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Core i7/i5全貌解明
パフォーマンス多角分析
TEXT:鈴木雅暢
エンジン設計の違いを問わず ゲームでも優秀な性能を実証
 次はゲームアプリケーションの性能を見てみよう。マルチスレッドに最適化された新世代のゲームタイトルが登場する一方で、古典的な設計のゲームタイトルも依然として多く存在し、ひとくちに「ゲーム性能」と言っても、少ないテストでは計測しづらい状況になってきているため、今回は4種類のタイトルを用意した。

 まずマルチスレッドへの対応度が高く、CPU性能への要求も高いことで知られるグランド・セフト・オートIV(GTA IV)のテスト結果を見てみよう。2種類の解像度で測定したが、どちらもクアッドコアの上位モデルの間でスコアが拮抗し、Core i7-860やCore i5-750がCore i7-870を逆転するなどスコアの矛盾も見られる。少なくともマルチスレッドに最適化されていてもHTはあまり効果がなく、とくにCore iシリーズの優位性も見られない。AMDのPhenom II X4シリーズも健闘し、上位の一角を形成している。

 「S.T.A.L.K.E.R. ClearSky Benchmark」はチェルノブイリ原発事故をテーマにしたFPSゲームを利用したベンチマークツール。DirectX 10モードでのGPUへの負荷は高めだが、最新ゲームとしてはそれほどCPU負荷は高くない。Dayに比べてNightのほうが差がはっきり出ているが、傾向はあまり変わらない。Core 2シリーズでCore 2 Duo E8500がもっともよいスコアを出しているように、動作クロックの影響が強い。Turbo Boostも有効で、Intel CPUはほぼ順当に(2コアアクティブ時の)クロックに比例した序列だ。AMD CPUではなぜかかなりバラつきが大きくスコアの矛盾も出ているが、スコア自体はCore 2シリーズと同レベルでとくに見劣りしていない。
imageグランド・セフト・オート IV
プレイの自由度が高さや過激な描写から北米で爆発的人気を誇るアクションゲーム。マルチスレッドに最適化されており、CPUへの負荷が高いタイトルとして有名
imageS.T.A.L.K.E.R. ClearSky
「S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl」の続編にあたる最新タイトル。チェルノブイリ原発事故をモチーフにし、ホラー要素なども取り入れた人気FPS
【グランド・セフト・オートIV】
(c)2006-2009 Rockstar Games, Inc. Rockstar Games, the Rockstar Games logo, Grand Theft Auto and the Grand Theft Auto logo are trademarks and/or registered trademarks of Take-Two Interactive Software. Windows and the Windows Vista Start button logo are trademarks of the Microsoft group of companies, and ‘Games for Windows’ and the Windows Vista Start button logo are used under license from Microsoft. All other marks and trademarks are properties of their respective owners. All rights reserved. An internet connection and certain service registrations are required for activation and use of this software. The content of this videogame is purely fictional, and is not intended to represent or depict any actual event, person, or entity. Any similarity between any depiction in this game and any actual event, person, or entity is purely coincidental. The makers and publishers of this videogame do not in any way endorse, condone or encourage engaging in any conduct depicted in this videogame.

【S.T.A.L.K.E.R. Clearsky】
Developed by GSC Game World, (c) Transavision Ltd 2008.Exclusively published and distributed by Deep Silver, a division of Koch Media GmbH, 6600 Hofen, Austria.This product contains software technology licensed from GameSpy Industries, Inc. (c) 1999-2008 GameSpy Industries, Inc.GameSpy and the "Powered By GameSpy" design are trademarks of GameSpy Industries, Inc. All rights reserved.
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 カプコンの「バイオハザード5」は9月に発売されたばかりの最新タイトル。マルチスレッドに最適化されており、AI負荷も高いようで、クアッドコアCPUとデュアルコアCPUで決定的な差が付いた。クアッドコアの中ではCore 2 QuadよりPhenom II X4のほうがスコアがよいが、Core iシリーズはさらにそれをはっきり上回るスコアとなっている。

 スクウェア・エニックスの「The Last Remnant」は定番ゲームエンジン「Unreal Engine 3」を採用したタイトルだ。CPU負荷はかなり軽い部類に入る。1,920×1,200ドットではGPUがボトルネックになっている印象でCPUの違いによる差がほとんど付いていないが、1,280×720ドットではCore iシリーズが飛び抜けており、とくにHTをサポートしたCore i7勢はほかを圧倒するハイスコアをマークしている。IntelとAMDではIntel CPUのほうがよい傾向にあるが、スコアとしてはAMD CPUも十分以上のものがある。
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imageバイオハザード5
2009年9月に発売されたばかりのカプコンの最新アクションアドベンチャー。カプコン独自の「MT Framework」で製作され、マルチスレッド処理に最適化されている
imageThe Last Remnant
スクウェア・エニックス開発の国産RPG。ゲームエンジンとしては「Unreal Engine 3」を採用している。今回は公式サイトで配布されているベンチマークテストを利用した
【バイオハザード5】
(c)CAPCOM CO., LTD. 2009 ALL RIGHTS RESERVED.

【The Last Remnant】
(C)2008,2009 SQAURE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. / Unreal(R) Engine, Copyright 1998-2009, Epic Games, Inc. All rights reserved.
性能、電力効率ともに新世代の実力が浮き彫り
 これまで見てきたように、基本性能を測定する定番ベンチマークテスト、クリエイティブ系アプリケーション、ゲームタイトルのベンチマークテスト、いずれにおいてもLGA1156版Core i7/Core i5は非常に優秀なスコアをマークしている。シリーズ最下位のCore i5-750であっても、Core 2 Quad、Phenom II X4に劣る項目はほとんどないという優秀さだ。大幅に上昇幅が拡張されたTurbo Boostの効果により、近年のCPUでは性能差が付きにくいシングルスレッドアプリケーションのテストでも優秀なスコアをマークし、どんなテストでも動作クロックの高いデュアルコアCPUにも逆転を許していない。この性能に加えて、電力管理機能、省電力機能のブラッシュアップによって消費電力も非常に低く抑えられていることもはっきりと実証された。消費電力はメインストリームへの普及の最大の障害と思われただけに、これで問題はなくなったと言えるだろう。今Core 2シリーズなどを使っているなら慌てて乗り換える必要はないが、これからメインストリームクラスのPCを自作するならば、やはりLGA1156版のCore i7/Core i5が最有力、いや、これしか選択肢はないと言えるくらいのデキにあると言える。
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