大原則を押さえて3年間大満足のマシンを作る!! 性能・コスト・使い勝手のバランスがポイント はじめてのPC自作 保存版
BIOS設定方法からアップデートまで
TEXT：保坂陽一
最新バージョンのBIOSにアップデートするには
BIOSアップデートの必要性
BIOSはメーカーのWebサイトなどに新しいバージョンが用意されていることがあり、ダウンロードして更新することが可能となっている。更新内容は、不具合の修正や新しいパーツの認識に関するものなどさまざまだ。以前はFDDなどを使用する必要があり、なかなか手間のかかる作業であったが、最近ではほとんどのメーカーでWindows上から更新できるツールが用意されているので、インターネット環境があれば簡単に行なうことができる。
ただし、更新作業中にPCの電源が落ちたり、Windowsがフリーズしたりした場合は、BIOSが壊れて起動しなくなることもある。それほど神経質になる必要はないが、とくに現状で不具合がなければ、手を出さないほうが安全とも言えるだろう。また、更新が必要となる理由としてもっとも多いのは最新CPUへの対応だが、更新の際には動作可能なCPUが必要である点に注意だ。
Windows上から簡単アップデート
（ASUS Updateの場合）
まずはツールをインストールする必要がある。マザー付属のドライバディスクのほか、Webサイトからも入手可能だ
インストールしたASUS Updateを起動する。ちなみに下に見える「MyLogo」を併用すると、BIOS起動画面で表示される画像を変更できる
基本画面にあるプルダウンメニューで動作を選択し、「進む」をクリックする。まずは現在のBIOSのバックアップから始めよう
最新BIOSにして不具合が出た場合のことを考えて、バックアップは必ず取っておこう。ファイル名は任意で構わない
ファイルを先にダウンロードしておく方法もあるが、基本的に「インターネットから～」で問題はない。更新するBIOSのバージョンを選択しよう
更新するBIOS情報に間違いがなければ、「更新」をクリック。更新作業中は絶対に電源を切らないこと。マウスなどにも触れず、終了まで待とう
更新が終了したら、再起動を求められる。再起動したら再びASUS Updateを起動し、BIOS情報を確認しておこう
もとのBIOSに戻すには
BIOSは更新できたものの、かえって動作がおかしくなったということもある。その場合はASUS Updateの基本画面で「ファイルからBIOSをアップデート」を選択し、バックアップしておいた古いBIOSのファイルを指定して再更新しよう。バージョンが古いという警告が表示されるが、もちろんそれでOKだ。
