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| その他の特集（2011年） | |||
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大原則を押さえて3年間大満足のマシンを作る!! 性能・コスト・使い勝手のバランスがポイント はじめてのPC自作 保存版
テーマに沿って作った三つのマシン
自作PCのパーツ構成はこうやって決める
PC自作はオーナーが自由にパーツを選べるのがメリット。 とはいえ、手がかりがなければどう選べばよいかも分からない。 ここでは三つの例を通じて、パーツ選びの考え方・予算感を披露する。
優先度 <高> まず最初に決めるもの
10万円の万能マシン
CPU
価格と性能のバランスを重視
[予算配分の目安]
15～25%
選ぶならこんなモデル
| クアッドコアCPU | 幅広いシーンで高性能を実感できる、 現在のスタンダード |
|---|---|
| デュアルコアCPU | 動作クロックが高いものが多く、 シングルスレッドで有利 |
マルチスレッドではクアッドコアが圧倒的に有利
万能マシンというからには、あらゆるシーンで器用さが求められる。それでいて、10万円の予算内に収めるにはコストパフォーマンスにも配慮しなければならない。価格面でデュアルコアも魅力的だが、Windows 7におけるマルチスレッド性能を重視し、今回の作例ではクアッドコアCPUの中でも購入しやすいIntel「Core i5-750」を選択。
地デジ録画マシン
テレビチューナー
使いやすさと高機能が両立したものを
[予算配分の目安]
10～15%
選ぶならこんなモデル
| 通常モデル | 各メーカーのこだわりが見える視聴・ 録画ソフトがポイント |
|---|---|
| WMC専用モデル | Windows Media Centerの10フィートUIが魅力 |
画面から離れても快適に操作できる
地デジ録画マシンで必須のテレビチューナーカードとして選んだのは、Windows 7の「Windows Media Center」に対応した、アイ・オー・データ機器の「GV-MC7/VS」だ。10フィートUIを持つWMCなら、テレビに接続しても快適に操作できる。WMC専用モデルなので、同等の機能を持つ通常モデル「GV-MVP/VS」より3,000円ほど安いのもポイント。
ゲーマー向けマシン
ビデオカード
3D性能にこだわりどんなゲームも軽快に
[予算配分の目安]
15～35%
選ぶならこんなモデル
| ミドルレンジモデル （15,000～25,000円） |
性能の向上が著しく、お買い得なモデルが多い |
|---|---|
| ハイエンドモデル （25,000円～） |
圧倒的高性能で最新ゲームを高解像度でプレイできる |
高解像度テストで約1.5倍の高性能！
PCでゲームを楽しむ上で、もっとも重要なのが3Dグラフィックス性能。最新のミドルレンジGPUの性能は十分高いが、ハイエンドモデルならさらに余裕があり、高解像度にも堪えられる。選んだのは、ハイエンドGPUのRadeon HD 5850を採用したGIGABYTEの「GV-R585D5-1GD-B」。ミドルレンジを圧倒する3D性能を持ちながら、3万円前後で購入できる。
優先度 <高> マシンの性格を決めるもの
10万円の万能マシン
マザーボード
機能と安定性を決める重要な存在
[予算配分の目安]
10～25%
選ぶならこんなモデル
| ローエンドマザー （10,000～15,000円） |
品質は上位モデル譲りで、機能を省略したモデルが多い |
|---|---|
| ミドルレンジマザー （15,000～25,000円） | 高品質な部品を投入することで信頼性・安定性を向上 |
品質が高く、新インターフェース規格にも対応
同じチップセットを採用するマザーボードでも、製品によって意外なほど価格差がある。理由としては、CPUの安定動作につながるVRM（電源回路）の構成や冷却性能の違いもあるが、付加機能の有無もポイントだ。ここでは、高品質部品で信頼性を高めつつ、最新のUSB 3.0やSerial ATA 3.0にも対応したASUSTeKのミドルレンジマザー「P7P55D-E」を選択した。
地デジ録画マシン
HDDとBDドライブ
長時間録画と高速ダビング
[予算配分の目安]
20～40%
選ぶならこんなモデル
| 1TB HDD | 7,000円前後の製品が多く、絶対価格なら断然有利 |
|---|---|
| 2TB HDD | 1台で大容量を実現でき、GB単価は今もっとも安い |
PCにおけるデジタル放送の録画は、送られてきた映像をそのまま記録する方式が一般的で、その分HDDの消費量も大きい。そこで選んだのが、GB単価が6円台に突入してお買い得度の高い日立GSTの2TBモデル、「Deskstar 7K2000 HD S722020A LA330」だ。さらに、BD-R 10倍速記録に対応したLG Electronicsの「BH10NS30」でダビングにも対応。
録画時間の目安（GV-MC7/VSの場合）
| 地上デジタル | BS/CSデジタル | |
|---|---|---|
| bitレート | 約17Mbps | 約25Mbps |
| 1時間あたりの容量 | 約7.1GB | 約10.5GB |
| 500GBの録画時間 | 約65時間 | 約47時間 |
| 1TBの録画時間 | 約130時間 | 約95時間 |
| 2TBの録画時間 | 約260時間 | 約190時間 |
ゲーマー向けマシン
CPU
ビデオカードとのバランスが重要
[予算配分の目安]
15～30%
選ぶならこんなモデル
| Core i7-870 | 基本性能は高いが実売価格が5万円台半ばで手を出しづらい |
|---|---|
| Core i7-860 | 上位の870に肉薄する性能を持ちながら、実売価格は約半額 |
価格差は2倍近いが性能差はむしろ小さい
最近のゲームは3D描画性能だけでなく、ゲームデータの展開やAI処理でCPUに高いマルチスレッド性能を求めるものがある。貧弱なCPUでは、高性能なビデオカードの足を引っ張ってしまうのだ。ここで選んだのは、Intelの「Core i7-860」。5万円を超えるi7-870 に対し、i7-860は2万7,000円前後。しかし性能差はごくわずかと、非常にお買い得なCPUなのだ。
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