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マザーボード100選 2008
チップセット別パフォーマンス検証
TEXT:鈴木雅暢
メモリはX38+DDR3が高速AMDもさすがに速い
 さて、ここからはチップセット別のパフォーマンスを見ていこう。チップセットの性能差のポイントとなる、メモリ、グラフィックス、HDDについて、それぞれベンチマークテストを行なって比較している。下に測定結果とテスト環境を掲載しているが、マザーボードの対応システムバスによってCPUを変更している点には注意してほしい。グラフの上から5番目までがCore 2 Extreme QX9650(3GHz)、そして6番目から13番目までがCore 2 Extreme QX6800、そして14番目がCore 2 Duo E6850、15番目から最後までがAthlon 64 X2 6000+での測定結果となっている。

 メモリ性能のテストには、Sandra Professional XIIのMemory Bandwidthを利用した。CPU⇔メモリ間でデータ転送を行なってメモリ帯域を計測する目的のテストだが、スコアには、キャッシュ性能からレイテンシを含めたメモリまわりの総合的な性能が反映される傾向がある。Intel向けではX38とP35の成績がよく、それ以外はほとんど横並びとなっているが、これはキャッシュ容量の大きなCore 2 Extreme QX9650を利用していることが影響していると思われる。QX9650を利用しているにもかかわらず、GeForce 7150+nForce 630iのスコアが低いのは、メモリがシングルチャンネル構成となるためだろう。X38とP35は、DDR3-1333とDDR2-800の2種類で計測しているが、とくにX38でのDDR3-1333利用時には約19%もスコアが高くなっている。もっとも、その上をいくのがAMD系のスコアで、AMD 790FX+DDR2ではX38+DDR3よりもさらに約18%高速な値をマークしている。CPUにメモリコントローラを内蔵することによるメモリアクセスの優秀さが改めて示されている。
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トータルでほぼ横並びもNVIDIAチップセットに一日の長
 グラフィックス性能のテストには3DMark06を利用した。SM2.0、HDR/SM3.0がゲームシーンのシミュレートによるスコア、CPU Scoreが物理演算やAI処理を同時に行なわせるCPU Testのスコア、3DMarkは総合スコアである。トータルのスコアを見れば、Intel系、AMD系ともに同一のCPUを使っている場合のスコアはほぼ横並びとなっている。スコアがはっきりと低いのは、メモリがシングルチャンネルのGeForce 7150+nForce 630iで、とくにCPU Scoreでの落ち込みが大きい。

 細かいところを見ていくと、メモリ帯域のテストで結果がよかったDDR3 SDRAMの利用時には、ここでもよい結果が出ていて、とくにCPU Scoreに限れば誤差以上と判断できるほどの差が付いている。ちなみに、PCI Express 2.0に対応しているX38と、非対応のP35の差はほとんど確認できず、こちらの効果はほとんどないようだ。ゲームシーンのテストでは、GeForce 680i SLIをはじめ、NVIDIA系チップセットの結果がよい。ビデオカードで実績があるだけに、グラフィックスまわりのチューニングに一日の長があるというところだろうか。
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 HDD性能の測定には、PCMark05 Build 120に含まれるHDD Test Suiteを利用した。XP Startupは、Windows XPの起動をトレースするもので、リードとライトの比率は90%:10%となっている。Application Loadingもアプリケーションの起動をトレースするもの。こちらもリードが83%とやや多く、ライト操作は17%。General Usageは、Webブラウズなど日常的な操作をトレースするもので、リード/ライトがそれぞれ60%/40%の割合で混在している。誤差の影響が比較的大きなテストでもあることから、全体的にスコアのバラつきがあって判断が難しいが、全体的にICH9R搭載製品のスコアがよい傾向は見て取れる。とくにAHCIをサポートしないICH7搭載製品やNVIDIAのnForce 590 SLI、nForce 560などでGeneral Usageのスコアの落ち込みが確認できる。
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【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Extreme QX9650(3GHz)、Intel Core 2 Extreme QX6800(2.93GHz)、Core 2 Duo E6850(3GHz)、Athlon 64 X2 6000+(3GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5E3 Deluxe/WiFi-AP(Intel X38+ICH9R、DDR3)、GIGABYTE GA-X38-DQ6(Intel X38+ICH9R、DDR2)、ASUSTeK Blitz Extreme(Intel P35+ICH9R、DDR3)、GIGABYTE GA-P35-DQ6(Intel P35+ICH9R、DDR2)、GIGABYTE GA-G33-DS3R(Intel G33+ICH9R)、MSI P31 Neo-F(Intel P31+ICH7)、ECS P33T-A V1.0(Intel G31+ICH7)、P5W DH Deluxe(Intel 975X+ICH7R)、MSI P965 Platinum(Intel P965+ICH8R)、MSI G965MDH-FI(Intel G965+ICH8DH)、MSI 945GCM5-F V2(Intel 945GC+ICH7)、Universal ABIT IN9-32X-MAX(NVIDIA nForce 680i SLI)、ASUSTeK P5N-E SLI(NVIDIA nForce 650i SLI)、BIOSTAR TF7150U-M7(NVIDIA GeForce 7150+nForce 630a)、GIGABYTE GA-MA790FX-DQ6(AMD 790FX+SB600)、GIGABYTE GA-MA69G-S3H(AMD 690G+SB600)、ASUSTeK M2N32-SLI Deluxe(NVIDIA nForce 590 SLI)、BIOSTAR TF560 A2+(NVIDIA nForce 560)、BIOSTAR TF7050-M2(NVIDIA GeForce 7050 PV+nForce 630a)
メモリ:OCZ OCZ3P18002GK(PC3-14400 DDR3 SDRAM、1GB)×2、センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、1GB)×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
HDD:Seagate Barracuda 7200.10 ST3750640AS (Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB)
OS:Windows Vista Ultimate
内蔵グラフィックスコアは依然としてG965がリード
 最後に内蔵グラフィックスの性能を見てみよう。テストには3DMark06 Build 110を利用している。結果はIntelの前世代チップセットG965(GMA X3000)が飛び抜けたスコアをマーク。現行のG33(GMA 3100)は、HDR/SM3.0のテストが実行できないだけでなく、SM2.0のスコアだけ見ても見劣っている。これは前述のように、GMA 3100グラフィックスコアの設計がQ965(GMA950)の改良版であるためで、G965の後継であるG35チップセット登場までは、このような「現行チップセットのほうが前世代より性能で劣る」という関係は解消されないだろう。NVIDIA GeForce 7150もSM2.0のスコアはG33とほぼ同じで、G965におよばず、もの足りなさが残る。

 全体的なまとめとしては、目立った差のほとんどは利用するCPUやメモリの差であり、統合型グラフィックス機能を除けば、CPUとメモリが同じなら、チップセットそのものだけでは大きな差は付かないと言えそうだ。おもしろみのない結論ではあるが、提供メーカーも限られており仕方のない面もある。このため、もともとメーカー側が差別点としている対応CPU(システムバス)や対応メモリなどが重要なポイントと言える。
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