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本誌ライター&編集者一斉投票で決めたベストマザーはこれだ! マザーボード100選2011

スモールフォームファクター編

TEXT:竹内亮介
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[Mini-ITX]

Mini-ITXマザーボードは、大手メーカーが新製品を続々と投入しており注目度は高い。「小さい分機能も少なめ」という常識を覆す、高機能な製品が増えていることが最近のトレンドだ。要求スペックが高いゲームだって楽しめる、強力な小型PCの作成も難しくはない。

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「Mini-ITXだから……」と性能にガマンしなくてよくなった

高性能CPUも搭載可能 性能に妥協する必要なし

 Mini-ITXマザーと言えば、低消費電力のCPUと内蔵グラフィックス機能を中心に省スペースPCを組む、という印象があるだろう。しかし、IntelのCore i7シリーズや、AMDのPhenomII X6シリーズなど、最新CPUに対応するマザーボードは最近ではそうめずらしくもない。PCI Express 2.0 x16スロットを備える製品も増えてきており、高性能なビデオカードを装着することもできる。さらに、USB 3.0やSerial ATA 3.0などの高速インターフェースも一般的になりつつある。Mini-ITXだから性能はガマンする、という考え方はもう必要ないのだ。
 一方、Atomなど低消費電力CPUを搭載する製品はやや影が薄い。ユーザーのニーズが、前述のような高性能モデルに移行しているためだろう。逆に機能を制限したものから多機能モデルまで、価格帯の幅が広がり、ユーザーの選択肢も広がったと言える。

高性能CPUに対応する製品がかなり増えた

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LGA1156やSocket AM3などに対応する製品が増えた。4コアや6コアCPUを搭載する、高性能な小型PCだって作れる

チップセットもATX向けと変わらない

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Intel H55やAMD 880GなどATX対応製品でも売れ筋とされるものが採用されている。ただし、メモリスロットは2基だ

USB 3.0やSATA 3.0も対応している

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高速インターフェースに対応する製品も続々と登場。USB 3.0は拡張性が低いMini-ITXでこそ活きる機能だ

Mini-ITXマザーを選ぶときに気を付けること

メーカーのWebサイトで対応状況をチェック

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1 対応するCPUのTDPに注意

搭載できるCPUをTDPで制限している製品がいくつか存在する。代表的なのはIntelの「DH57JG」で、LGA1156対応CPUでもGPU内蔵のCore i5以下のみに対応する。対応しているかどうか、購入前にメーカーのWebサイトでよく確認したい。

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2 使用可能なメモリに注意

通常のDIMMモジュールではなく、ノートPCでよく使用される幅が狭くてコンパクトな「SO-DIMM」モジュールのメモリを採用する製品もある。価格帯はほぼ同じなのでコストには影響ないが、余ったメモリの使い回しはできない。

同じMini-ITX対応でもソケット位置は異なる

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3 マザーのレイアウトに注意

LGA1156対応製品では、CPUソケットが拡張スロットに近いものが多く、CPUクーラーとビデオカードの形状によっては干渉する可能性があり要注意だ。また、組み込むケースの内部との干渉にも注意したい。

あらゆる用途に対応できる小型マザーの決定版

  • LGA1156
  • Intel H55
  • Mini-ITX
  • USB 3.0
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GIGABYTE
GA-H55N-USB3( rev. 1.0)
実売価格:17,000円前後
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得票数:5

チップセットにIntel H55を採用した、拡張性に優れた製品だ。ほかの製品でよく見られる「TDPによる搭載CPUの制限」がなく、Core i7-870など、低消費電力版ではない4コアCPUにも対応しているのは大きい。最近の製品ではそれほどめずらしくはないが、Mini-ITX対応マザーボードでUSB 3.0対応チップをオンボードで初めて搭載した世代の製品でもある。1本しかないPCI Express 2.0 x16スロットをUSB3.0の拡張のために使う必要がなく、運用の自由度が高い。最新のビデオカードを搭載すれば強力なゲームPCに、チューナーカードを搭載すればAV PCになるなど、汎用性の高さも魅力の一つだ。USBから給電可能な電流が一般的な製品の3倍という「USB Power 3X」機能、Windows上から細かいOC設定が行なえる「Easy Tune 6」など、GIGABYTE製品ならではの独自機能も多数搭載した、ATXマザーと遜色のないクオリティの製品だ。

インストールシートが便利

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付属品は一般的な構成だ。ピンヘッダやコネクタ類を接続する位置などを細かく示した、大判のインストールシートが初心者にも心強い

USB 3.0チップを搭載

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ルネサス エレクトロニクスのUSB 3.0コントローラ「μD720200」を搭載している。USB 2.0に比べると理論的な転送速度は10倍以上の5Gbps、外付けHDDが内蔵HDDとほぼ同じ速度で利用できる

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右から2番目にある青いポートが5Gbpsと高速なUSB 3.0ポート。HDMIやDVIなどのデジタルディスプレイ系、eSATAなど、主要なインターフェースはほぼ網羅している

Specification 対応CPU:Core i7/i5/i3、Pentium
メモリスロット:PC3-13300 DDR3 SDRAM×2(最大8GB)
グラフィックス機能:Intel HD Graphics(対応CPUが必要)
ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1
拡張スロット:PCI Express 2.0×16×1
インターフェース:Serial ATA 2.5×4、eSATA(Serial ATA 2.5)×1、USB 3.0×2、USB 2.0×4
LAN:1000BASE-T×1

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Core i7-870も搭載できる

現行のLGA1156対応CPUでは動作クロックが一番高いCore i7-870や875Kも問題なく搭載可能。ほかのマザーボードのようにTDPによる制限がないのがうれしい

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USBからの給電能力が標準の3倍

規格上ではUSB 2.0では500mA、USB 3.0では900mAが給電能力の限界。しかし本製品では「USB Power 3X」により3倍の給電能力があり、バスパワー接続の外付け機器がより安定して動作する

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OSから簡単にオーバークロック

Windows上から、ベースクロックや各デバイスに対する電圧などを細かく調整できる「Easy Tune6」が付属する。クリックするだけで簡単にOCできる「Quick Boost」が便利

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LAN経由で接続してOC

ほかのPCからWebブラウザ経由で接続し、ベースクロックなどを細かく調整できる「Cloud OC」機能もサポート。スマートホンからでもOC設定が行なえるのがおもしろい

汎用性の高さでどんな用途もOK

ATXマザーボードと異なり、搭載する機能や拡張性の制限が厳しいMini-ITXマザーボードでは、購入前にある程度自分が作りたいPCのイメージを固め、パーツ構成をかなり絞っておく必要がある。しかし、豊富な機能とインターフェースを備え、搭載CPUを選ばない本製品なら、そういっためんどうなことは必要ない。ゲームマシンでも、省電力省スペースサーバーでも、どんな用途でも構築できる高い汎用性を備えており「省スペースPCを組みたいとき、迷ったらこれを選んでおけば間違いない」という安心感がある。

ビデオカードをプラスしてゲームPCに

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ビデオカード用に奥行きが長いケースと組み合わせれば、小型ながら強力な3D描画性能を持った、高性能ゲームPCに仕上げられる

複数台のHDDでサーバーPCに

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HDDを多数搭載できるシャドーベイユニットを搭載するPCケースと組み合わせれば、大容量のストレージを搭載するサーバーPCとして運用可能

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ライター 竹内亮介

「小型だから」という言い訳をしない仕様

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Mini-ITX対応マザーボードの可能性を大きく切り開く1枚だ。今までのMini-ITX対応製品は、小さいがゆえに何かしら制限があるものばかりだったが、この製品は違う。CPUの選択肢はATXマザーとまったく同じで、インターフェースも充実しており、妥協せずに思うままのPCが作れる。惜しいのがCPUソケットの位置で、冷却性能の高い大型CPUクーラーを取り付けると、PCI Express 2.0 x16スロットに干渉しやすい。

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ライター 石川ひさよし

熱対策もバッチリで小型ケースでも安心

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Mini-ITXベースのコンパクトPCは、冷却面が最大の課題。本製品は同社品質基準のUltra Durable3に準拠し、冷却効率の高い2オンス銅箔層、高温下での安定性が高い固体コンデンサなどを採用。Dynamic Energy Saver 2でフェーズ数を切り換え省電力を図りつつ、ここでも発熱が抑えられる。あわせてx16スロットやUSB 3.0対応などの拡張性も確保し、長期間の使用を前提としたメインPC用途でも活躍する。

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ライター Ta 152H-1

高価だがそれに見合う機能を搭載している

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H55チップセットを搭載しLGA1156対応、USB 3.0対応ということで、標準的なミドルクラスのPCが組めるだけの機能を搭載している。ただ、LGA1156の拡張性の問題からPCI Expressの拡張スロットが使われると、USB 3.0の転送速度が低下するという制限が付く。同程度の機能を持つATXやmicroATXのマザーボードはもっと廉価だが、Mini-ITXという付加価値を求めるユーザーには魅力ある製品となる。

【問い合わせ先】 GIGABYTE:052-619-1560(CFD販売)/http://club.gigabyte.co.jp/

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