだ。
imageメモリもさらに低価格に
CPUのみならず、2007年後半はDDR2メモリの価格も急速に下落し、ローエンドマザーボードと組み合わせることで、より安価にPCを自作することが可能になっている
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大人気となったPentium Dual-Core
バリューCPU市場を大きく変えたPentium Dual-Core(DC)。登場当初こそ立ち上がりが鈍かったが、Core 2 Duo譲りの速度やオーバークロック耐性の高さが知られると、一躍大人気CPUと化した
低消費電力のAthlon X2
AMDのAthlon X2も、バリューCPUの常識を超える優秀なCPUだ。AMD 690G搭載マザーとのコンビは高性能と低消費電力を両立し、AMDプラットフォームでの中心的存在となった
オーバークロックでの重要技「アルミホイル改造」
オーバークロック機能の弱いローエンド製品で有効なテクニックがアルミホイル改造だ。これを使うことによりPentium DCなどのシステムバス800MHz対応のCPUを1,066MHz対応に見せかけることができ、メモリクロック比の制限を避けやすくなる。
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Point 2
内蔵グラフィックス機能の高性能化が進む
描画速度の高速化のみならずHDMIやDVI端子が一気に普及
 Point 1でも紹介したように、このクラスの製品は2007年後半から急速に性能が向上している。とくにグラフィックス機能内蔵チップセットは、AMD 690Gの登場以降、性能・機能が著しく強化された。以前は数えるほどしかなかったHDMI端子が事実上の標準装備となり、古めの内蔵グラフィックス機能では動作も難しかったWindows Aeroが、実用レベルで使える安価な新製品が次々と登場している。

 今回は主要なチップセットでグラフィックスに関するエクスペリエンスインデックスを測定してみたが、基準値と言える3.0以上はすべてがクリア。低解像度であればストレスなくAeroを使えるだけの性能を備えていることが分かる。これは2006年と比べると大幅な強化と言えるレベルであり、それだけお買い得度が増していることでもある。
imageHDMI端子の搭載もめずらしくない情勢に
AMD 690Gの登場により、昨年では数えるほどだったHDMIやDVIなどのデジタルディスプレイ出力端子搭載機が一気に普及した
imageサウンド機能も充実
あわせて音声出力も高性能化が進む。7.1チャンネル対応やS/P DIF出力対応など、上位機種並みに充実した製品も登場
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【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Duo E6300(1.86GHz)、AMD Athlon 64 X2 4200+(2.2GHz)
マザーボード:MSI 945GCM5-F(Intel 945GC+ICH7)、GIGABYTE GA-G31MX-S2(Intel G31+ICH7)、ASUSTeK P5K-VM(Intel G33+ICH9)、GIGABYTE GA-MA69G-S3H(AMD 690G+SB600)、MSI K9NGM3(NVIDIA GeForce 7050 PV+nForce 630a)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB)×2、HDD:Western Digital WD Caviar SE16 WD3200AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB)
OS:Windows Vista Ultimate
Point 3
純正チップセットの増加と互換チップセットの減少
純正チップセットの搭載が超低価格機でも可能に
 最後に注目したいポイントは、CPUメーカー純正チップセットの低価格化と高性能化だ。AMD勢はAMD 690Gが挙げられるが、Intel勢ではIntel 945GCやG31の影響が非常に大きい。これらのチップセットにより、実売8,000円台から10,000円台でありながら、ミドルレンジ以上のマザーに比肩する性能や拡張性を持った製品が当たり前となった。今回は性能の一端を見るべく、Intel製品で3DMark06のCPU Testを測定してみたが、上位機に比べてもかなり差を詰めていることが見て取れる。こうした純正チップセットの低価格化により、ローエンドマザーボードでは純正チップセット搭載製品が急増した。その半面、価格がウリだった互換チップセットは採用製品が急速に減少している。
imageCPUメーカー純正チップセットが人気に
Intel 945GCやG31、AMD 690Gなど、高性能と低価格を両立した新チップセットが続々登場し、非常に大きな性能の底上げとなっている
image互換チップセット採用機は急速に減少
対して、従来採用製品が多かったVIAやSiS製のチップセットは搭載製品が急速に減少。性能面などを考えるとやむを得ないところか
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【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Extreme QX9650(3GHz)、Intel Core 2 Extreme QX6800(2.93GHz)、
マザーボード:GIGABYTE GA-P35-DQ6(Intel P35+ICH9R、DDR2)、GIGABYTE GA-G33-DS3R(Intel G33+ICH9R)、ECS P33T-A V1.0(Intel G31+ICH7)、P5W
DH Deluxe(Intel 975X+ICH7R)、MSI P965 Platinum(Intel P965+ICH8R)、
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、1GB)×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
HDD:Seagate Barracuda 7200.10 ST3750640AS (Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB)
OS:Windows Vista Ultimate
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