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本誌ライター&編集者一斉投票で決めたベストマザーはこれだ! マザーボード100選2011

ミドルレンジ編

TEXT:滝 伸次

【20,000円~12,000円】

オーバークロックやゲームなどのハイエンドニーズに対応するモデルからスタンダードな低価格モデルまで多種多様なマザーボードが存在するのがこのミドルレンジだ。それだけに製品選択は慎重に行ないたいところだ。

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まず使用目的を明確にすべし

ミドルレンジには多種多様なモデルが揃う

 この価格帯には、オーバークロックやハイエンドゲームにも対応できるパフォーマンスモデル、いろいろな用途に活用できるスタンダードモデルなど多種多様なモデルが存在するので、使用目的を明確にすることが選択のキモとなる。
 オーバークロック、最新3Dゲームなども視野に入れたい人は、多少出費が多くなっても、多フェーズのVRMを搭載し、コンデンサなどのパーツに高性能なものが用いられているパフォーマンスモデルを選択すべきである。また、パフォーマンスモデルはUSB 3.0やSerial ATA 3.0といった拡張機能やメーカーの独自機能も充実しているので、高性能かつ拡張性が充実したマザーボードが欲しい人にもオススメだ。
 一方、CPUの定格使用しか考えていない人には、オーバークロック対応機能などは過剰装備となるので、スタンダードモデルがオススメ。グラフィックス機能を搭載したものやグラフィックス機能内蔵CPUに対応するマザーボードが豊富なこともミドルレンジの特徴なので、コストパフォーマンス重視派は要注目である。

パフォーマンスモデル

  • オーバークロックも試してみたい
  • 最新ゲームを遊びたい
  • 拡張性を確保したい
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OCを見据えて多フェーズ構成のVRMを搭載

OC対応のVRMを搭載

OCなどの高負荷時にもCPUに安定して電力供給できる多フェーズ構成のVRMを搭載。冷却システムも充実している

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USB 3.0、IEEE1394など、インターフェースが充実

豊富なインターフェース

USB 3.0やIEEE1394など豊富なインターフェースを搭載。Serial ATA 3.0、eSATAなどストレージ関連も充実している

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NVIDIA SLIなどのマルチGPUに対応

マルチGPUに対応

ATI CrossFireX、NVIDIA SLIといったマルチGPUに対応。ハイエンドゲームに対応したPCも作成可能

スタンダードモデル

  • ミドルレンジCPUに最適
  • コストを抑えたい
  • 拡張性はそれほど重視しない
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VRMはスタンダード使用を前提とした標準構成

通常仕様のVRMを搭載

必要にして十分な6~8フェーズ構成のVRMを搭載。冷却システムは必要最低限のものとなっている

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インターフェースは必要にして十分な構成

標準的なインターフェース

USB 2.0、LAN、サウンドなどごくスタンダードなインターフェースしか搭載しないが、実用上困ることはない

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NVIDIA SLIなどのマルチGPUには対応しない

マルチGPUには非対応

マルチGPUには非対応だが、ゲームなどに興味がなく高いグラィックス性能を必要としない人には十分な仕様だ

USB 3.0対応モデルを選択しよう

 ミドルレンジには、USB 3.0対応モデルと非対応モデルが混在しているが、下のテスト結果を見てもらえば分かるとおりUSB 2.0との転送速度の違いは明らかで、対応機器も充実しつつある今、予算が許すのであればUSB 3.0対応モデルを選択したい。
 なお、USB 3.0対応モデルで注意したいのが、転送能力の問題。AMD系のチップセットやIntel X58チップセットでは問題ないが、Intel P55/H57/H55チップセットはPCI Expressの転送レートが2.5GT/s(250MB/s)のため、USB 3.0(500MB/s)本来の性能を発揮することができない。マザーボードによっては、別途サードパーティ製のPCI Expressブリッジチップを搭載することや、CPU側のPCI Expressレーンに接続することにより帯域を確保し、USB 3.0本来の能力を発揮できるようにしているものもあるが、この問題に未対応のマザーも多く存在する。USB 3.0対応モデルを選択する際にはこの対応の有無をきちんと確認して購入するようにしよう。

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ブリッジチップを活用

PCHのPCI Expressレーンを束ねることで帯域を確保するブリッジチップが搭載されていれば、USB 3.0本来の転送速度を得ることができる

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コントローラチップをCPUに接続

コントローラチップをCPUのPCI Expressレーンに接続する機能(ASUSTeKの場合はIO LEVEL UP)で、USB 3.0本来の転送速度を得ることができるようにしているモデルもある

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高性能マザーボードが欲しいならOC機能をチェックすべし

 きちんと作り込まれた高性能マザーから安普請のマザーまで数多くの製品が存在するミドルレンジで、マザーボードの品質のよしあしを手早く判断する一つの方法はオーバークロック機能をチェックすることである。とくにオーバークロック専用チップを搭載するモデルは、見かけ倒しでなくきちんと高負荷状態の動作が考慮されており、長寿命の高耐久コンデンサなどの高性能パーツを採用した上で冷却もしっかり考えられている。そのため、オーバークロック耐性だけでなく長期間の安定動作といった面でも信頼性が高い。定格駆動で長く使えるマザーボードが欲しいと考えている人も必ずチェックしておきたいポイントだ。

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MSIのマザーボードに搭載されているOC専用チップ「OC Genie」

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OC機能が充実しているモデルはコンデンサなどに長寿命の高性能パーツが採用されている

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冷却機構もボードの寿命を大きく左右する。しっかり放熱対策がなされたものを選択したい

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AMD CPU対応マザーボードならワンランク上の製品が入手可能

 ミドルレンジクラスは、AMD CPU対応マザーボードが充実しており、x16+x16のフルレーンを利用可能なマルチGPUに対応したパフォーマンスモデルからグラフィックス機能を搭載したシンプルなスタンダードモデルまで実に多種多様なモデルが販売されている。
 なかでも注目したいのは、オーバークロックやx16+x16のマルチGPUに対応した高機能モデルだ。AMD CPU対応マザーボードは、チップセットの価格などからIntel CPU対応マザーボードより価格が低めに設定されているので、Intel CPU対応マザーボードであればアッパーミドルに属するであろう高機能製品がミドルレンジの価格で入手可能となっている。予算を抑えつつもできるだけ高性能なマシンが欲しいと思っている人はAMD環境に注目してみるとよいだろう。

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フルレーンのマルチGPUに対応し、OC機能が充実した「MSI 890FXA-GD70」。AMD CPU対応マザーならIntel CPU対応マザーと同じ価格でワンランク上の仕様の製品が入手可能となっている

【検証環境】
マザーボード:ASUSTeK P7P55D-E EVO(Intel P55)、CPU:Intel Core i5-655K(3.2GHz)、メモリ:UMAX Cetus DCDDR3-4GB-1333(PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×4)、ビデオカード:InnoVISION GTX 460 OC(NVIDIA GeForce GTX 460)、SSD:Micron Technology Crucial RealSSD C300 CTFDDAC064MAG-1G1(Serial ATA 3.0、MLC、64GB)、HDD:Western Digital Caviar Black WD1002FAEX(Serial ATA 3.0、7,200rpm、1TB)、SATA-USB 3.0変換アダプタ:フリーダム FHC-240、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版

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