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LGA1156版Core i7/i5の新機能に迫る 1/2
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Intel P55で変わったチップセットとCPUの関係
パフォーマンス多角分析 1/3
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LGA1156版Core i7/i5を使いこなすBIOS設定法
Lynnfieldでオーバークロックする 1/2
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Core i7/i5全貌解明
TEXT:宮崎真一
簡単作業で効果てきめん!?
LGA1156版Core i7/i5を使いこなすBIOS設定法
imageCPUの潜在能力を引き出すには、BIOS上で適切な設定を施す必要がある。LGA1156版Core i7とCore i5のパフォーマンスを最大限活かすために、Intel P55マザーボードのBIOSにある重要項目を理解しておこう。
P55マザーのBIOS設定はX58マザーと大きく変わらない
 LGA1156版Core i7/i5に対応するIntel P55マザーボードのBIOS設定は、上位チップセットであるIntel X58マザーボードのものとほとんど変わらない。とくにSerial ATAやUSBなどといったオンボードデバイス関係の設定はまったく同じと言ってよいだろう。

 また、CPU関連の設定に関しても大きな違いはなく、ここで解説しているCステート、XMP、Turbo Boost、Hyper-Threadingの設定は、P55とX58で共通した項目だ。とはいえ、これらの項目がCore i7/i5を使う上で重要であるという点は変わらないし、パフォーマンスアップを狙うならどれも理解すべき機能だ。

 ここでは、ASUSTeK P7P55D EVOのBIOS設定を例に、各項目の機能やその効果について説明していこう。
image今回の検証に使用したIntel P55チップセットを搭載するASUSTeKのP7P55D EVO。充実した機能が特徴のミドルレンジマザーボードだ
C6ステートの有効化で消費電力を大幅に減らすことが可能
初期状態では無効化されているC6ステートの省電力設定
 Core i7/i5では、アイドル時の消費電力を低減する省電力機能「Cステート」が改良され、C6まで用意されている。ただ、理由は分からないが大半のマザーボードでこの機能が無効化されており、有効化するにはBIOS設定を変える必要がある。ここで使用したASUSTeK P7P55D EVOも、初期状態では同機能が無効化されており、「Intel(R) C-STATE Tech」というCステートに関する項目を有効(Enabled)にする必要があった。

 実際に同マザーボードを用い、Cステートを有効/無効にした場合の、アイドル時におけるシステム全体の消費電力を比較してみた。すると、下のグラフのとおり、C6ステートを有効にするだけで10W以上も消費電力が下がっている。すべてのマザーボードのCステート機能が初期状態で無効化されているかどうかは分からないが、消費電力が気になるなら一度BIOSの設定を確認しておいたほうがよいだろう。ただし、有効化することで何かしらの不具合が起きるという可能性もある。おかしな挙動をするようであれば設定を戻そう。
imageCステートの設定を見付けよう
ASUSTeKのP7P55D EVOでは、Cステートの設定はAdvancedメニュー内の「Intel(R) C-STATE Tech」にある。Enabledに設定すると、さらに「C State package limit setting」が現われるので、AutoもしくはC6に指定すれば、C6ステートが有効化される
image
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-870(2.93GHz)
マザーボード:ASUSTeK P7P55D EVO(Intel P55)
メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-16000 DDR3 SDRAM、CL=9、2GB×4 ※2枚のみ使用)
ビデオカード:ATI Radeon HD 4830リファレンスカード、SSD:OCZ Technology Agility OCZSSD2-1AGT120G(Serial ATA 2.5、MLC、120GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP2
メモリOC機能のXMPモードを使ってパフォーマンスアップを狙う
対応メモリの用意が必須だがお手軽に性能アップを図れる
 LGA1156版のCore i7/i5では、Intelが策定したメモリの自動オーバークロック機能「XMP」(eXtreme Memory Profile)を利用できる。XMPはメモリが持つプロファイルに従ってクロックやレイテンシ、電圧などが調整されるので、ユーザーはBIOS上からXMPの項目を有効化するだけでよい。ただし、XMPを使うにはXMPに対応したメモリが必要だ。

 ASUSTeKのP7P55D EVOの場合、Ai Tweakerメニューの「Ai Overclock Tuner」にXMPの設定があり、XMP対応メモリを搭載していれば、「X.M.P.」という項目を選択できる。今回使用したメモリだと、無効時はDDR3-1333で、XMP有効時はDDR3-1600で動作した。

 それぞれのクロックでの性能差をPCMark Vantageで比較したところ、劇的に性能が向上することはなかったが、XMP有効時のほうがやや優れる結果となった。ここ数カ月でDDR3メモリの価格は大きく下落しており、以前は高価だったXMPメモリも手頃な価格で入手できるようになった。さらに高クロックなメモリを用意して性能の底上げを狙うなど、設定もお手軽なので試して損のない機能と言えるだろう。
imageXMPモードを選ぶだけ
XMPを有効化すると自動的にDDR3-1600で動作するプロファイルが選択された。メモリによっては複数のプロファイルを選択できる
imageメモリクロックが上昇
XMP有効時にメモリの動作がDDR3-1333からDDR3-1600に変わったことをCPU-Zで確認(DDRメモリは表示クロックの2倍の速度で動作)
imageXMPを有効化するにはXMP対応メモリが必要
今回使用したCorsair MemoryのXMP対応メモリ「CMX8GX3M4A1600C9」。2GB×4枚セットなので実売2万6,500円前後と割高だが、2GB×2枚セットなら1万1,000円前後と比較的安価に手に入る。DDR3-1600対応のオーバークロックメモリでCore i7/i5対応をうたう
image
Turbo BoostとHyper-Threadingの設定も確認しておきたい
Core i7/i5の基本機能もしっかり押さえておこう
 Core i7とCore i5を使う上で忘れてはならないのが、CPUの自動オーバークロック機能である「Turbo Boost」と、1コアにつき2スレッド分の同時処理を実行可能にする「Hyper-Threading」だ(Core i5はHyper-Threading非対応)。両者ともにパフォーマンスに大きな影響をおよぼす機能だけにチェックは必須である。大抵デフォルトで有効になっているがしっかりと確認しておきたい。

 ASUSTeK P7P55D EVOでは、Advancedメニュー内にそれぞれの設定が用意されており、「Intel(R)TurboMode Tech」と「Intel(R)HT Technology」がそれにあたる。当然Core i5の場合は後者の設定が表示されない。なお、P7P55D EVOの場合、同メニューの「Intel(R)SpeedStep(TM)Tech」を無効に設定すると、Turbo Boostも無効化されてしまうので注意したい。
imageTurbo BoostとHyper-Threadingの設定
P7P55D EVOのAdvancedメニュー内にはCPU関連の設定がまとめられている。Turbo Boostのように性能や安定性などに影響する項目も多く、その意味をよく理解した上での設定が必要だ
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