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大原則を押さえて3年間大満足のマシンを作る!! 性能・コスト・使い勝手のバランスがポイント はじめてのPC自作 保存版

TEXT:石川ひさよし

マシンの性格を決めるCPUとチップセット

パーツ選びのコツ(1) CPU+マザーボード

自作PCにおいて中心をなすのがCPUとチップセットだ。 CPUはPCの頭脳であり、チップセットはPCの骨格と言えるマザーボードの核となる。 まずはこのCPUとチップセットについて理解を深めよう。

1.そもそも今は“買い時”なのか?

 自作PCは、パーツを交換しながら発展できるところが魅力だ。自作PCの購入を考える際は、CPUソケットの規格が変わるタイミングに注意したい。
 まずはIntelとAMDのCPUとチップセットのロードマップ(予定表)を確認しよう。2010年で注目したいのはAMDの6コアCPU「Thuban」(コードネーム)。ただしコア一つ一つの設計は現在の製品と同様で、ソケット規格に変更はないと見られる。
 ソケットが変わる大きな変革は、Intel、AMDともに2011年に控えている。Intelの「Sandy Bridge」はクアッドコアCPUとGPUが一体化した構造を採る。また、AMDは「Bulldozer」、「Fusion」が控えている。Bulldozerはコアの設計を一新したハイエンド向けCPU、FusionはSandy Bridgeと同様、CPUにGPUを統合した製品だ。
 2011年は変革の年だが、逆に2010年は大きな変化はなく、今PCを自作し て、「しまった、もうちょっと待っておけば……」という状況にはなりにくい。新たな1台を作るタイミングとしては悪くない時期なのだ。

現在主流のCPUソケット

LGA775

Intelの旧世代CPUに対応したソケット規格。サポートするCPUはCore 2シリーズおよびPentium Eシリーズなど。今後新CPUが登場する見込みは薄いものの、現時点ではまだ製品も豊富。新世代の製品と比べ低価格製品が豊富であり、低コストPC向けとしては侮れない

LGA1156

Intelの現メインストリーム向けCPUに対応したソケット規格。サポートするCPUはCore i7-800番台およびCore i5/i3、Pentium Gシリーズ。 対応するチップセットもP55、H57/H55/Q57など豊富に揃っており、選択肢が多いため、多彩なニーズにも対応できる

LGA1366

Intelのハイエンド向けCPUに対応したソケット規格。サポートするCPUは6コアのCore i7-980X XEを含むCore i7-900番台のCPUだ。対応CPUの数は少ないが、トリプルチャンネルメモリをサポートするため、より大容量のメモリを搭載した い場合にも適している

Socket AM3

AMDのCPUに対応したソケット規格。PhenomII、AthlonIIといった現在のAMDのCPU全般が利用できる。一つ前の規格としてSocketAM2/AM2+があるが、AM2対応CPUをSocket AM3に挿して利用することはできない。ただし、AM3対応CPUはAM2でも使用可能だ

2.チップセット選びのコツ

PCの性格を決定付ける
チップセットの選び方

 チップセットはマザーボードの中心となるチップだ。CPUと各種デバイスをつなぐ役割を持ち、拡張スロットやSerial ATA、USBといった各種インターフェースの本数もこのチップセットによって決まる。Core i7-900番台のように対応するチップセットがX58の一択ということもあるが、多くのCPUには複数のチップセットが用意されている。幅広いユーザーに対応しようというCPUには用途に応じた複数のチップセットが用意されるためだ。
 LGA1156向けのP55とH55を例に違いを見てみよう。P55はビデオカードを追加するパフォーマンス志向のユーザー向けであり、一部のCPUが内蔵するグラフィックス機能は利用できない。一方、H55はCPU内蔵のグラフィックス機能を利用できるものの、インターフェース機能の一部が制限され、全体的にローコストPC向けだ。P55とH55のこうしたターゲットの違いは、搭載マザーボードのサイズ(ATXかmicroATXか)、拡張性などにも現われる。
 また、AMD 890GXのSerial ATA3.0対応のように、新しいチップセットは新しい機能を備えていることも多い。チップセットを理解しておけば、後のマザーボード選びがスムーズに進むだろう。

これが現在のスタンダード

Intel P45

LGA775対応の定番チップセット
Core 2シリーズにおけるスタンダードチップセット。グラフィックス機能を統合していないためビデオカードが必須だが、PCI Express16レーンを2本に分けてCrossFireXが利用できるなど3Dパフォーマンスを求めるユーザーに向いている。とはいえ、その役目はP55に移りつつある

Intel P55

LGA775対応の定番チップセット
Pentium GからCore i7まで、幅広いラインナップをサポートする現在の主力チップセット。ディスプレイ出力機能を持たないことから、GPUを内蔵したCPUを選んだ場合、グラフィックス機能を利用できない点に注意。搭載マザーボードはハイエンド向けからコンパクトなmicroATX製品まで幅広い

ハイエンドと言えばコレ

Intel X58

唯一のLGA1366対応チップセット
6コアCPUを利用できる現在唯一のチップセット。LGA1366 CPUの位置付けから、オーバークロック動作を見込んだハイエンド向け製品が中心となる。CPUとチップセットを結ぶインターフェースがLGA775世代より格段に高速で、究極のゲームパフォーマンスを求める際にはこの点をポイントに選びたい

AMD 890GX

Serial ATA 3.0をサポート
AMDの最新チップセット。組み合わされるSB850により、コンシューマ向けチップセットとして初めてSerial ATA 3.0をサポート。広い帯域を活かし、Serial ATA 3.0の性能をフルに発揮できる。また、DirectX 10.1対応GPUを内蔵し、低コストPCやリビングPCにも、ゲーマー向けにも柔軟に対応できる

グラフィックス機能内蔵タイプ

Intel G41

DirectX 10対応のGPUを統合したLGA775向けチップセット。低コスト、省スペース向けマシン向けに人気だ。搭載マザーボードにはDDR3メモリ対応のものが増えてきている

Intel H55

ディスプレイ出力機能を備え、Core i3/i5のGPU機能を利用可能。LGA1156対応チップセットの中においては、低コスト、省スペース向けとして位置付けられている

AMD 785G

DirectX 10.1対応のグラフィックス機能を統合したSocket AM3向けチップセット。GPUコアはAMD 890GXと同等だが、クロックが若干低く、Serial ATA2.5までの対応となる

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