その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | ||||||||||||||
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まず、CPUコア電圧をオート(Maximus III Formulaの初期値。BCLKに応じて上昇し、測定時最大値は1.44375V)に設定してテストしたが、システムの消費電力がかなり大きかったので、電圧を手動設定した場合(今回のCPUはデフォルト値が1.29375Vだった)も追加で計測した。実際の結果は、 電圧オート: TB有効で170MHz、TB無効で199MHz 電圧手動: TB有効で155MHz、TB無効で165MHz となった。注目してほしいのは、TB無効時のほうがBCLKを高くできたということ。これは、TBを無効にすると内部クロック倍率が上昇しなくなる(Core i7-860の場合は21倍に固定される)ため、BCLKを上げやすくなるのだ。 ただし、最高クロックは、TBを有効にしたほうが上がる。TBによって加算されるクロック倍率は、CPUのグレードと動作しているコア数によって異なり、Cire i7-860は1/1/4/5倍が加算される(それぞれ4/3/2/1コア動作時)。TB有効時は内部倍率が最高で26倍になるため、170MHz×26=約4.43GHzに達するというわけだ。下のCPU-Zの画面は、電圧オート設定でのTB有効/無効時の最高クロックなので、確認してほしい。 さらに今回は、電圧オート時にHyper-Threadingの有効/無効でOCの結果が変わるかどうかを確認してみたが、消費電力が最高で50Wほど下がるものの、HTを無効にすると性能が大幅に低下する上、BCLKも伸びなかった。 テスト結果はOCの効果が十分に確認できるものだが、理論どおり、シングルスレッドではTBによる倍率加算が有効に作用し、マルチスレッドではTBを無効にしてBCLKを上げたほうがよいスコアが出ていることに注目してほしい。 |
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BCLK 170MHz、4コア動作時 (電圧オート、Turbo Boost有効) |
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BCLK 170MHz、1コア動作時 (電圧オート、Turbo Boost有効) |
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BCLK 199MHz (電圧オート、Turbo Boost無効) |
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続いて、Core i5-750のOC結果を紹介する。基本的な条件はCore i7-860と同様、CPUコア電圧をオートに設定した場合と、手動設定した場合(CPUのデフォルト値は1.29375V)の2パターンで計測している。さて、その結果、 電圧オート: TB有効で180MHz、TB無効で190MHz 電圧手動: TB有効で165MHz、TB無効で190MHz となった。電圧オート時にTBを無効にしてもBCLKが190MHzまでしか上がらなかった原因は不明だが、この状態の結果は電圧手動時と変わらないため、省略している。 Core i5-750のTB有効時の加算倍率は1/1/4/4倍(4/3/2/1コア動作時)のため、TB有効時では、最高倍率は24倍になる。下のCPU-Zの画面は左から、電圧オート設定のTB有効、電圧手動設定のTB有効、電圧手動のTB無効の順番だが、最高クロックはやはりTB有効時だ。 TBの有効/無効時の性能差については、シングルスレッド時(CINEBENCH の1 CPU)、マルチスレッド時(それ以外のテスト)ともに、TB有効のほうがおおむね有利となっている。 筆者としては、常用OCレベルではTB有効のほうがよいのではと考えている。現状ではマルチスレッドに特化した性能を追うよりも、シングルスレッド時とのバランスを自動的に取ってくれるTB有効のほうが実用性が高いと思うからだ。 |
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BCLK 180MHz、1コア動作時 (電圧オート、Turbo Boost有効) |
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BCLK 165MHz、4コア動作時 (電圧手動、Turbo Boost有効) |
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BCLK 190MHz (電圧手動、Turbo Boost無効) |
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【グラフ略称】TB:Turbo Boost、HT:Hyper-Threading | ||||||||||||||
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