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大原則を押さえて3年間大満足のマシンを作る!! 性能・コスト・使い勝手のバランスがポイント はじめてのPC自作 保存版

TEXT:保坂陽一

マシンスペックに合わせ余裕のあるものを選ぶ

パーツ選びのコツ(5)ケース

ケースは各パーツの保護や冷却などをになう重要なパーツだ。デザインや材質、剛性、拡張性など、選択のポイントは多いが、最近は低価格なものでも高品質化が進んでいる。自分なりに納得のゆく製品をとことん探してみよう。

(1)何はともあれ、使いやすさと拡張性は確保したい

デザインやギミックより
基本性能をまず確認

 せっかく自作をするなら納得のゆくデザインのケースが欲しいと誰しも思うところだが、デザインにこだわって選んだ結果、使ってみるとドライブベイが少なくてちょっと悔しい思いをした、などということは少なくない。ATXなどのフォームファクターがマザーボードと合っているかどうかだけでなく、内部の拡張性が自分のマシン構想に見合ったものであるかは大きなポイントだ。光学ドライブなどを取り付ける5インチベイ、HDDを取り付ける3.5インチベイなどは使い方にもよるが、筆者の経験からすると、最初に考えた必要数より一つ、二つ多いものを選んでおくほうが、後々使い勝手がよいように思う。とくにHDD同士の熱干渉を避けるために、ドライブ間のスペースを空けようとすると、ベイ数は半減する。microATXなどの小型ケースではムリなこともあるが、そうしたケースでは、あまり詰め込まない使い方をしたほうがよいだろう。

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ドライブベイの数は十分か?

光学ドライブ1基のみなら5インチベイが一つあればよいが、多彩なベイアイテムを搭載するのも自作PCの楽しみの一つ。デザイン優先も悪くないが、余裕のあるもののほうが長く付き合えるだろう

 また、最近はハイエンドユーザーでなくとも大型のビデオカードを使用する機会は多くなっている。そうしたビデオカードを使うつもりがあるのなら、ケースの奥行きにも気を配っておきたいところだ。マザーボード取り付けスペースの横幅が30cm以上あれば、組み立て作業時も扱いやすく、大型ビデオカード使用時でも、ドライブベイなどとの干渉も少ない。
 細かな独自ギミックも気になるところだが、こうした基本部分を見きわめる目を養いたいところだ。

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ビデオカードは入れやすいか?

マザーボードベースの横幅(=拡張スロットの横幅)が広いと、ビデオカードが取り付けやすいだけでなく、ケーブルの取り回しなども楽。内部空間が広いと、冷却面でもなにかと有利だ

細かなギミックもチェック
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SSDを搭載するのに便利な2.5インチシャドーベイは、最近のトレンドの一つ。ベイをムダなく使うためにもチェックしておきたい

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手回しネジや、専用のHDDトレイなど、ドライバーをほとんど使わず作業できるものも多い。ただし、すべての使い勝手がよいというわけではない

メンテナンスホールが今後重要に?
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マザーボードベースに写真のようなメンテナンスホールがあいていると、背面からネジ止めが必要な大型CPUクーラーなどを扱う際に便利。Intelの最新6 コアCPU、Core i7-980X Extreme Editionでは、このタイプのCPUクーラーがリテールクーラーとして採用されていることから、今後こうした製品が注目されることが予想される。購入の際にはこれまで以上にチェックしておきたい。

(2)冷却性能を見きわめて選ぶ

密閉静音タイプではハイエンドパーツは厳しい

 冷却性能と静音性の両立をうたうケースは多いが、その両立が可能なのは、そのケースが想定するパーツを使用した場合に限られる。最近はやっているのは、メッシュパネルや天板ダクトなどを採用した冷却重視タイプだが、こうしたケースはダクトが多い分、内部ファンなどの音漏れは大きくなる。つまり、大型静音ファンなどを搭載できるものでも、「冷却性能のわりには静か」という程度なのである。密閉静音タイプで静音を重視したものに比べれば、どうしても動作音は大きくなる。一方、密閉静音では冷却に限界がある。とくにケースファンが一つしか付いていないようなケースは、ミドルレンジクラスまでのマシン用として使用するのが無難。もちろん動作温度が高くても動作しないわけではないが、確実に寿命が短くなるということは留意しておきたい。こだわり始めるとキリのないケースの冷却性能であるが、ファンの増設など、後でアレンジしやすいものを選ぶのも一つの手だ。

静音ケースはミドルレンジまで
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メッシュパネルや天板ファンなどはパーツの冷却に間違いなく有効。密閉タイプで静音を重視するのもよいが、ハイエンドパーツを搭載するには向かない

しっかりとした吸排気能力
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過剰とも言えるファンを搭載したケースも多いが、ファンを動作させるかどうかはユーザーしだい。手間はかかるが、最適なファン構成を探す楽しみもある

オススメのケース

  • ATX
  • シルバー/ブラック
アビー

AS Enclosure 450TT

直販価格:42,980円

問い合わせ先:045-306-6686
URL:http://www.abee.co.jp/
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三つの素材と多彩なギミックで
静音、冷却を両立
アルミ、スチール、ステンレスの3素材を使用した大型高級ケース。大型ビデオカードも楽々搭載可能で、おとなしめの外見に反して、多くのファンを搭載。メンテナンスホールは備えていないが、ハイエンドマシンにも、静音マシンにも使える1台。

Specification
付属電源:なし●ベイ:5インチ×4(5インチ→3.5インチ変換アダプタ×1)、3.5インチシャドー×8(3.5インチシャドー×1→2.5インチシャドー×1変換アダプタ×1)●標準搭載ファン:12cm角×2(前面)、12cm角×1(背面)、14cm角×1(天板)、4cm角×1(拡張スロット横)●追加搭載可能ファン:なし●本体サイズ(W×D×H):219×579×499mm ● 重量: 約12.3kg

  • ATX
  • ブラック
Lian Li

LanCool Dragonlord PC-K62

実売価格:14,000円前後

問い合わせ先:03-5298-3880(ディラック)
URL:http://www.lian-li.com/
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細部まで作りにこだわった
高機能な冷却重視モデル
はやりの前面フルメッシュケースで、天板には14cm角ファンを2基搭載。しかし、この製品最大の特徴はドライブベイや拡張スロットなどの固定ギミックにある。搭載可能なビデオカードは29cmクラスまでだが、精度の高い独特の構造は扱いやすく、同クラスの製品より満足感が得られること請け合いだ。

Specification
付属電源:なし●ベイ:5インチ×5、2.5/3.5インチシャドー×4●標準搭載ファン:4cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)、14cm角×2(天板)●追加搭載可能ファン:なし●本体サイズ(W×D×H):214×498×496mm ●重量:10.7kg

  • ATX
  • シルバー/ブラック
GIGABYTE

GZ-X1

実売価格:4,500円前後

問い合わせ先:03-5812-6120(リンクスインターナショナル)
URL:http://www.links.co.jp/
画像
冷却、静音、拡張性の
バランスが取れた低価格ケース
実売5,000円を切るという低価格ながら、前後に12cm角ファンを備えている。この二つのファンによるスムーズな冷却は、静音性も高く、意外なほどバランスは良好。一部シャドーベイは犠牲になるが、31cmクラスの超大型ビデオカードも搭載可能となっているなど、ほかのパーツにお金をかけたいユーザーにも強い味方となる。

Specification
付属電源:なし●ベイ:5インチ×4、3.5インチ×2、3.5インチシャドー×5●標準搭載ファン:12cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)●追加搭載可能ファン:なし●本体サイズ(W×D×H):185×480×410mm ●重量:6.8kg

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