その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | ||||||||||||||
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ここ最近のマザーボード市場では競争が激化したことで、各メーカーとも独自のアイディアを盛り込んだ機能を多く搭載するようになっている。とくにコスト面での制限が比較的少ないハイエンド製品では、地味ながら確実に搭載例が増えている。ここでは、そうしたメーカー独自の機能をチェックしたい。 | ||||||||||||||
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ここ数年、人気の高まりとともに、一気に製品数が増えた自作PC向けの高級マザーボード。各メーカーは高級モデルの差別化を図るために、アイディアを絞って付加価値が高い独自機能を搭載するようになってきた。 ハードウェア面では、2006年後半より大きなトレンドとなりつつある、オーバークロック環境における安定性や、増大する発熱に対応するための冷却機構の強化に関する話題が多い。とくに2007年の製品では、チップセットクーラーのレイアウトの工夫や、CPU電源部の強化および発熱の低減などが焦点となっている。また、ストレージ系やサウンドなどに代表される、オンボードインターフェースチップの強化なども目立つ点だ。 |
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ハードウェア面 ヒートパイプなどを使った独自の冷却システムや、eSATAなどの拡張インターフェースを備える製品が増加した |
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そして忘れてはならないのが、高級製品を中心に、各メーカーが力を注ぐオーバークロック関連機能だ。ここ数年は、主力製品の世代交代ごとに設定機能が充実する感があるが、最新世代製品も例に違わず、BIOSの設定項目が1世代前の製品と比較して強化されている。なかでもオーバークロック志向の強いゲーマー向け製品などでは、より乱れの少ないクロックを得るためにPLLチップ(基準クロックを生成するLSI)の電圧を上昇させるといった、従来では考えられないような設定を持った製品も登場している。さらに、メモリアクセスタイミングなども、世代ごとにより詳細な設定が増加し、20項目近くもの設定メニューを備える製品も登場している。一方でオーバークロック初心者向けに搭載された自動設定機能に関しても制御機構が凝ったものとなり、同時に実用性も向上しているのは、大いに注目できる。 また、ソフトウェア面でも地道な改良が進んでおり、オーバークロックやハードウェアモニタ用のユーティリティをはじめ、BIOSアップデートユーティリティの操作性向上、はては簡易OSを基板上のフラッシュメモリに搭載するといったユニークな機能を持った製品まで登場している。 最新マザーボードは、こうした独自性の強い機能の搭載によって、チップセットの性能とは別の次元で製品の魅力を増しているのだ。 |
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ソフトウェア面 オーバークロックはもちろん、BIOS関連のユーティリティなど、独自ツールの種類はどんどん増えている |
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規格外のCPUへ独自対応する製品も チップセット本来の仕様より高いシステムバスクロックのCPUに独自に対応したり、次世代コアのCPUをサポートしたりするメーカーが増えている |
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2007年も話題が多かったのが、チップセットの冷却機構だ。大きなトレンドとしては、ヒートパイプを採用した製品の増加が挙げられるだろう。2006年の製品ではハイエンドクラスに限られていたが、2007年製品ではASUSTeKの「P5K」など、メインストリーム製品の一部にも搭載されるようになった。 また、新しいトレンドとして、水冷への対応にも注目したい。ASUSTeKが「Fusion Block」で先行しているが、MSIも対応製品を予定している。 また、最新製品ではさらに一歩踏み込んで、発熱自体を低減する動きが活発化しつつある。DFIなどの製品で採用例が増加しているデジタル(PWM方式)VRMや、ASUSTeKが最新世代製品で採用した「EPU」などが代表的である。 |
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背面冷却 GIGABYTEの「Crazy Cool」など、従来見過ごされがちだったチップセット背面側の冷却にも手を入れた製品も登場している |
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水冷対応 ASUSTeKのBlitz Formulaにはチップセットヒートシンクに水冷チューブを接続できるコネクタが用意されている |
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VRMの発熱低減 ASUSTeKのEPUは低負荷時に電源回路の一部を未使用状態にすることで、ムダな電力消費を抑える新発想の機能だ |
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2007年に流行の兆しを見せつつあるものとしては、オンボードインターフェースの強化が挙げられる。 とくに目立つのは、IDE/Serial ATAコントローラをはじめとする、ストレージ系のチップだ。ここ最近では、IDEやeSATA端子用として搭載製品が増加しつつあるが、なかでもMSIが最新製品「K9A2 Platinum」に搭載したPromise Technology「PDC42819」は、SAS(Serial Attached SCSI)と呼ばれる規格に対応。サーバー用HDDが接続可能なため、ストレージ性能を重視するヘビーユーザーから熱い注目を集めている。 また、ハイエンドマザーでは、サウンドチップをマザーボードから独立させ、単体カード化して提供するパターンが目立ってきた。別基板にすることで、基板上の表面などを伝達されるノイズの影響を防ぐ効果が期待できる。 |
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普及の進むeSATA eSATA端子の実装はメーカーによってさまざまだ。GIGABYTEは別付けのブラケットの使用により低価格モデルでも対応を可能にしている |
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高速なSASポート MSIのK9A2 PlatinumのSASコネクタ。SASはSerial ATAに対して上位互換性があるため、端子はSerial ATAと共用となっている |
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エッジフリースロット PCI Expressスロットでは、向かって右側に仕切りがない「エッジフリースロット」にも注目。x1/4形状でもビデオカードなどのx16対応カードが装着可能だ |
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専用サウンドカード ハイエンドマザーで採用例が増加中の「専用サウンドカード」。手が込んだ設計だけに、実質的にハイエンドマザーのみの特徴となっている |
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