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LGA1156版Core i7/i5の新機能に迫る 1/2
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Intel P55で変わったチップセットとCPUの関係
パフォーマンス多角分析 1/3
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Lynnfieldでオーバークロックする 1/2
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P55搭載マザーボードカタログ 1/6
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LGA1156マシン自作解説 1/4
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Core i7/i5全貌解明
TEXT:鈴木雅暢
最新CPUが集結!
パフォーマンス多角分析
imageこれまでLGA1156版Core i7/Core i5の仕様や新機能を詳しく見てきたが、その総合的な性能はどれほどのものなのか。既存CPUとの力関係はどうなのか。ベンチマークテストで明らかにする。
各種ベンチマークソフトで基本性能を見る
優れた基本性能を実証 Core 2、Phenomを圧倒
 LGA1156版Core i7/Core i5を含め、現行の主要CPUに対してベンチマークテストを実施し、その結果を掲載している。テストに利用した環境は別掲のとおりで、できる限りパーツを共通化し、CPUの性能差が分かるようにしている。OSにはWindows Vista Ultimate SP2(32bit)を利用し、スーパーフェッチ、Windows ReadyBoost、Windows Search機能はOFFにして計測している。

 まずは定番のベンチマークテストであるFuturemarkのPCMark Vantageのスコアから見てみよう。内容はWindows Vista環境においてハイビジョンコンテンツの扱いを前提にしつつ、日常的なコンピューティング作業をシミュレートする内容となっている。PCシステムの総合的な性能をおおまかに知るのに適している。結果はCore iシリーズ、とくにLGA1156版の強さが目立つ。シリーズ最廉価のCore i5-750でもAMDの最上位モデルであるPhenom II X4 965 Black Edition(以下BE)やCore 2 Quadの売れ筋であるQ9550を上回るスコアをマークしている。さすがにCore i7-975 Extreme Editionは別格だが、Core i7-870、860ともにLGA1366のCore i7-920を上回っている。AMDではローエンドクアッドコアとして登場したAthlon II X4 630がローエンドとしては突出したスコアをマークしている。

 Futuremarkの3Dベンチマークテストである3DMark Vantageは、現行のVantageになってからは性能分析用の色が強く、とくにCPU別の一般的なゲーム性能の目安としてはなかなか使いづらいものがあるのだが、ここではCPU TEST 1のみを実行している。テストの内容はゲームにおいてCPUの担当であるAIシミュレーションをマルチスレッドで行なうもので、三つの行動ルールにもとづいた三次元経路探索を行ない、スコアは1秒間に何回の探索を成功させたかを意味する「Plans/s」で表示される。結果はご覧のとおり、Core iシリーズがほかのブランドを圧倒している。Core i7-975 Extreme EditionがCore 2 Quad Q9400Sの2倍以上のスコアをマークするという圧倒ぶりである。HTもかなり効果があるようで、Core i5-750はCore i7と比べると見劣りするが、それでもCore 2 Quad Q9550やPhenom II X4 965 BEにははっきりとした差を付けている。全体にデュアルコアCPUは低調なスコアとなっており、低価格帯ではやはりクアッドコアのAthlon II X4シリーズのスコアの高さがひときわ目立っている。
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image3DMark Vantage
Futuremarkの3D描画性能測定ベンチマークテスト。今回はCPUのAI負荷をシミュレートする内容のCPU TEST 1のみを実行してスコアを掲載している
 CINEBENCH R10は、MAXON Computerの3DCGソフト「CINEMA 4D」をベースにしたベンチマークテストだ。レンダリングテストでは、1コアのみで処理を行なう「1 CPU」と使用可能なコア(論理コア含む)をすべて利用する「x CPU」の2種類を計測できる。1 CPUのスコアを見るとほぼ動作クロックに比例した序列となっているが、Core iシリーズはTurbo Boostの分、高いスコアをマークしており、とくに上昇幅の大きいLGA1156版のCore i7/Core i5は、動作クロック3.16GHzのデュアルコアCPUであるCore 2 Duo E8500にも下克上を許していない。そして、4コア+HTの8スレッドを使ってレンダリングできる「x CPU」ではCore i7が圧倒的な強さを見せている。HTを持たないCore i5-750はCore i7勢には差を付けられているものの、それでもCore 2 Quad Q9550、Phenom II X4 965 BEよりはよいスコアをマークしており、Nehalemアーキテクチャの優秀さがうかがえる。
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【検証環境】
[LGA1366環境]
マザーボード:Intel DX58SO(Intel X58+ICH10R)
メモリ:OCZ Technology OCZ3P1333LV3GK(PC3-10600 DDR3 SDRAM、1GB×3)

[LGA1156環境]
マザーボード:GIGABYTE GA-P55-UD3R(rev. 1.0)(Intel P55)
メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM、2GB×4 ※2枚のみ使用)

[LGA775環境]
マザーボード:Intel DP45SG(Intel P45+ICH10R)
メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM、2GB×4 ※2枚のみ使用)

[Socket AM3環境]
マザーボード:MSI 790FX-GD70(AMD 790FX+SB750)
メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM、2GB×4 ※2枚のみ使用)

[共通環境]
ビデオカード:MSI N285GTX-T2D1G-OC(NVIDIA GeForce GTX 285)
HDD:Western Digital WD Caviar Black WD1001FALS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、1TB)
OS:Windows Vista Ultimate SP2
CPUクーラー:すべてリテールクーラーを使用
imageCINEBENCH R10
MAXONの3DCGソフト「CINEMA 4D」をベースにしたベンチマークテスト。レンダリングテストでは1スレッドのみ使う「1 CPU」と全コアを使う「x CPU」の性能が測定できる
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