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大原則を押さえて3年間大満足のマシンを作る!! 性能・コスト・使い勝手のバランスがポイント はじめてのPC自作 保存版

パーツ選びのコツ(1) CPU+マザーボード

TEXT:石川ひさよし

3.自分に必要な性能を持つCPUを見極めろ!

パフォーマンスから目的のCPUを選び出そう

 PCの頭脳にあたるCPU。その性能を比較したのが下のグラフだ。PCMark VantageはPC全体のシステム性能を、CINEBENCH R11.5は3DレンダリングをベースにCPU性能に特化したベンチマークだ。どちらのベンチマークでもトップスコアをマークするCore i7-980X Extreme Editionは、六つのCPUコアを内蔵した製品。圧倒的なパフォーマンスだが、6コアのパフォーマンスを引き出せるアプリケーションはまだ限られる。一般的な使い方であればデュアルコアで十分、クアッドコアならかなり余裕がある。PCMark Vantageで言えば8,500前後を超えればハイエンドマシン、ミドルレンジが7,000以上、ローエンドで6,000前後というのが一つの目安になる。

PCMark Vantage Build 101

CINEBENCH R11.5

 消費電力もチェックしておこう。高負荷時の消費電力は、AMD製CPUが高い傾向にある。一方、LGA1156のCore i7/i5、そしてPentium G6950のアイドル時の消費電力は断然低い。PCは常時フルパワーで動かすわけではないため、アイドル時の省エネ性は重要だ。

システム全体の消費電力

【検証環境】マザーボード:GIGABYTE GA-X58A-UD7(rev. 1.0)(Intel X58+ICH10R)、ASUSTeK SABERTOOTH 55(i Intel P55)、ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)、GIGABYTE GA-890GPA-UD3H(AMD 890GX+SB850)、メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2~3枚のみ使用)、UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)、ビデオカード:MSI R5770 Storm1G(ATI Radeon HD 5770)、HDD:Seagate Barracuda 7200.12 ST3500418AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)、電源:Corsair Memory CMPSU-850HXJP(850W)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版

CPU/チップセット内蔵GPU性能を比較

内蔵GPUは少ない投資額でディスプレイ出力機能を備えることが主眼。デスクトップの利用には十分だが、3DMarkのスコアから分かるとおり、3D性能はローエンドビデオカードにもおよばない

3DMark06 Build 110(1,280×1,024ドット/32bit)

4.拡張性の決め手はマザーボード

インターフェースを理解し拡張プランを立てよう

 マザーボードを選ぶ時、価格や追加機能も重要だが、もう一つ考慮しておきたいのが拡張性だ。拡張カードもHDDもメモリも、すべてのパーツはマザーボード上のインターフェースを通じて接続される。最初に選ぶマザーボードの拡張性は、後々まで影響するのだ。
 自作PCは、拡張スロットに拡張カードを挿すことでさまざまな機能が追加できる。一般的なところではテレビチューナーカードやサウンドカードにLANカード。今話題のUSB 3.0やSerial ATA 3.0も拡張カードという形で追加できる。組み立て当初は拡張カードスロットに余裕があるだろうが、将来の拡張を考慮し余裕を持っておきたい。なかでも注意したいのがビデオカードの厚みだ。大型クーラーを搭載したものは、直下のスロットをふさいでしまう。
 ここでは、PCの主要なインターフェースとその用途を整理した。この中から自分のPCにとって必要なインターフェースとその数を把握しておこう。

拡張カード用スロット

PCI Express x16

主にビデオカードを追加するためのインターフェース。標準的なマザーボードでは1本、マルチGPUをサポートするものでは2本以上備えるが、製品によってはx16スロットであっても速度が遅いものもあるので要注意

PCI Express x1

拡張カードを追加するためのインターフェース。チップセットによってPCI Express1.1の場合と2.0の場合があり、1.1は双方向500MB/s、2.0では同1GB/sの転送速度を持つ。なお、x1対応カードはx4スロットなどにも装着できる

PCI

広く普及したインターフェース。転送速度は133MB/sであり、現在では低速と言わざるを得ないが、テレビチュー ナーカードなどを利用するには十分。対応製品が充実しているため、入手性がよいところもメリットだ

最新インターフェースに注目!

インターフェースも進化を続けている。最近もUSB 3.0とSerial ATA 3.0が登場し、徐々に対応製品が出揃いつつある。USB 3.0の転送速度は5Gbpsで、USB 2.0より10倍以上高速だ。Serial ATA 3.0は6GbpsでSerial ATA 2.5から2倍に引き上げられている。現在はAMD 890GXだけがSerial ATA 3.0をサポートしているが、専用チップを搭載することで対応するマザーボードが増えている。

USB 3.0

USB 3.0の転送速度は、HDDの性能をフルに発揮させることができるほど速い。2.0との互換性も保たれている

Serial ATA 3.0

3Gbpsでも十分速いため、まだ必須ではないが、SSDの利用を想定するなら備えておきたいインターフェースだ

主なディスプレイインターフェース

Dsub 15ピン

アナログ接続に用いられるディスプレイインターフェース。ブラウン管ディスプレイ時代には主流を占めていた。現在は出力側のビデオカードでも、入力側の液晶ディスプレイでも、デジタル接続のインターフェースへの移行がかなり進行している

DVI

現在主流のディスプレイインターフェース。とくに出力側コネクタで一般的に用いられるDVI-Iは、アナログとデジタルの双方に対応しているのが特徴だ。WUXGA(1,920×1,200ドット)を超える高解像度デジタル出力をサポートするデュアルリンクDVIも存在する

HDMI

液晶テレビやHDDレコーダなど主に家電で利用されるデジタルインターフェース。小さなコネクタながら映像とともに音声信号も伝達でき、シンプルな配線が可能となる。PCをテレビに接続して利用するというニーズの高まりから、ビデオカードに採用例が増えている

DisplayPort

DVIの次を目指して策定されたデジタル接続のディスプレイインターフェース。HDMI同様にコネクタが小型であり、ノートPCなどでも採用が始まっている。マルチディスプレイへの対応、音声信号への対応、そしてノートPCにおける内部接続までもが想定された規格である

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